桟(さん)は建材の一種で戸や障子の骨組みに使われます。
日常でもよく見かけるため、なんとなくは知っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際リフォーム工事を行う上では、どのような種類があるのか、どのようなサイトで頼めばよいのか気になりますよね。
当記事ではリフォーム等で桟を扱う業者や施主様に向けて、具体的な事例や取引先を紹介します。
【注目】リフォーム・建築工事用語解説シリーズ
アイピアでは、リフォーム等の建築工事で扱う部材・建材を紹介する「用語解説シリーズ」を展開中です。施主さまにとって聞きなれない部材名・建材名のご紹介にぜひご活用ください。
目次
桟とは?
もともと桟は渡すものという意味があります。桟橋がいい例です。
普段見慣れているものでも名前を知らなかったり、聞いたことはあってもすぐには思い浮かばないものってありますよね。
これは普通の板戸ですが、
戸を一枚取ってもこのように名称が細かくあります。
建材では戸や障子などの骨組みを桟と呼びますが、特に戸板などが反らないように添えたり差し込んだりする横木を桟と呼んでいました。
また 屋根に瓦を葺くために渡す横木は瓦桟と呼ばれます。
これが瓦桟を取り付けた状態です。ここに瓦を重ねて取り付けていきます。
この他に現在ではエアコンや室外機、換気扇などの家電を取り付けるために使用されています。
通販サイトなどでは、縦桟・タテ桟と表記されていますので、見かけたことがある方もいると思います。
天井の裏に取り付ける裏桟(天井下地桟)です。
補強のために取り付けます。
これは襷桟(たすきさん)と呼ばれます。
補強と飾りをかねています。
実は本来は桟とは違いますが、タテ桟タイプと呼ばれているのでご紹介します。
誰もが知っている形状ですね。
桟(さん)通販サイト
ここでは、桟(さん)が販売されている通販サイトをご紹介します。
モノタロウ
主に家電用のタテ桟を取り扱っています。
楽天市場
障子の桟木、障子の枠、タテ桟の取り扱いがあります。
マルサンアークウッド株式会社
瓦桟”木材”を取り扱っています。
屋根技研通販サイト
瓦桟”アルミ素材”を取り扱っています。
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豆知識
この漢字は”えつり”という読み方もあり、桟竹(えつりだけ)の略です。
- 茅葺(かやぶき)屋根の下地に使う竹
- これは茶室などに使われる化粧垂木の名前
と意味も2つあります。
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まとめ
梯子の横木も桟と呼ばれるのをご存知でしたか?サッシなども桟と呼ばれています。
とにかく横の渡した木材はみんな桟と呼んでも間違いではない、と思うくらい桟と呼ばれるものはたくさんありました。
木材が豊富に使えた時代の名残でしょうか。細かいものにも一つ一つにまで名前をつけ、より良いものを作ろうとしてきた
先人の知恵や心意気が、桟を通じて垣間見えました。
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