【リフォーム会社向け】発注時に粗利低下を抑えるためのノウハウ2選

リフォーム工事は、あらゆる場面で「粗利率低下」のリスクを抱えています。
商談の段階や見積作成の段階での粗利率低下の防止策は本ブログでもいくつか紹介してきました。

<参考記事>
◆粗利低下を徹底的に防止する4つのタイミングとは
◆原価計算書を作成して粗利率低下を防止
◆リフォームの見積に取り入れるべき「予備原価」とは
◆粗利?純利?営業マンが理解しておくべき「利益」の違いとは
◆建築業・リフォームに特化した見積ソフト比較一覧

今回は、営業マンが見積を終え受注してからの粗利管理について紹介します。
無事契約をもらったとしてもリフォーム工事はまだまだ油断できません。

発注したり、請求書を受け取ったりと業者とのやり取りでも粗利率低下のリスクを抱えています。

発注作業を効率化・粗利安定するポイント

発注作業は、フローによっては作業時間が長くかかってしまったり
必要以上に支払いをしてしまったりとデメリットを抱えてしまう可能性があります。

以下のポイントが御社で行えるか検討してみましょう。

  • 発注を人工ではなく「工事」単位で行う
  • 指値発注を行う
  • 原価計算書の金額をベースに発注を行う

①発注を人工ではなく「工事」単位で行う

リフォーム工事の発注単位は主に「人工」で作成されます。
職人さんが何人、どれくらいの時間を使って作業してくれるのかという基準ですが
人工単位だと下請け業者によって作業時間にバラつきがあるために
時間がかかる協力業者ほど発注費用が高額になってしまいます。

最終的な成果によほどの差が無い限り、リフォーム会社やお客様側の不利益になるので
工事単位での発注に切り替えられないか検討してみましょう。

工事単位で発注する、ということは作業時間に関わらず
同じ内容の工事には同じ金額を支払うということになるので
下請け業者の作業効率に原価が左右されることが少なくなります。

とはいえ、天候に左右される等の例外時の取り決めや
現場単位の金額を予め下請け業者と確認して双方不利益が無いよう取り組む必要はありますが
まずは標準的な工事だけでも工事単位で発注することで作業効率を上げ、粗利率低下を防げます。

 工事単位で発注することによるメリット

  • 一度単価を設定しておけば流用できるので、実行予算の作成が高速化する
  • 状況によって変わる人工単位から脱却することで実行予算額が一定化する
  • 工事中にイレギュラーな原価追加が起きにくく、発注時と請求書戻り時で相違が少なくなる

 工事単位で発注する為に準備すること

  • 予め下請け業者に現場を下見させ、見積書を作成してもらう
  • 工事単位の基準金額を下請け業者に設定してもらう
  • 長期的な雨天で工事が中断される際など、例外時の増額対応について取り決める

②指値発注をする

①に類似した方法ではありますが、こちらはより粗利低下を防ぐことを目的にした施策です。
粗利率低下のきっかけとなりうることのひとつに「発注時の金額と請求額がかなり違う」ということがあります。

これには様々な原因が考えられます。

  • 現場で作業中に、職人がお客様からの注文を受けた
  • 担当者の知らない工事請求書が送られてきて誰も気づかなかった
  • 現場調査の際に未確認だった箇所でトラブルが起き、担当者確認を待たず処置をした

いずれにせよ、原因の多くは担当者が把握していない場所で発生します。
これを解決するには、まず電話発注を止めて必ず発注書を作成するのは当然として
「申告を受け、承認した工事に関すること以外は支払わない」という意思を明確に伝えておくことです。

これを確実に実施するために、指値発注への導入を実施しましょう。

「指値(さしね)発注」とは元請けが下請けに対して希望価格を指定して工事発注をすることを言います。
①ではこの指値が工事単位だったわけですが、下請け業者ごとに事前に見積をとって合意した金額で発注しましょう。

パッケージ工事などのおすすめ商品の指値を予め決めておけば、
毎回金額確認する手間も減り、見積作成時間を減らすことも可能です。

 指値発注を行うメリット

  • 標準的な工事は都度の金額確認が不要になり、見積作成や発注の手間が減る
  • 変更や追加がある場合に必ず報告してもらう仕組みにして、予定外の粗利低下を防げる
  • 発注書と請求書の金額差を小さくできる
  • 見積作成時間や発注書作成時間を短縮できる

 指値発注をするために準備すること

  • 下請け業者と予め打合せ、見積作成を依頼しておく
  • 工事やパッケージなど単位ごとに指値金額を両者合意のうえ設定する

 【重要】指値発注を実施するにあたって注意すること

指値発注は建設業に多い考え方ですが、元請け業者が
あまりにも都合よく指値を設定すると建築業法上違反になる恐れがあります。

  • 元請けが下請け業者に対して十分な見積期間を設けずに、その場で提示した金額で契約締結させる
  • 金額について合意がない段階で着工をさせたうえ、金額の交渉・協議に応じない

これらは間違いなく法的に罰せられることになります。
基本的に「下請けとの十分な協議をする」「お互いの合意を以て指値を決める」ことを忘れないようにしましょう。

まとめ

今回は、発注時に粗利率低下を防ぐノウハウとして「工事単位発注」と「指値発注」を紹介しました。
紹介した内容は下請け業者としっかり仕組みを構築できれば、粗利率低下を防げるだけでなく
見積作成の時間や発注書作成の時間短縮にも繋がります。

また、これらを設定したうえで更に作業効率化をするために
見積情報をもとに発注書を作成出来たり、発注書を印刷できる管理システムを導入するのもおすすめです。

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  • 一元管理による効率化で粗利が平均4%改善しました。株式会社コネクシオホーム課長吉田直樹様 リフォーム・建築業の情報管理にクラウドシステム「アイピア」
  • 読むだけであなたの会社に必要なことがすぐに解かる!建築業・リフォーム関係者必見の業務効率化ノウハウまとめ
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