マーケティング・ビジネス実務検定 合格のための対策・資格の価値は?

「マーケティングとは何か?」という問いを複数の方に投げかけると、「効率よく集客する方法」「データを分析する」「良い広告を出す」など様々な回答が返ってきます。

確かにどれも正しいのですが、それらはマーケティングの一側面を捉えているに過ぎません。

そもそもマーケティングは企画立案の段階から販売後のアフターフォローまですべての流れに関わってくるもので、なかなか一言で言い表すのが難しいものでもあります。

今回は、断片的になりがちなマーケティング知識を体系化し、普段の実務への取り入れがスムーズに行える「マーケティング・ビジネス実務検定」を詳しくご紹介します。

新任のマーケティング担当者や求職中の学生など、「マーケティングって何?」という疑問を持つ方には本当にうってつけの資格です。

参考:
【2017年版】マーケティング担当者の必須資格一覧13選|AIPPEAR.NET(アイピアネット)
【起業したい方必見】経営者が成果を上げ、分析力をつける資格・知識とは?|AIPPEAR.NET(アイピアネット)

マーケティング・ビジネス実務検定とは

 

 

マーケティング・ビジネス実務検定は、今回実務マーケティング協会が実施する資格資格で2005年に創設されました。
まずは資格の特性を見ながら、マーケティング・ビジネス実務検定はどんな人が受けるべき資格なのか?という点を探ってみましょう。

どんな方が受験するのにオススメ?

マーケティング・ビジネス実務検定には、C級・B級・A級という3等級が存在します。

レベル・対象者合格点料金(税込)
C級マーケティング・オペレーション基礎レベル
(定型業務ができるレベル)
8割

(160点/200点満点)

5,980円
B級マーケティング・オペレーション応用レベル
(業務の運営ができるレベル)
7割

(210点/300点満点)

7,150円
A級マーケティング・戦略レベル
マーケティング・マネジメントレベル
(戦略立案、意思決定や管理、判断業務ができるレベル)
基準なし

(300点満点)

不明

※C級・B級の同時出願:13,130円(税込)
※2017年12月現在の情報です。

 

就職活動など、将来のビジョンを探している学生

C級はマーケティングの定型業務が行える程度の基礎知識を学ぶレベルであり、これからマーケティングを学ぼうとする方が入門編として学ぶには大変適していると言えます。
また、マーケティング・ビジネス実務検定は「特定の業種や業界に捉われない、共通のマーケティング知識の習得ができる
と謳っていることもあり対象範囲が大変幅広いので、就きたい仕事の業種や職種がハッキリしていない学生や求職者でも、
将来的に活かすことのできるマーケティング知識が身につけられるでしょう。

より高度なスキルが欲しいマーケティング担当者

マーケティング・ビジネス実務検定のA級は、取得することでIMSAA認定マーケティング実務士」という資格が付与されます。
これはマーケティングの知識を活かして戦略立案や意思決定ができる実力があるということを担保する証明です。

引用:

「IMSSA認定マーケティング実務士」とは、マーケティングに関する基礎および応用知識を有し、かつマーケティングにおいて管理、判断業務、また戦略立案、意思決定ができる実力を証明する資格です。
この資格は、マーケティング・ビジネス実務検定®A級に合格された方々に自動的に与えられます。
クライアントに対し、ご自身のマーケティング力を示すことができます。

マーケティング・ビジネス実務検定

 

引用にもあるようにA級を取得することでクライアントへのアピールができるうえ、
A級資格試験は最新動向にも対応しており、マーケティング知識の陳腐化を防ぐこともできます。
すでにマーケターとして活躍されている方でも、より高度な知識・スキルを得るのに最適な資格と言えます。

受験申し込みはWEB上から、C級・B級同時受験がオススメ

マーケティング・ビジネス実務検定のホームページを通じてWEBから登録すると、願書ハガキを通じて申し込むことができます。
WEB上でマイページ登録を行うとクレジット決済が利用できるうえ、申し込み履歴の管理等も行うことができ便利です。
C級、B級、A級のすべてを受験しようと考える場合なら、申し込みや受験履歴が管理できるマイページ上からの申し込みがおすすめです。

また、C級とB級は1日で連続受験が可能です。
詳細は後述しますが、B級の試験内容はC級の内容もカバーしているため同時受験は十分可能です。

ただし、合格基準がB級なら7割(210点/300点満点)、C級なら8割(160点/200点満点)なので、ケアレスミスには注意が必要です。
B級には受かったのにC級には落ちた、というケースも多く見受けられるようです。

これから基礎を一から学び始める、という方はC級のみを受験して基礎を固めるのをおすすめします。

難易度

公式ホームページでは、C級、B級、A級の対象者を以下のように表現しています。

 C級:マーケティング・オペレーション基礎レベル (定型業務ができるレベル)
 B級:マーケティング・オペレーション応用レベル (業務の運営ができるレベル)
 A級:マーケティング・戦略レベル/マーケティング・マネジメントレベル
(戦略立案、意思決定や管理、判断業務ができるレベル)

C級は参考書の基礎知識を暗記すればOK!

C級はマーケティング・オペレーション基礎レベルとありますが、かみ砕いて言えば
マーケター担当者からの業務指示が理解でき、適切な作業が行えるレベル」ということです。
C級は基礎的なマーケティング知識を問うレベルであるため難易度は低いです。
運営会社から出版されている参考書(ベーシック版)をていねいに暗記していけば十分でしょう。
時事問題も含まれてはいますが、基礎知識が備わっていれば対応できるレベルです。時事問題への対策として特別なにかする必要はないでしょう。

意識すべきは、合格基準が8割(160点/200点満点)であるという点です。
ほぼ参考書からの出題となるため、ケアレスミスの無いようていねいな暗記を心がけましょう。
運営会社が対策通信講座や集中講義を実施していますが、合格目的であれば受講は不要です。
また、余談ですが参考書の料金が少し割高です。参考書はAmazonで中古品を購入するのでも十分かもしれません。

B級は参考書+過去問で確実に取りに行こう!

B級はマーケティング・オペレーション応用レベルです。言い換えるとすれば、
会社の経営戦略や意思決定に基づいて、マーケティング業務の管理が行えるレベル」でしょうか。

B級もC級と対策方法はほぼ同じです。参考書(アドバンスド版)を熟読していきましょう。
また、公式ホームページにて過去問題(有料)が販売されています。C級との同時受験などでまだまだ知識が浅く自信の無い方は利用するといいでしょう。
基本的には、参考書の熟読→過去問題でテスト→振り返りの繰り返しで問題ありません。

A級は難関!集中対策講義を受講しよう!

A級は「会社の経営戦略にマーケティング視点から関わり、意思決定に携われるレベル」です。
A級は、ほかの等級に比べ実践的な要素の強い試験になります。
ケーススタディやフローチャートの作成など、基礎知識に加えて発想力が必要になります。
対象となる参考書はB級と同じアドバンスド版テキストなのですがおそらく不十分でしょう。
運営会社が実施している「A級集中対策講義」の受講をおすすめします
C級・B級での知識を前提に、A級で必要になる発展的な活用方法を学ぶことができます。

まとめ

今回は、マーケティング業務の基本知識を学ぶことができる「マーケティング・ビジネス実務検定」を詳しくご紹介しました。
これから学び始める方、もっと詳しく知りたい方など多くの方が幅広く対象となる資格です。
ぜひ一度、ご自身の知識レベルを確かめるためにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

参考:
【2017年版】マーケティング担当者の必須資格一覧13選|AIPPEAR.NET(アイピアネット)
【起業したい方必見】経営者が成果を上げ、分析力をつける資格・知識とは?|AIPPEAR.NET(アイピアネット)

AIPPEAR NET 編集部

side bnr

  • IT導入補助金を使って「最大80%」まで補助が受けられるチャンス!!今こそお得にアイピアを導入しよう!
  • 一元管理による効率化で粗利が平均4%改善しました。株式会社コネクシオホーム課長吉田直樹様 リフォーム・建築業の情報管理にクラウドシステム「アイピア」
  • GoogleDrive x アイピア|GoogleDriveで誰でも簡単対応!「改正 電子帳簿保存法対応ガイド」βユーザー募集中!「詳しい情報はこちら」