建設現場では、工程管理・写真整理・報告書作成など、日々の業務が複雑化しがちです。
こうした“現場の情報整理”をもっとシンプルにし、生産性を高めたい――そんなニーズに応えるツールとして注目されているのが BUILDY NOTE(ビルディーノート) です。
クラウド上で情報をまとめて管理できるため、現場担当者とバックオフィスの連携がスムーズになり、記録の漏れやムダ作業の削減にもつながります。
本記事では、BUILDY NOTEの特徴や搭載機能、導入メリットをわかりやすく解説し、どのような企業に向いているのかを整理してご紹介します。
時間削減・利益UP・情報共有ができる
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BUILDY NOTEとは?
『BUILDY NOTE』は、建築業界の生産性と品質向上を支援するクラウド型の業務管理システムです。
AXSデザイン社が石川県内の新築着工数で1位を獲得した際の業務効率化のノウハウをもとに開発されました。
工程表作成だけでなくスケジュールやメッセージ、顧客管理や原価管理も可能です。
現場監督不足や働き方改革の推進、職人確保に悩む建築業界の企業におすすめの現場管理アプリです。
製品概要
| 対象従業員規模 | 全ての規模に対応(特に中小規模) | ||
| 提携形態 | クラウド型 | ||
運営会社『株式会社フィックス』について
BUILDY NOTEを運営している『株式会社フィックス』についてご紹介します。
| 会社名 | 株式会社フィックス |
| 所在地(本社) | 〒920-0901 石川県金沢市彦三町2丁目2−18 FIXビル |
| 代表者 | 松本唯史 |
| 設立 | 1988年5月12日 |
| 資本金 | 1千万円 |
| 事業内容 | デジタルコンテンツの企画・制作・ASP事業 |
| 主な沿革 | 1988年5月 会社設立 |
工事管理システムについての記事はこちら
BUILDY NOTEの評価・口コミは?
BUILDY NOTEの概要について紹介しました。
では実際、BUILDY NOTEはどのような評価を受けているのでしょうか。
口コミを確認しましょう。
自社にあったカスタマイズができ、工程が見やすくなった
(5/5)
トップ画面のスケジュールに関わりのある工程が見え、わかりやすい。 当社に合ったやり方にカスタマイズしやすい。(打ち合わせして教えてくれる)
たまに開くのが遅いときがある(こちらの環境にもよるかも) 汎用性が高いので、色々な状況にも対応できるが、その分設定が細かいため、初期設定が時間かかる
ペーパーレス、工程管理の一元化が出来る。業者も使い方にすぐ慣れることができる為、わかりやすいシステム。 報告書の書式が簡単に作れて、写真アップロードもしやすい。
業務の進捗管理の効率化や漏れが改善できた
(4/5)
工程管理を行う上でこれまでは、工程表、他工事との関連、業者振分け、業者への連絡、設計図書、施工資料関連、工程打合せ、進捗問合せなど全てがバラバラのファイルや保存場所であったので、目的の物を捜すのに時間がかかったり、メール添付やFAXなど紙媒体でやりとりしていた ファイルやメッセージの機能によって、時間短縮、ペーパーレス化が図れた。
スケジュール機能をつかうことで業務の進捗管理の効率化を実感している。
メッセージ機能をつかうことで関係者への周知漏れが改善ができた。
業務の進捗管理の効率化や漏れが改善できた
(4/5)
工程管理を行う上でこれまでは、工程表、他工事との関連、業者振分け、業者への連絡、設計図書、施工資料関連、工程打合せ、進捗問合せなど全てがバラバラのファイルや保存場所であったので、目的の物を捜すのに時間がかかったり、メール添付やFAXなど紙媒体でやりとりしていた ファイルやメッセージの機能によって、時間短縮、ペーパーレス化が図れた。
スケジュール機能をつかうことで業務の進捗管理の効率化を実感している。
メッセージ機能をつかうことで関係者への周知漏れが改善ができた。引用元:BUILDYNOTE(ビルディーノート)の料金・評判・口コミについて – ITツール・Webサービス比較サイト| STRATE[ストラテ]
BUILDY NOTEの特徴・機能

ここからは、BUILDY NOTEの具体的な特徴、機能についてみていきましょう。
BUILDY NOTEの特徴
ここでは、BUILDY NOTEの主な特徴を3つご紹介します。
BUILDY NOTEの主な特徴
- 現場情報を一元化し、社内共有をスムーズにできる
- 写真整理・報告書作成を効率化し、記録作業の負担を大幅に削減
- シンプルで扱いやすいUIにより、ITが苦手な現場でも導入しやすい
現場情報を一元化し、社内共有をスムーズにできる
BUILDY NOTEは、バラバラになりがちな「写真・図面・工程・報告書」といった現場情報をクラウド上で一元管理できる点が大きな特徴です。
紙や個人スマホに依存していた記録をまとめて整理できるため、情報の抜け漏れや、担当者ごとの作業品質のばらつきを減らすことができます。
また、リアルタイムでデータが共有されるため、現場担当者と事務所の連携がスムーズになり、指示や確認の手戻りも軽減されます。
社内の情報フローを整え、生産性向上を図りたい企業にとって効果の高い仕組みです。
写真整理・報告書作成を効率化し、記録作業の負担を大幅に削減
建設現場では、日々の写真撮影や整理に多くの時間を割かれています。
BUILDY NOTEでは、撮影した写真が自動でクラウドに保存され、さらに工事ごと・工程ごとに紐づけて管理できるため、手作業の分類作業がほとんど不要になります。
報告書もテンプレートに沿って自動生成できるため、日報や実績報告の作成時間を短縮できます。
これにより、担当者は報告書作成に追われる時間が減り、本来の現場管理や品質確認に集中できるようになります。
シンプルで扱いやすいUIにより、ITが苦手な現場でも導入しやすい
BUILDY NOTEは、専門知識がなくても直感的に操作できるシンプルなデザインが採用されています。
複雑なメニューや多機能すぎるシステムに抵抗がある企業でも、スムーズに運用を開始できる点が評価されています。
スマートフォン・タブレットにも最適化されており、現場での撮影や記録がストレスなく行えるため、ITツールを使い慣れていないスタッフでも継続利用しやすい環境が整っています。
導入時の教育コストを抑えつつ、全社的なDXを推進したい企業に向いています。
BUILDY NOTEの機能
BUILDY NOTEには、さまざまな機能が搭載されています。
主な搭載機能は以下の通りです。
BUILDY NOTEの主な機能
- 工程・スケジュール管理(工程表/横断工程表/カレンダー連携)
- 図面・写真・資料の共有管理(図面管理/通知/メッセージ機能)
- 仕事台帳・顧客台帳・見積作成(顧客管理/見積作成/ODB)
- 原価・受発注・入出金管理(原価管理/受発注/請求・支払)
- 現場の記録・日報・検査業務(出面管理/検査・報告)
工程・スケジュール管理(工程表/横断工程表/カレンダー連携)
BUILDY NOTEは、現場ごとの工程表から担当者別のスケジュールまで、日々の予定管理を一つの画面で整理できる点が大きな特徴です。
従来はエクセルで作り直していた工程表も、テンプレート化された編集機能によって短時間で作成でき、更新内容は自動で関係者に共有されます。
また、担当者別・業者別・現場別に横断的に予定を確認できるため、手配漏れやダブルブッキングの防止にも役立ちます。
クラウド上でリアルタイムに最新情報にアクセスできるため、現場管理の効率化とコミュニケーションの質向上を同時に実現します。
複数工事の同時編集と過去データ活用で積算スピードを最大化
図面や資料、現場写真などのファイル管理もBUILDY NOTEに集約できます。
ドラッグ&ドロップでアップロードでき、更新時には自動通知が送られるため、最新版の共有漏れを防止できます。
また、閲覧権限を細かく設定できるため、協力会社や外部パートナーとも安全に情報交換が可能です。
さらにメッセージ機能を使えば、写真や図面をそのままチャットに添付できるため、別アプリを併用する必要がありません。
現場と事務所の連携が素早くなり、資料を探す手間や指示の行き違いを大きく減らすことができます。
仕事台帳・顧客台帳・見積作成(顧客管理/見積作成/ODB)
BUILDY NOTEでは、仕事台帳や顧客台帳を中心に、工事情報を体系的に管理できます。
顧客の履歴や案件の進捗が一つにまとまり、見積書の作成も過去データを参照しながらスムーズに行えます。
さらに、原価を意識した見積作成に対応しており、顧客向け見積と原価データを連動させることで、利益確保しやすい見積運用を実現します。
また、ODB機能では社内独自の帳票を自由に作成できるため、会社ごとの運用に合わせた管理項目を柔軟に追加できます。情報資産をクラウドで統合し、営業・現場・事務の連携効率を高める仕組みです。
原価・受発注・入出金管理(原価管理/受発注/請求・支払)
原価管理から受発注、請求・支払管理まで、工事の数字周りを一貫して管理できるのがBUILDY NOTEの強みです。
実行予算は簡単に作成でき、社内承認もワンクリックで完了します。発注書は電子化され協力会社へ即時送付できるため、郵送作業や紙コストを削減できます。
請求書や支払情報もまとめて管理でき、月末の照合作業や仕分けの手間が大幅に軽減されます。
これらがリアルタイムで原価と紐づいているため、工事ごとの利益状況を正確に把握しやすく、経営判断のスピードと精度を高める仕組みが整っています。
現場の記録・日報・検査業務(出面管理/検査・報告)
日々の現場記録もBUILDY NOTEで完結できます。
日報に入力された作業内容や労務費は自動集計され、協力会社別や工種別にグラフ化されるため、管理者が必要な数字を素早く把握できます。
また、検査やチェックシートの作成もスマホで完了でき、現場で撮影した写真とセットで報告書を作成できるため、事務所へ持ち帰って資料作りをする必要がありません。
データは自動でクラウドに保存され、品質管理の記録としても活用できます。
現場の“書く作業”を減らし、記録の正確性とスピードを両立する機能が揃っています。
BUILDY NOTEの費用・料金

BUILDY NOTEでは、現場から経営までをカバーする“DXプラン”、現場運用に特化した“施工管理プラン”、原価・受発注を重点とした“原価管理・受発注プラン”の3種類から、機能・利用人数・運用目的に応じて選べます。
なお価格は利用規模やオプション機能により異なり、公式には『お問い合わせください』という形で案内されているため、詳細は見積もり依頼が必要です。
プラン比較
| DXプラン | 見積作成から原価管理、受発注、工程管理・資料管理までを網羅 |
|---|---|
| 施工管理プラン | 現場のコミュニケーション・工程管理・資料管理に特化したプラン |
| 原価管理・受発注プラン | 原価を見える化し、受発注や経費削減に重点を置いたプラン |
料金
| 初期導入費用 | 要お問合せ |
| 保守・更新費用 | 要お問合せ |
| ユーザー数 | 要お問合せ |
| 件数/データ容量 上限 | 要お問合せ |
| ユーザー追加費用 | 要お問合せ |
| オプション費用 | 要お問合せ |
| お試し・体験版・デモ | あり |
BUILDY NOTEの導入事例
BUILDY NOTEについて、特徴や機能、料金等の詳細を紹介しました。
では実際に導入した企業がどのように感じているのか、導入事例を見ていきましょう。
YKK AP株式会社:全国規模で業務効率が向上し大幅な生産性向上を実現
【抜け漏れなく安心して業務を遂行、確認漏れによる出戻りリスクも減少】
現在は工程表に基づき確認の日程がToDo管理されているので、抜け漏れがなく、安心して仕事が進められています。
出戻りの不安がないことは我々にとっても協力業者様にとっても大きなメリットになっています。
【常に最新の図面や工程スケジュールを共有、協力業者様とのやり取りが正確かつスムーズに】
Buildynote導入後はファイル共有とメッセージのやり取りをメインにコミュニケーションを行っており、既読確認機能で実際に相手が見たという事も把握でき、間違って古いバージョンの図面や工程を見ているという事が無くなりました。
また多くの協力業者様の休日や、「これ以上作業を請けられない」という日なども把握できるため、日程調整の作業時間が大幅に短縮できました。
【業務の見える化でエリアを超えたフォロー体制の構築も】
仕事のフォローも可能になり、事業所内でのフォローはもちろん、近い将来は全国のあらゆる事業所のスタッフがエリアを越えて業務をフォローしあえるような体制も期待できると考えています。局地的な大雨や大雪、あらゆる災害時にも別のエリアからフォローしあって事業を継続できるような体制を築く等、BCP(事業継続計画)の考え方にもつながると考えています。
引用元:2021年度窓数シェアNo1 業務標準化で受注量の増加にも対応 | 【BuildyNote】施工管理・工事管理はBuildyNote(ビルディーノート))
株式会社タキナミ:業務改善メソッドを取り入れ120%の業績成長と現場の混乱解消
【対昨年度実績120%を今いる人員で”残業を減らしながら”達成】
おかげさまで、2021年度は対策年度比で120%の結果を残業時間を減らしながら人員の補充無しで達成できました。以前は月間で引渡し及び着工を合わせて15棟以上が重なるような場合は現場も混乱していましたが、現在では、合わせて20棟程の引渡しと着工が重なったとしてもスムーズに現場が進んでいます。
【現場監督の業務負担をみんなでサポート】
これまでは見過ごされていたような”いつの間にか前の工程が終わっていた際に生じていたロスタイム”にも気付くことができ、前工程が終わり次第、次の工程の職人さんが予定より前に現場に入ることができる等、現場に余裕が生まれ、みんなが喜んでいます。
引用元:今いる人員で、残業を減らしながら対策年度業績120%を実現 | 【BuildyNote】施工管理・工事管理はBuildyNote(ビルディーノート))
BUILDY NOTEの導入方法
BUILDY NOTEを導入する場合の手順について明記されているページはありませんでした。
流れや料金について知りたい場合は、まずお問合せをする必要があります。
また、一般的なシステムの導入の流れは、以下の通りです。
- 資料請求・ヒアリング
- デモ・トライアル実施
- 機能選定・契約手続き
- 初期設定・テンプレート登録
- 現場・協力会社への展開・運用開始
- 定着フォロー・改善分析
業務効率化なら 建築業向けの管理システム「アイピア」
アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。
さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。
アイピアはここが便利!6つのポイント
まとめ
BUILDY NOTEは、建設業界の“現場〜バックオフィス”をつなぐクラウド型の施工管理システムです。工程表・写真管理・図面共有・顧客管理・原価管理・受発注などを一つにまとめられるため、情報が点在することで起こりがちな「探す時間」「伝達漏れ」「作業の属人化」を大幅に削減できます。UIがシンプルでスマホ運用しやすい点も特長で、ITが苦手な現場にも導入しやすい設計になっています。
料金は用途に合わせて3プランから選べ、具体的な金額は問い合わせ制です。導入企業の事例では、全国規模の業務標準化や月20時間以上の削減、残業を減らしつつ120%の業績成長など、高い改善効果が報告されています。
建築業の生産性向上・業務標準化・協力業者との連携強化を図りたい企業にとって、有力なクラウド施工管理ツールといえるでしょう。
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