ウェブ解析士とは?難易度・試験合格のための攻略法を解説!

ウェブ解析士とは?

ウェブ解析士の仕事は「アクセス解析」だけではない!

ウェブ解析士の行う「ウェブ解析」とは、ホームページやブログなどのウェブサイトに関するあらゆる情報を収集・分析し、事業成果を最大化するための行いを指します。Google Analyticsで行うアクセス解析や、インターネット広告の分析などに留まらず、より多くの業務を担います。

言葉だけでは少し分かりにくいかもしれません。まずはウェブ解析士の業務として公開されている情報を見てみましょう。

役割解説
KPI(業務目標)の設定達成したい目的に対して、行動ごとにKPI(目標値)を設定する
計画立案KPIに沿って、ウェブマーケティング計画を立案する
経営戦略との連動ウェブマーケティング戦略を企業の成長計画の一環としてリンクし、

計画を経営戦略そのものと連動させる

情報集計とレポートアクセス分析のほか、類似する競合他社の動向なども併せて

事業の状態を把握する

サイトの改善分析した情報をもとに問題点を把握し、サイトを改善する
ファシリテーション事業に関わる担当者・部署などの円滑な意思決定をアシストする

このように、ウェブ解析士は事業成功のために必要なあらゆる役割が想定されています。Google Analyticsの使い方やGoogle Adwordsについて知りたいというだけであれば、そちらのための資格を受けるべきでしょう。

参考:

 GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)の難易度と対策を解説

 Google AdWords認定資格とは?難易度や試験対策を解説

どんな方が受験するのにオススメ?

ウェブマーケティングの知識を基礎から学びたい方

ウェブ解析士には3つの等級があります。

等級解説
ウェブ解析士解析ツールのデータを解析して適切な評価ができる
上級ウェブ解析士ウェブ解析に基づくコンサルティングができる
ウェブ解析士マスターウェブ解析士、上級解析士の講師・指導ができる

ウェブ解析士の資格は、前述したようにWebマーケティングの全体を包括的に学ぶことができます。Google Analyticsでのアクセス解析方法はもちろんのこと、Webマーケティング業務を行う前準備から、アクセス解析後のアクションまで丁寧に解説しているので、これからウェブマーケティングの世界に足を踏み入れようとしている方には大変おすすめできる資格です。

また、既にウェブマーケティング業務に就いている方でも必要知識を断片的に覚えているだけという方は多いものです。独創的なアイディアを生み出すためには基礎を固める必要があります。知識の標準化という意味でも受験価値は大いにあるでしょう。

ウェブサイト改善やアクセス解析のコンサルティング業務を行いたい方

ウェブ解析士のひとつ上の等級に、「上級ウェブ解析士」という資格があります。これは、Web解析士が行う業務をより高度に行いつつ、コンサルタントを養成することを目的としています。自社あるいはご自身のウェブサイト解析・改善だけでなく、ウェブマーケターとして独立した業務を行いたい方は取っていると有利な資格です。

また、上級ウェブ解析士は取得していることを名刺に記載している方も多い資格です。顧客がコンサルタントを信用する際の指標にもなりますので、ウェブ解析士を取得したあとで受験を検討すると良いでしょう。

ウェブマーケティング関連の人脈や新たな仕事が欲しい方

ウェブ解析士は、合格者同士のコミュニティがあることでも有名です。合格後は、ウェブ解析士協会の会員として様々な講演や会員同士のコミュニティに参加することができます。スキルの取得だけでなく、人脈を増やす意味でも大変価値がある資格です。独立を考えている方などは特に効果的なのではないでしょうか。

受験までの流れ、対策

まず無料セミナーを受講して、全体像を把握しよう 

受験の手続をする前に、まずは無料セミナーを受講してみましょう。無料セミナーはウェブ解析士協会の事務局や、協力業者が実施しています。実施するところによって内容には差がありますが、一例としては以下のようなものです。

ウェブ解析の基本を説明してくれるセミナーなので、ウェブ解析士の受験を検討していなくても役に立つ内容ばかりです。

【無料セミナーのカリキュラム例】

  • アクセス解析の種類
  • アナリティクスの基本的な設定方法
  • 分析の基本(視点や分析手法など)
  • ウェブ解析士の紹介

認定講座(有料)で対策しよう

無料セミナーを受けてウェブ解析士への受験を決断したら、いきなり受験するのではなくまずは認定講座を受講しましょう。制度上は講座を受講しなくても受験すること自体は可能です。その場合は受験申込時に贈られる無料テキストで対策することになります。

ただし、必要な知識について熟知していない限り講座なしの合格は難しいでしょう。試験時には専門用語や計算公式はもちろんのこと、ウェブ解析士ならではの解析視点などが含まれます。普段業務でウェブマーケティングに携わっていてある程度知識がある方も、改めて知識を体系化するためにも受講しておくことをオススメします。

公式参考書はかなりのボリューム。しっかり見通そう(300ページくらい)

出題される問題の多くは、公式参考書にも記載されています。専門用語や計算式、表やグラフの使い方などはしっかり頭に入れていきましょう。

ウェブ解析士とは?難易度・試験合格のための攻略法を解説!

ちなみに、試験当日はこの専用参考書と電卓の持込が可能です。とはいえ試験時間は60分しかないので、解答を1から調べている時間はありません。しっかりと頭に入れたうえで、備忘録として使えるように準備しましょう。

最後に、模擬テストで予行演習をしよう

ウェブ解析士の公式ホームページから、模擬テストを受けることができます。5問編成の簡単なテストですが、更新すれば別の問題にチャレンジすることも可能です。受験直前の予行演習として繰り返し挑戦してみましょう。

【模擬テストはこちらから】

https://www.waca.associates/jp/materials/exam_sample/

試験概要

項目概要
受験日ウェブ解析士認定講座を受講した1週間後
受験形式CBT形式、選択式問題
試験時間60分
問題数65問
合格通知受験後すぐに結果が分かります

 

参考:

 CBTとは?コンピューターで資格試験をより気軽なものにしよう

難易度

事前知識だけで合格するのは難しい…

前述したように、ウェブ解析士の試験は専門用語や計算式がたくさん出題されるうえに独自の考え方に基づいた解答もあります。専用参考書や講座で準備すればじゅうぶん対策出来ますが、自分の経験のみ受験しようと思うと食い違いが起こりやすい試験です。

講座、参考書、再試験…諸々結構なお金がかかる

とはいえ、対策するための様々なコンテンツには結構なお金がかかるのも事実です。

【受験や試験対策にかかる費用】

  • 公式テキスト・・・ 4,320円(税込)
  • 有料講座・・・10,800円(税込)
  • 試験費用・・・17,280円(税込)
  • 再試験・・・11,880円(税込)

このほかに、合格後の維持費としてウェブ解析士協会の会員費用として2年目から毎年6,480円(税込)がかかります。資格を維持するかどうかは検討の余地がありますが、ひとまず合格するためのコストとして公式テキストと講座費用がかかるものと思っておいたほうがよさそうですね。

まとめ

ウェブ解析士は、ブログやホームページなどを分析し改善する知識を得るためには大変価値のある資格です。費用はかかりますがぜひ受験して体系的な知識を手に入れてください!

参考記事

【2018年版】マーケティング担当者の必須資格一覧13選

マーケティング・ビジネス実務検定 合格のための対策・資格の価値は?

【起業したい方必見】経営者が成果を上げ、分析力をつける資格・知識とは?

 

AIPPEAR NET 編集部

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