こんなお悩みを持っている方がよく読まれています。
- ウォールドアを工事で使用しようと思っている方
- ウォールドアをお客様に説明したい方
- ウォールドアのメーカーを知りたい方
ウォールドアは、間切りドアの一種です。ウォールドアを設置することで、様々なシーンで活用できます。
そこで今回は、ウォールドアとは何か、選び方のポイントやメリットデメリットをご紹介します。また、実際に工事を行う際におすすめの業者をご紹介します。
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目次
ウォールドアとは?
天井から床まで届く大きな可動式の間仕切りをウォールドアといいます。
広い空間をシーンによって仕切りたい場合にはウォールドアが最適です。ウォールドアは自由に間取りを変更することができる優れた建具と言えます。
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種類と特徴
ウォールドアには、主に「引き戸タイプ」と「折れ戸タイプ」があります。
ここでは、それぞれのタイプの特徴を具体的にご紹介します。
引き戸タイプ
主に片引き戸や引き違い戸、引き分け戸などがあります。
また、コーナーに用いる(L字型に部屋を間仕切りる)ことができるタイプや、何枚かの引き戸が連なって開閉する引き戸連動タイプ、引き戸のうち1枚だけがドアになるタイプ、開けた扉が壁の中に収納される引き込み戸タイプ、扉を壁面側にまとめフルオープンになるタイプもあります。
折れ戸タイプ
何枚かの扉を折り畳むことで開閉するタイプです。
扉を折って端に寄せ、フルオープンにすることができます。
素材
ウォールドアは、素材を変えることで、部屋の雰囲気が大きく変わります。
ここでは、ウォールドアでよく使われる素材と特徴をご紹介します。
木質系
普通の室内建具と同じように、ナチュラルな木目の樹脂シート仕上げや突き板仕上げなどの木質系の製品が多く見られます。
アルミ
軽いのが特徴のアルミのウォールドアです。木目の和風タイプもあります。
樹脂・ガラス
採光や採風のために樹脂やガラスを用いた製品もあります。
ウォールドアのメリットとデメリット
ここまでウォールドアの特徴やその種類に関してご紹介してきました。
続いて、ウォールドアをつけることで得られるメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
大きなメリットとしては、各家庭に合わせた様々な使い方ができることです。
リビングなどの部屋の開放感を楽しみながら、必要なシーンで部屋を区切って使うことができます。
例えば、日中は日光を取り入れ、ウォールドアを収納して広くリビングとして活用し、夜はウォールドアで空間を区切ることで、寝室またはプライベートな空間を作るなどの活用ができます。
また、子供部屋を2人一緒の部屋から個室に変更するといった、子供の成長に合わせた使い方もできます。
リビングの一部を区切って、子供の勉強するスペースとして利用したり、子供が巣立った後にスペースを解放してリビングの一部として利用するなど、幅広い活用の仕方があります。
デメリット
デメリットとしては普通の壁に扉を設置する場合に比べ、防音性や気密性が劣ります。
そのため、通常の壁と比較するとプライバシーが保たれにくくなります。また、使っていない時にウォールドアを収納しておくスペースが必要となりますので、空間に余裕のない場合には向きません。部屋が狭くなってしまいます。
選び方のポイント
では、ウォールドアはどのように選んだら良いのでしょうか。
ここでは、ウォールドアの選び方のポイントをご紹介します。
室内ドア・収納ドア・床材と合うものを選ぶ
1つ目は、室内ドアや収納ドア、床材、壁紙とデザインがあうかという点です。
閉めた時に、壁のように見える建材であるため、周りと調和できるか注意しましょう。
同じメーカーの室内建具や建材は、デザインやイメージごとにシリーズ化されているものがほとんどなので、その中から選ぶようにすれば、調和の取れたコーディネートになります。
特にウォールドアだけを後で取り付ける場合は、現在使っている室内ドアや収納ドアなどの建具、フローリングなどに合わせた建材を選ぶと良いでしょう。
目的に沿ったデザインやスタイルを選ぶ
2つ目は、どのような目的でウォールドアを使用するかを明確にイメージすることです。
そのために選ぶデザインやスタイルも違ってきます。
例えば、小さいお子さんがいる場合に、リビングとダイニングキッチンに間仕切りを欲しいとのなら、ある程度様子が分かるようなデザインになります。
また、客間として使いたいなら、壁のように見える、しっかりと仕切ることのできるデザインがぴったりです。さらにワンルームの子供室を兄弟の部屋として区切るのでしたら、光が漏れないようなタイプが向いています。
このように用途に合わせて様々な機能が選択できますから、ライフスタイルを良く見極めることが必要になります。
使い勝手の良さ
3つ目は機能面で、開閉のしやすさ、引手や取手(ハンドル)部分の形状が使いやすいかどうかなどをしっかりチェックすることです。
いろいろなタイプがあり、通し引手など框部分を利用したもの、ボタン式で使わない時は扉面に収まるようなタイプもあります。
間仕切りの大きさや重さによって、使い勝手も変わってきます。デザインとしてはあまり目立たないものがおすすめです。
また、引き戸タイプであれば、開閉時に扉の跳ね返りを防いでゆっくり確実に引き込む機能のあるものがおすすめです。
安全性の確認
4つ目は、床のレール具合や段差、開放した時や閉めた時の戸の状態(ストッパーなど)をチェックすることです。
小さなお子さんがいる場合やお年寄りが同居している場合には、レールが無い仕様も選択できます。指を挟みにくいような配慮があるかなどの安全性をチェックすることも大切です。
長期的な目線で間取りをプランニング
5つ目は、長い目で見てどのウォールドアを取り付けるかどうか、またどのような種類のものを取り付けるかを考えることです。
取り付けた結果「いろいろなシーンに合わせて空間を快適に使うことができる」という声と、「結局、開けっ放しで扉は終いっぱなし」または「開閉が面倒で閉めたままにしている」という、極端に成功か失敗かに分かれる建材のひとつです。
ウォールドアを有効活用できるように、間取りやライフスタイル、家族構成や将来の状態などをできるだけイメージした上で、プランニングをすると良いでしょう。
できればショールームで実物を見る
6つ目は、できれば実物を見てから決めることです。
大変機能的なアイテムですが、しっかりと壁で仕切られた部屋に比べ、防音性や機密性を保つのは難しくなります。
密閉の度合いはメーカーによっても製品によっても違いがありますので、できればショールームで実際に体感しておくと良いでしょう。
ショールームでは他の室内建材も一緒に検討することができます。素材やデザインの他に、実際に開閉時の使い勝手を確認したり、採光の具合を見るなど家族でチェックしてみてください。
リフォームの費用
では、実際ウォールドアを取り付ける工事をした場合、どれくらいの費用が掛かるのでしょうか。
ここでは、リフォームの費用についてご紹介します。
リフォームの一環として新たにウォールドアを設置する場合
例えば、引き戸を設置する場合、まずは部屋の中央にレール枠を取り付けます。あとは引き戸をはめ込むと完成です。
ウォールドアの価格+設置費用=約150,000円〜200,000円
壁を撤去してウォールドアを設置する場合
上記の工事の前に壁を撤去し、内装仕上げまでの費用がかかります。相場が約100,000円〜250,000円となります。費用の差は、4畳半〜15畳の壁の撤去費用です。
壁の撤去費用+ウォールドアの価格+設置費用=約250,000~450,000円
取り扱い業者
「ウォールドア」という名前は、株式会社フォリスが製造・販売している住宅用建具の名前がそのまま定着しました。
各メーカーごとに違う名称で特徴のある製品を製造していますので、ここで解説していきます。
株式会社フォリス
独自の内装建材を開発!インフィルエンジニア(多能工)と呼ばれる施工のプロが施工現場を合理的・効率的に変えた!
採光・採風など機能をもたせたウォールドアの取り扱いもあります。
パナソニック
間仕切り開閉壁スクリーンウォールを取り扱っています!
シーンに合わせた豊富なデザインと、開閉の方法も豊富に対応できる商品を取り揃えています。
AICA(アイカ)
アルミ製のライトウォール 収納・間仕切り引戸の取り扱い!
上吊り仕様のアルミ建具でモダンでシャープな意匠空間を演出しています。
ROKUSA(ロクサ)
元々は在来工法の木造住宅を新築から修繕工事まで請負っている会社のリフォーム部門です
希望を実現しながら価格をおさえた提案をモットーとしています。
リフォーム業者紹介サイト
リフォーム業者を紹介するサイトをご紹介します。
LIXIL(リクシル)
厳しい審査基準を満たした会社だけを紹介!
優良リフォーム会社を最大8社まで紹介しています。口コミや事例で納得できるまで比較検討ができます。
ウォールドアの製造販売もしています。
パナソニック
リフォームの専門家がリフォーム会社を紹介します!
パナソニック独自の登録基準審査と実際の訪問審査を実施しています。あんしんサポートで保証が付きます。
リフォーム会社の工事管理なら『建築業向け管理システム アイピア』
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アイピアはここが便利!6つのポイント
まとめ
今回はウォールドアについてご紹介しました。
一般住宅でシーンに合わせて活用されているウォールドアは非常に便利なものです。
しかし、ライフスタイルの違いによっては不便に感じるかもしれません。
ライフスタイルの違いで、家というものの観念が全く違ってきます。これから、ウォールドアの需要は益々増えて行くとは思いますが、それに振り回されず、自身にあったリフォームを行うと良いでしょう。
流行りでも、自分たちの生活とかけ離れているものは、価値がありません。リフォームとは家族がみんなでより快適に過ごすためのステップアップです。本当に価値があると感じたときにリフォームを行うことをおすすめします。
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