リフォーム・建築業界にはさまざまなシステムがあります。
システムによってコンセプト(解決すべき事、実現すべき状態)が異なるので
自社に合っているかどうかを検討するのが大変ですよね。
そこで、今回は1つの視点として
「元建築会社、元リフォーム会社が作ったシステム」を紹介します。
元現場担当者がシステムを作るという利点
もともとリフォーム会社などの建築業界に在籍していて
その時に効果的だったノウハウを標準化するためにシステム開発していたり、
手間になっていた業務を効率化するシステムとして開発されているのが
「元同業者」の作るシステムです。
そのためシステムのコンセプトに共感しやすく、
自社に合っているか合っていないかのイメージが付きやすいのがメリットです。
システムに関する記事はこちら
代表的な「元同業者システム」3選
1.ダンドリワークス
もともとは滋賀でリフォーム会社を経営していた代表が、社内起業を経て独立させたシステム会社です。
建築業界では当時から当たり前とされる「電話やFAXによるアナログでの連絡」で
作業の重複やミス・漏れが発生している状況を憂いて、ダンドリワークスは開発されました。
- 現場で必要な情報を、1度の入力で関連業者や職人と共有する
- 地図アプリと連動するなど、現場での使い心地を重視
- 社内以外の人が使うことも考慮して情報の閲覧権限等のセキュリティ対応も十分
2.目視録
一級建築士事務所として住宅診断の仕事に従事していた経営者が
2001年ごろに起業して作られたのがこの住宅履歴情報システム「目視録(もくしろく)」です。
2001年ごろリリースということでかなり長い歴史があり、
今では経産省の表彰を受ける等、業界で一定の地位を確立させています。
- 施工履歴を共有でき、写真の撮り忘れ等も防止できる
- 報告書作成が簡単に行える
- 施工状況をリアルタイムで把握・確認できる
3.段取太郎
マンションの修繕工事や無い外壁リフォームを行っていた左官工事会社が開発したシステムです。
社外で予定を確認する時には「事務所に電話してホワイトボードの写真を送ってもらう」しかなかった
という困りごとをシステムで解決したのが「段取太郎」です。
アナログなリフォーム会社にありがちな、「予定のホワイトボード管理」。
これをシステム化したうえで、現場スタッフでも使いやすい形に完成されています。
- ホワイトボードに付箋を貼るイメージで、感覚的にカレンダー機能が使える
- スタッフの予定や配車状況もまとめて管理できる
- 人工の自動集計が可能
まとめ
今回は、システム検討の視点として
「元同業者」が作ったシステムがある、という視点を紹介しました。
とはいえ、実際に御社の業務に完全マッチするかは分からないので
試用版を使ってみる等も交えながら検討を進めてくださいね。
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