設備工事向け見積ソフトおすすめ10選！特徴や選び方も解説

多岐にわたる建築業務の中でも、特に重要な役割を担うのが見積作成です。
見積業務は会社の売上に直接関わる作業です。
そのため、より精度の高い適切な見積をするために見積ソフトを導入する企業が近年増加しています。

この記事では、その中でも特に設備工事向けの見積ソフトについて解説していきます。
おすすめのソフト10選をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

設備工事見積の特徴

設備工事での見積には、他の見積業務とは違う特徴がいくつかあります。
ここではその中でも拾い出しと計算の2点について、解説していきます。

精度の高い拾い出し

設備工事の見積の第一ステップは拾い出しです。

拾い出しはその後の見積の精度に関わる重要な作業ですが、設備工事での拾い出しは細かな材料や施工方法を集計するため、豊富な知識や経験が必要とされます。
そのためこの作業は属人化しやすい作業とも言うことができます。

属人化を避けるため、ソフトを利用して短時間で簡単に見積業務を行う企業も近年では増加しています。

高度な計算

設備工事の見積作成では高度な計算も必要とされています。
歩掛計算や、複合単価計算などがその例です。

これらの計算にも経験や知識がないと難しいため、どのようにすれば効率的な見積業務ができるか常に課題とされてきました。

こうした課題の解決策となるのが見積ソフトです。

見積作成なら建築業向け管理システム『アイピア』

環境	クラウド型
価格	【ライトプラン】初期導入費 120,000円、月額 10,000円 【ベーシックプラン】初期導入費 420,000円、月額 20,000円 【プロフェッショナルプラン】初期導入費510,000円、月額 30,000円 *月額は5ユーザーまでの場合
体験版	無料体験デモあり
機能	見積機能：マスタ検索・Excelインポート・多階層見積など その他：原価発注管理、工程管理、書類・写真管理、顧客管理、営業進捗管理、請求管理（インボイス対応）、入金管理、帳票作成、現場日報管理、物件管理、労務管理、在庫管理　など

まずは、弊社が提供する建築業向けの業務管理システム『アイピア』をご紹介します。

アイピアは設備工事に特化したシステムではありませんが、見積作成に必要な機能を豊富に搭載しており、見積業務の効率化に貢献します。

また、アイピアは一元管理システムなので、顧客管理から見積作成、支払管理に至るまで一貫した管理が可能です。

誰でも使える操作感

アイピアでは、画面のレイアウトやボタンの配置が誰でも使いやすいように工夫して設計されています。
ですので、初めてシステムを導入する方でもパソコンスキルに関係なく使用できます。

さらに、アイピアはエクセルのような操作感で見積書の作成が可能です。
Enterキーで改行して次の項目の入力ができる、といった細やかな部分まで配慮されています。

過去の見積を簡単取り込み

過去の見積を流用して、作成中の見積に取り込むことが可能です。
新しい工事ごとに見積を作成する必要がなくなるので、業務時間の短縮に繋がります。

また検索の際には、キーワード検索や案件名検索など、様々な条件での検索が可能なため、スムーズに見積の作成ができます。

会社に利益が残る見積り

アイピアでの見積作成は原価金額をもとに行います。
これにより、常に原価金額に対して適正な見積をすることができます。

さらには、見積の段階から粗利の確認ができるため、実際に着工してみたら赤字工事だったという事態も避けることができます。

これらの機能により、アイピアではしっかりと会社に利益が残るような見積が可能です。

建築業務に必要な機能が全て搭載

一元管理システムであるアイピアでは、見積作成だけではなく、他にも多くの機能を有しています。

最初は必要な機能だけをつけて利用できるスモールスタートも可能なため、豊富な機能の中から自由にカスタマイズして使用できるのも魅力の1つです。

おすすめ設備工事向け見積ソフト10選

ここからはその他のおすすめの設備工事向け見積ソフトを10選ご紹介します。
それぞれのソフトの特徴に加え、提供形態や価格、体験版の有無もご説明していますので、ぜひソフト選びの参考にしてください。

みつもりくんdee

『みつもりくんdee』は空調、衛生、電気設備工事向けの積算見積システムです。
図面拾い出し機能に優れており、積算・見積業務の効率化が期待できます。

特徴

環境	インストール型
価格	お問合せ
体験版	お問合せ
機能	物件管理・拾い出し・見積作成・帳票作成　等

見積GOO

『見積GOO』は設備工事業者向けの見積専用ソフトです。
エクセルに似た使い心地で誰でも使いやすく、低価格で高機能な点も特徴です。

特徴

環境	インストール型
価格	80,000円(税抜)
体験版	オンライン体験版あり
機能	物件管理・進捗管理・ファイル管理・マスタ機能・階層対応・複合単価の材工分離機能・デザインの修正・合成単価・下位代価対応・各種自動計算・粗利計算書の作成　等

見積CRAFT Light

『見積CRAFT Light』は電気・空調衛生の設備工事に特化した見積ソフトです。
部材マスタから選択することで、労務費や必要経費が自動計上される手軽さや、部材の特徴に合わせた数量入力など、設備工事の見積に適した機能が豊富に搭載されています。

特徴

環境	インストール型
価格	132,000円〜(税込)
体験版	お問合せ
機能	各種自動計算、テンプレート・マスタ機能、リアルタイム検索、シュミレーション機能・帳票作成・低入札価格調査制度対応　等

使える設備見積Super

『使える設備見積Super』は、電気・給排水衛生・厨房機器設備業向けの見積システムです。
やさしい操作感により、スピーディーな見積作成が可能です。

特徴

環境	インストール型
価格	スタンドアロン500,000円
体験版	お問合せ
機能	見積階層対応、マスタ機能、各種自動計算機能、見積間のデータ移行、帳票印刷　他

PLANEST Bitz

『PLANEST Bitz』はエクセルよりも簡単な見積作成を特徴とする設備見積ソフトです。
こちらは見積書に限らず内訳書や検討書の出力も可能なので、用途に合わせた分かりやすい帳票の作成ができます。

特徴

環境	インストール型
価格	お問合せ
体験版	お問合せ
機能	建設物価、積算資料の取込、見積書のExcel入出力、原価把握・検討機能、見積書データから実行予算書を自動作成、見積段階から施工完了までの原価把握　他

本丸EXv2

『本丸EXv2』は電気・設備・防災業に特化した積算見積システムです。
見積書の作成はもちろんの他、案件管理や工事関連の書類を一括で管理することができます。

特徴

環境	インストール型、クラウド型
価格	お問合せ
体験版	お問合せ
機能	物件検索、案件管理、書庫管理、明細入力、各種自動計算、シミュレーション機能、帳票印刷、こうじやさんデータ連携　他

PICK-UP

『PICK-UP』は空調・衛生設備積算システムです。
数量の拾い出し、見積書の作成、そして実効予算書の作成まで一貫処理が可能です。

特徴

環境	インストール型
価格	お問合せ
体験版	お問合せ
機能	拾い集計機能、見積書作成機能、帳票印刷　他

Omitsusan

『Omitsusan（おみつさん）』は電気設備工事、防災設備工事、保守点検業務に特化した見積積算システムです。
設備工事特有の計算に対応しており、あらゆる業務の効率化を可能にしています。

特徴

環境	クラウド型
価格	月額30,000円（税抜）〜
体験版	1ヶ月間無償トライアルあり
機能	工事見積入力、見積設備一覧、見積設備入力、見積検索、受注決定、保守見積、保守契約、発注管理　他

Tetra21

『Tetra21』は建築・設備工事の見積積算システムです。
電気設備や空調設備といった設備工事に加え、ビルマネージメント会社などの見積業務にも対応しているため、幅広い業務での活用ができます。

特徴

環境	クライアント・サーバー型
価格	お問合せ
体験版	お問合せ
機能	見積作成、工種組換、金額シミュレーション、インポート・エクスポート、拾いシステム連携コネクター、見積物件及内訳明細検索、物件管理エクスポート　他

社長の猫の手Ⅱ

『社長の猫の手Ⅱ』は機械設備・電気設備工事店向けの見積・積算ソフトです。
設備工事店向けのソフトなので、修理伝票や請求書発行など設備工事店に必要な機能は全て搭載されています。

特徴

環境	インストール型
価格	150,000円（税込）
体験版	60日間の無料試用版あり
機能	見積・積算機能、修理伝票出力、工事写真帳、請求書発行、売上管理　他

設備工事向け見積ソフトの選び方

計11選の見積ソフトをご紹介してきましたが、選択肢が数多くある中で、どれを選んだら良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

以下では、見積ソフトを選ぶ際に考慮べきポイントを3点、ご紹介していきます。

ソフトの提供形態

見積ソフトはその提供形態に応じて、「インストール型」と「クラウド型」の2つに分類することができます。
それぞれの特徴を把握して自社に合った形態のものを選ぶようにしましょう。

インストール型

インストール型のソフトは、端末にソフトをインストールすることによって使用できます。

しかしインストール型ソフトは、情報の共有が難しく、出先では情報の入力・確認が困難なので、その点を考慮する必要があります。

クラウド型

クラウド型の見積ソフトはインターネットを介して使用します。

インストール型とは違い月額料金が発生するため、コストを抑えたい方は注意が必要です。

必要な機能を搭載しているか

せっかく見積ソフトを導入しても、必要な機能が備わっていなくては意味がありません。
導入の際には、自社にはどのような機能が必要で、検討しているソフトに搭載されているのか、しっかり確認するようにしましょう。

必要な機能をあらかじめリストアップしておくのも効果的です。

例えば設備工事では、材料データが既に登録されているものの方が後から設定する手間が省けるため望ましいです。

操作のしやすさ

操作感もソフトを選ぶ際に重要なポイントです。
操作のしやすいものはそれだけで業務時間の短縮に繋がりますし、ストレスの軽減にもなります。

エクセルの使用に慣れている方であれば、エクセルに近い使用感のものの方がより使いやすいでしょう。

サポート体制の充実度も注目したいポイントです。

まとめ

設備工事の見積ソフトについてご説明してきましたが、いかがだったでしょうか。

見積ソフトはその提供形態や、機能面、価格帯でそれぞれ異なっています。
自社に適した見積ソフトを導入するためにも、それぞれのソフトをよく比較してみましょう。

見積作成だけではなく他の建築業務も一元で管理したい方であれば、一元管理システムの導入も検討してみてください。