労働生産性とは?建築業向け管理システムで向上させる方法

労働生産性とは?建築業向け管理システムで向上させる方法

労働生産性は、経営者にとって非常に重要な指標です。
日本の労働生産性は、世界的にも低く近年はさらに減少傾向にあります。
そのため、建築業をはじめとする様々な業種で、労働生産性を見直す必要があります。

そこで今回は、そもそも労働生産性とは何か、労働生産性向上を見込めるシステムに関して詳しく解説します。

労働生産性とは?

労働生産性とは、①もしくは②を表す指標です。

  1. 従業員1人当たりに生み出す成果を数値化したもの
  2. 1時間当たりに生み出す成果を数値化したもの

生産性の基本の計算式
生産性 = 成果 ÷  労働量(労働者数 × 労働時間)

労働生産性の計算式には「物的労働生産性」、「付加価値労働生産性」の2種類の式があります。
建設業で、労働生産性を表現する場合は、付加価値生産性の方が分かりやすいです。

①「物的労働生産性」は労働量に対してどのぐらいの物(数量)が生産されたのかを表す式です。

物理的生産性 = 生産量 ÷ 労働量(労働者数 × 労働時間)

②「付加価値働生産性」は労働量に対してどのぐらいの付加価値額(粗利額)が生産されたのかを表す式です。

付加価値生産性 = 付加価値額 ÷  労働量(労働者数 × 労働時間)

※付加価値額(粗利) = 売上 – 売上原価(外注費、材料費、現場経費)
要するに、従業員一人あたりの粗利額と言えるでしょう。

  • 施工管理システム

業種別に見た、労働生産性について

下記は労働生産性について、経済産業省が業種ごとの労働生産の変化について研究した結果がまとめられており面白い資料です。

第6回サービス産業×生産性研究会 事務局説明資料 ~これまでの議論の整理~

一部抜粋しておりますが、建設業は全産業の平均値より少し高いようです。

建築業向け管理システム アイピアで労働生産性を向上させる

建築業向け(リフォーム・工務店)管理システム アイピア
アイピアは、建築業で必要な機能(顧客管理、見積書作成、原価管理、発注管理、入金管理、工程表、出面管理など)が揃っており、クラウドで一元管理ができる管理システムです。
それでは、アイピアを活用した場合の労働生産性を向上させる方法をご紹介します。

現状を把握する

まずは、アイピアで粗利管理を行うことで、現状を把握します。
どのぐらいの工事件数があり、1現場あたりの売上、原価、粗利、粗利率を帳票で確認しましょう。

粗利率が低い原因を考察し、対策する

完工一覧などから粗利率が低い現場が存在していないか確認する。
粗利率が低い現場の原因を調査する。要因は様々です。
例えば、現場管理者、発注先、工事種類、お問い合わせの発生源、現場住所など、どこに原因があるか考察し対策しましょう。

業務効率を向上させる

アイピアでは、様々な情報を一元管理することで下記の作業の業務効率の向上を図ることができます。

見積書の作成時間の短縮

見積マスタ(単価表)、過去の見積取込や一括粗利額反映機能を活用し、作成時間を短縮させることができます。

情報の検索時間の短縮

エクセルなどで現場管理した場合、請求書情報、工程表、発注情報などバラバラに管理されてしまうため、必要な情報の検索に時間がかかってしまいます。
企業の歴史が長くにつれて、情報の検索にかかる時間は増加しているはずです。
ひどい場合は、情報事体が紛失されている場合もあります。

アイピアのようなシステムで一元管理することで、紛失することを防ぐことに加え、検索する時間を大幅に削減することができます。

従業員の成長を促す

労働生産性を向上させるには、従業員の成長が必須となってきます。

アイピアでは、先輩が作成した見積書や出面表、工程表などを簡単に閲覧する事ができるため簡単に学習する事ができます。
また、それらの情報を再利用する事も可能なため、標準化され、営業によって金額に差額がでてしまう事を減らすことができます。

その他にも、情報を共有することで、先輩からの指導が容易になり、適切な指示を出すことができます。

従業員の退社時によるリスクの低下と引き継ぎ時間の短縮

従業員は様々な理由で退社してしまうことがあります。
その際に、属人化されていた場合は、引き継ぎに多くの時間を割くことになってしまいます。
酷い場合は、引き継ぐことができないまま、退社することも考えられます。
その時に困らないように情報を共有し、属人化がない組織を目指す必要があります。

アイピアは、クラウド型の一元管理システムであるため、情報がシステム一つで管理される上、外出先でも情報を確認することができます。

属人化とは?あなたを苦しめる原因と簡単な標準化手順

労働時間の把握

アイピアでは、勤怠管理機能も含まれています。
勤怠情報もクラウドでリアルタイムに確認できるため、残業時間を把握し、無理な労働になっていないか注意しましょう。

特に、建設業でも2024年4月から新しい36協定を守る必要があります。
新しい36協定に準じるには、クリアすべき課題が多くあるのではないでしょうか?
早めに対策を考えた方が良いでしょう。

『建設業』36協定とは? 2024年4月までに必ず準備しておくべき事。

まとめ

労働生産性について解説しましたが、企業にとって、労働生産性はとても大切な指標です。
自社の労働生産性を計算し、向上させていくことが企業の成長になります。

また、労働生産性を向上させるには、記事内で紹介させていただいた「建築業向け管理システム アイピア」以外にも様々な方法やITツールが存在します。
CADを利用した積算システムや、施工管理アプリなど、そちらも検討してはいかがでしょうか?

施工管理ソフト・アプリおすすめ15選と選択のポイントとは?

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AIPPEAR NET 編集部

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