Webアナリスト検定とは?難易度や試験対策を解説!

これからの時代、集客やブランディングを行うためには必ずWebの力を借りる必要があります。今回は、ホームページやブログなどのWebサイトを分析・改善できる存在として注目されている「Webアナリスト」のスキルが学べるWebアナリスト検定をご紹介します。

そもそも、「Webアナリスト」とは?

企業ホームページやブログなどのWebサイトがユーザーの目に留まり、興味を持ってもらうためには良質なコンテンツの作成や広告出稿などSEO対策が必要です。

それらの施策を成功させるためには、Webサイトの現状を分析し、解決するための仮説を立て実行するプロセスが必要です。このプロセスを繰り返すことで、より良いWebサイトが作られるのです。

そのようなプロセスでWebサイトを分析、改善を行う人のことをWebアナリストといいます。

Webアナリスト検定とは?

Webアナリスト検定は、Webアナリストがホームページやブログなどの分析・改善を行うための基礎知識を学べる資格検定です。

主にGoogle Analytics(アナリティクス)を活用したアクセス解析の方法や、アクセス解析のための基本的な知識を中心に学ぶことができます。

似たような方向性を持つ資格に「ウェブ解析士」という資格がありますが、こちらは実際にWeb解析などを行った経験のある人のほうが理解やすい、少し上級者向けです。

これからWebアナリストを目指す、1から学び始める方はぜひこの「Webアナリスト検定」を活用してください。

どんな方が受験するのにおすすめ?

Webアナリスト検定には、等級の設定などがありません。Web解析に関する入門資格として利用できるでしょう。

これからホームページやブログの運営を始める方

Webアナリスト検定では、Web解析のために必要な基本的な知識を広く学ぶことになります。基本的なカリキュラムは以下の通りです。個人的にブログを開設したい方、あまり知識がないままにホームページ担当を任されてしまった方など、「やりたいけれど何も分からない」という方にうってつけの資格です。

これらのカリキュラムを専用テキストで丁寧に理解することができます。

カリキュラム概要

Webアナリストとは

 Weアナリストの行う業務範囲・必要となるスキル等の概要

ユーザーフローに沿ったデータ分析の考え方

 ユーザーの行動ステップ「流入」「回遊」「コンバージョン」「リテンション」に関する概要

集客・流入

 集客方法の基本、流入時の注目ポイントや用語・分析計算式

回遊

 回遊で見るべき「直帰」「離脱」や、分析手法

コンバージョン

 コンバージョン時の課題発見・解決のための基礎知識

リテンション(リピート)

 ユーザーのリピート化状況の分析手法

デジタルマーケティング概論

 デジタルマーケティングの概念、Web改善のための施策提案

コミュニケーションプランニング

 ビジネス分析のための分析手法やコミュニケーション戦略

データマネジメント

 Web改善のためのデータ分析、PDCA、データドリブンマーケティング

問題深堀のための調査・分析の手法

 ヒューリスティック評価、ユーザー観察、インタビュー等のユーザーの本音の探り方

Webアナリスト検定とは?難易度や試験対策を解説!

 

より深く学びたい方へは「ウェブ解析士」をオススメ

Webアナリスト検定では上記のカリキュラムを満遍なく学んでいきます。そのため、「より有効なGoogle Analyticsの使い方や新しい機能を知りたい!」など、ある程度Web解析について知っていて具体的に知りたいことが明確な方や、もっとよく知りたい方には内容が物足りないと感じられてしまうでしょう。少し上級者向けの資格に「ウェブ解析士」という資格があるので、そちらを受験することをオススメします。

  参考:

   マーケティング担当者の必須資格一覧13選|AIPPEAR.NET(アイピアネット)

試験対策

テキスト→講義受講(5時間)で理解度を高めよう

受験手続が終われば、専用参考書が郵送されてきます。この参考書で試験対策することも十分可能ですが、ぜひ講義を受講してください。参考書のみの受験よりも料金が少し上がってしまいますが、実際に企業でWebアナリストやマーケターとして活躍されている専門家が講師を務めてくれます。参考書を少し掘り下げ、用語解説も行ってくれるため、合格率は飛躍的に上がります。

講義カリキュラムは以下のとおりです。基本的には参考書の内容から抜粋した内容ですが、試験対策を兼ねた用語解説が含まれます。

 

講義カリキュラム

(テキスト内容に対応)

詳細
WebアナリストとはWebアナリストに求められること、必要なスキルや役割について
・Webアナリストの定義・実務・スキル
ユーザーフローに沿ったデータ分析の考え方データ整理の考え方、Webサイトのボトルネックを特定していく流れについて
・目標の設定
・KPI設計の方法
・Web解析の進め方
・演習
・ユーザーフローに沿ったデータ分析とは ポイントの振り返り
・検定試験対策 演習
集客フェーズ数ある集客手法を整理し、広告と非広告に分けて分析のポイント
・集客・流入とは・用語・計算式
・Google Analytics 分析例
・ポイントの振り返り
回遊フェーズ回遊分析におけるポイントと、能動的にデータ取得を行う技法
・回遊とは
・用語・計算式(1)~(5)
・Google Analytics分析例
・ポイントの振り返り
コンバージョンフェーズ基本的な分析視点に加え、ファネル分析やEFOなど具体的な手法
・コンバージョンとは
・用語・計算式
・Google Analytics分析例
・ポイントの振り返り
リピートフェーズCRMやソーシャルメディアの概念、具体的な分析の手法
・リテンション(リピート)とは
・新規獲得コストと顧客維持コスト
・顧客ライフサイクルとLTV
・One to Oneマーケティングの実現
・CRM分析手法
・CRM分析例:RFM分析
・ソーシャルメディアの利用目的
・企業とユーザーの異なる目的
・エンゲージメントを高める3フェーズ ソーシャルメディア分析
デジタルマーケティング概論コミュニケーションの変化(企業、メディア、デバイス)、Webサイトに求められる目的と役割
・マーケティン・グコミュニケーションの変化
・Web中心に変化した4つの理由
・コミュニケーション設計
・デバイスの多様化
・ポイントの振り返り

――公式ページより抜粋

資格試験の勉強方法は分かるから受講はいらない!という方にも講義受講はオススメします。Webアナリスト検定の最大の目的は資格取得というよりは、Web解析の基本を学ぶところにあります。基本を学ぶという意味では、この講義は大変価値のあるものです。

合格率はおよそ80%と言われています。基本的な情報のみが取り扱われるので、丁寧にテキストと講義で学べば問題なく合格できるでしょう。

合格後のサポート体制も充実

運営している日本ウェブ協会(JWA)には様々な企業・法人団体も所属しており、なかにはWebアナリストへのサポートを行う企業もあります。下記は株式会社TooがWebアナリスト検定保有者向けに行っているWebサイト運営のスキルアップを目的としたセミナーです。他にも関連する法人会員から様々なサポートが受けられるのもこの検定の魅力です。

Webアナリスト検定とは?難易度や試験対策を解説!

 

受験方法

公式ホームページから検定スケジュールを確認してください。試験は複数の会場で行われており、それぞれJWAの法人会員にて実施されています。

受講料(税込)25,920円

※ 受験料+テキスト・講義受講料+認定カード代等含む

※実施企業によって、講義受講不要のものもあります。

講座時間5時間(複数回の10分間休憩があります)
持ち物筆記用具、電卓
場所実施企業によって変わります
配布物テキスト
確認URLhttps://www.jwa-org.jp/webanalyst/#schedule

まとめ

Web解析の基本を専門家の講義から学べ、
合格後のサポートも受けられる「Webアナリスト検定」を紹介しました。
これからWeb業務に携わる方がスタートダッシュするのに適した資格です。ぜひ受験を検討してみてください。

AIPPEAR NET 編集部

side bnr

  • IT導入補助金を使って「最大80%」まで補助が受けられるチャンス!!今こそお得にアイピアを導入しよう!
  • 一元管理による効率化で粗利が平均4%改善しました。株式会社コネクシオホーム課長吉田直樹様 リフォーム・建築業の情報管理にクラウドシステム「アイピア」
  • GoogleDrive x アイピア|GoogleDriveで誰でも簡単対応!「改正 電子帳簿保存法対応ガイド」βユーザー募集中!「詳しい情報はこちら」