施主検査とは?どこを見ればいい?当日焦らないために必要なこと

施主検査とは?どこを見ればいい?当日焦らないために必要なこと

新築の建設や、リフォームが終わると、最後に施主検査というものがあります。

これは、工事の発注者が完成形を検査・チェックするというものです。

施主検査をする時にどんなことに気を付けるといいのかわからない!そんな方のために施主検査で確認するべき項目をまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。

施主とは

施主

施主とは請負会社に建物の建設を依頼する発注者のことです。

施主検査とは

その名の通り施主が行う検査であり、依頼した建設工事を施主が確認する作業のことです。
建設工事の受け渡し後にミスやトラブルが起きてしまうとやり直しに人手もお金もかかってしまいます。

施主と建設会社の両社が気持ちよく引き渡し作業を完了させるために施主検査は欠かせない作業です。

施主検査の種類

施主検査は工事の途中にするものと建物の完成後にするものがあります。
完成後にする施主検査は完成検査や竣工検査、内覧会などと呼ばれます。

所要時間

建物の大きさや施工品質でも変わってきますが、だいたい2時間ほど予定しておくといいでしょう。
専門家の立ち合いを希望する場合や床下や屋根裏までじっくり見ておきたいという場合にはさらに時間がかかってくる可能性があるので余裕をもっておきましょう。

持ち物

  • 間取り図
  • カメラ(スマホ)
  • メジャー
  • スリッパ
  • マスキングテープ

スリッパやマスキングテープは建設会社が用意していることがほとんどですが、気になるようでしたら持っていくといいでしょう。

ガスや水道などは実際に稼働させて確認することが一番いいのですが、建設会社によっては施主検査の時点でまだ取り付けや設定が完了していないことがあるのでこちらも電話で確認をとっておくとスムーズに確認作業ができると思います。

チェックリスト

施主検査のチェックリストと言っても工事途中の施主検査と完了検査では見るべき項目が変わります。
例えば、工事途中には壁の中の断熱材のように工事が完了してしまうと見えなくなってしまう場所を重点的に確認するべきです。

今回は工事途中の施主検査で見るべき項目と完了検査で見るべき項目に分けてあげていきます。

工事途中の施主検査でのチェック項目

工事途中に必ず確認しなければならない代表例を2つ紹介します。

図面通りになっているか

契約時の図面から変更があった場合に図面が現場できちんと反映されているのか確認が必要です。
完成してから変更されていないことに気づき、そこから施工をやり直すと工期も伸び、仕上がりもきれいにならないことがあります

断熱材

断熱材に隙間がないか確認しましょう。
断熱材に隙間があると隙間風や虫の発生の原因になります。
断熱材は家の寿命を大きく左右させるほど重要で必ず確認しなければならない項目です。

完了検査のチェック項目

完了検査におけるチェック項目を大きく4つに分けてご紹介します。

室内

あまりにも大きなキズやへこみを見つけた場合には遠慮なく伝えましょう。
また扉の開く向きや照明の場所など図面と照らし合わせて正しく設置されているのか確認してください。
ほかには、窓や雨戸の外し方と掃除の方法を確認しておくことをお勧めします。

  • 壁や床のキズやへこみ
  • 床の軋み
  • クロスの継ぎ目
  • 窓や扉の開閉はスムーズか
  • サッシのキズ
  • 扉の開く向き
  • 継ぎ目はきれいか、隙間はないか
  • コンセントの数と取付位置
  • 照明の数と取付位置
  • 玄関の施錠

キッチン、トイレ、お風呂場

水回りは不具合に気づきにくい場所ですので実際に水を出して確認してください。

排水溝を確認するために水をためてから一気に流して漏れがないのか確認するのも一つの方法です。
それでも生活し始めてから不具合は発生してきます。
その時は建設会社の方に相談してみてください。

コーキングは自分で直すのは難しいため、壁とキッチン設備の間や、壁と洗面台の間のコーキングがきれいな仕上がりかどうかも確認が必要です。

  • 蛇口やシャワーのパッキンから水漏れはないか
  • 引き出しや収納、扉はスムーズに動くか
  • 換気扇の動き
  • 手すりの位置

ベランダ

ベランダも実際に水を流してきちんと排水されるのか確認すると安心でしょう。
また手すりのぐらつきや物干し金具も見ておくといいかもしれません。

  • 排水溝の勾配
  • 手すり

室外

見えにくいところではありますが、外壁や軒下などに大きなキズやへこみがないかチェックしておきましょう。

  • 外壁のキズやへこみ
  • 設備の取付位置

粗さがし

粗さがしをしてしまうと建設会社とのトラブルの原因になってしまいます。
とはいっても高額な買い物ですので一番きれいな状態であってほしいと思うのは当然のことです。

ちょっとした傷や汚れをくまなく探してして見つけるごとに何度も取り換えややりなおしをしてしまうと建設業者の方からもよくは思われません。
そこからトラブルにつながってしまう可能性があります。

しかし、引き渡しをした後にやり直しがしにくい場所、特にフローリングの傷や外壁のへこみなどは必ずチェックしておきましょう。
家具の搬送が始まってしまうと入居前についた傷なのか入居後についた傷なのかわからなくなります。
そうならないためにも家具がない空っぽの状態で確認しておくといいでしょう。

粗さがしではなくあくまで確認作業であることを意識するといいかもしれません。

気になることは相談しよう

粗さがしをするとトラブルにつながると述べましたが、気になることがあった場合には遠慮せずに建設会社の方に相談してみて下さい。
そのうえで納得できる解決策を見つけられるようにするとお互い気持ちのいい受け渡しができるでしょう。

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まとめ

いかがだったでしょうか。
施主検査を行う上で、つい見落としがちな部分もあります。

しっかり確認を行わずに完成後後悔することがないよう、内容をしっかりと把握しておきましょう。

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