テレワークの普及やDX推進が加速する中で、社内のコミュニケーションやプロジェクト管理、顧客管理を一元化するツールの重要性はかつてないほど高まっています。その中でも、世界中で多くの組織に選ばれているのが「Bitrix24」です。
本記事では、Bitrix24とはどのようなシステムなのかという基本情報から、実際の評価や口コミ、導入コストの目安、搭載されている多機能な特徴までをわかりやすく解説します。さらに、実際の導入事例を交えながら、ビジネスの現場でどのように活用されているのかも紹介します。
導入を検討している方が比較・検討しやすいように、メリット・注意点を含めて整理していますので、ぜひ参考にしてください。
Bitrix24とは?
『Bitrix24』は、CRM、プロジェクト管理、コミュニケーションツール、ドキュメント管理などを統合したクラウド型プラットフォームです。
主な機能には、顧客関係管理(CRM)、タスク管理、ガントチャート、カレンダー、チャット、ビデオ通話、ファイル共有などがあり、チームの生産性を向上させます。
利点としては、複数のツールを一元化でき、営業活動やタスクの自動化が可能である点、またスケーラブルな設定ができる点等が挙げられます。
さらに操作性は直感的で使いやすく、特に初心者でも短期間で習得できるため、導入ハードルが低いのが特徴です。
製品概要
| 対象従業員規模 | 推奨規模:1名 〜 無制限 対応可能範囲:個人事業主から大企業まで |
|---|---|
| 提供形態 | クラウド型 / オンプレミス型 |
| デジタル化・AI導入補助金 | 不明 |
| 対応OS | クラウド版 Webブラウザ ※推奨ブラウザ:Google Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefox、Opera、Safari オンプレミス版 Linux(CentOS、Alma Linux、Rocky Linux 等) |
| サポート体制 | チャットサポート(有料) サポートサイト セミナー/説明会/講習 |
運営会社『Alaio, Inc.』について
Bitrix24を運営している『Alaio, Inc.』についてご紹介します。
| 会社名 | Alaio |
|---|---|
| 所在地(本社) | 700 North Fairfax St., Suite 614-B, Alexandria, VA 22314, USA |
| 設立 | 2006年(Bitrix24の会社情報として記載) |
| 資本金 | 非公開 |
| 事業内容 | Bitrix24の開発・提供、CRM、プロジェクト管理、コラボレーションツール、業務自動化プラットフォームの運営 |
Bitrix24の評価・口コミは?
Bitrix24の概要について紹介しました。
では実際Bitrix24はどのような評価を受けているのでしょうか。
ユーザーの口コミを確認しましょう。
チャットやタスク管理に便利なツール(ITreview)
平均:(3.6/5)
無料プランで利用しています。タスクをリスト化し、ガントチャートにして管理できるオンラインツールを探していてたどり着きました。
引用元:Bitrix24の評判・口コミ【ITreview】
タスクを自由に作れて、グループ分け・〆切の設定等ができ、リマインドのメールも送られてきますので、日々の作業を整理するのにとても重宝しています。メンバー間でタスクを共有することもあります。
使用はしていませんが、CRMや集金など様々なサービスが付随しており、すごく役割の広いツールだと思います。
プロジェクト管理にも使える万能ツール(STRATE)
平均:(4.5/5)
CRMのみならず、プロジェクト管理にも使えて便利な点。
テンプレートがあるので、簡単にタスクの作成ができます。
引用元:Bitrix24の評判・口コミ【ITreview】
自分が担当のタスクのみ表示されるので、確認にも手間がかかりません。
Webサイトを作成する機能もあり、専門的な知識がなくてもすぐ作成ができます。
スマートフォンでも操作できるので助かります。
Bitrix24の特徴・機能

ここからは、Bitrix24の具体的な特徴、機能についてみていきましょう。
Bitrix24の特徴
ここでは、Bitrix24の主な特徴を3つご紹介します。
Bitrix24の主な特徴
- 35以上のツールを統合したオールインワン設計
- ユーザー数無制限の無料プランと高いコストパフォーマンス
- CRMと業務プロセス自動化による営業効率の最大化
35以上のツールを統合したオールインワン設計
Bitrix24は、コミュニケーション、プロジェクト管理、CRM、コンタクトセンター、Webサイト作成など、ビジネスに必要なほぼ全てのツールを一箇所に集約している。
ツールごとにログインし直す手間がなく、データがシームレスに連携されるため、情報の断絶を防ぐことができる。
ITインフラのシンプル化により、運用管理の工数とライセンス費用を大幅に削減可能だ。
ユーザー数無制限の無料プランと高いコストパフォーマンス
多くのクラウドツールが「1ユーザーあたり月額○円」という料金体系をとる中、Bitrix24は「プランごとの定額制(一部制限あり)」を採用している。
特に無料プランでもユーザー数が無制限で利用できる点は、スタートアップや小規模チームにとって大きな魅力となる。
規模が大きくなるほど1ユーザーあたりのコストが下がるため、成長企業にとって非常に経済的である。
CRMと業務プロセス自動化による営業効率の最大化
強力なCRM機能を核に、見込み客の獲得から成約、アフターフォローまでを自動化ルールで管理できる。
メール配信やタスクの自動割り当て、顧客への通知などがノーコードで設定でき、営業チームのルーチンワークを削減する。
営業進捗の可視化により、ボトルネックの早期発見と成約率の向上を強力にバックアップする。
Bitrix24の機能
現代のビジネスシーンでは、チャット、タスク管理、顧客管理、Web会議といった個別のツールが増えすぎ、情報の「サイロ化」が大きな課題となっています。ツールの切り替えによる集中力の低下や、データの二重入力は生産性を大きく損なう要因です。
「Bitrix24」は、これらの機能を単一のプラットフォームで提供することで、社内のあらゆる情報伝達と業務プロセスを最適化します。
ここでは、Bitrix24に搭載されている主要な機能について、業務効率化の観点から詳しく解説します。
Bitrix24の主な機能
- CRM(顧客関係管理)&マーケティング自動化
- タスク&プロジェクト管理(カンバン・ガントチャート)
- 社内コミュニケーションツール(チャット・ビデオ会議・フィード)
- コンタクトセンター&オムニチャネル連携
CRM(顧客関係管理)&マーケティング自動化
顧客情報の一元管理はもちろん、見積書の発行、請求書の送付、さらにはオンライン決済までカバーします。
特定の条件を満たした顧客へ自動でメールを送信するなどのマーケティングオートメーション機能も備えており、人力で行っていた顧客対応をシステムが肩代わりすることで、営業活動の質を高めることができます。
タスク&プロジェクト管理
個人のタスクから大規模なプロジェクトまで、カンバン形式やガントチャート、カレンダーを用いて視覚的に管理可能です。
タスクの依存関係の設定やタイムトラッキング機能により、プロジェクトの遅延を未然に防ぎ、チーム全体の稼働状況をリアルタイムで把握できます。
社内コミュニケーションツール
個人チャットやグループチャットだけでなく、最大48人が参加可能な高画質ビデオ会議、社内SNSのようなフィード機能を搭載しています。
全てのやり取りがプロジェクトやタスクと紐付けられるため、「言った言わない」のトラブルを防ぎ、迅速な意思決定を促進します。
コンタクトセンター&オムニチャネル連携
Webサイト上のチャット、各種SNS(Facebook, WhatsApp等)、電話、メールを一つの画面で受けることができます。
どのチャネルからの問い合わせもCRMに自動で記録されるため、窓口の一本化と一貫性のある顧客対応を低コストで実現します。
Bitrix24を導入する際の注意点は?
多機能で強力なBitrix24ですが、導入すれば自動的に全ての課題が解決するわけではありません。
海外発のツールであることや、機能の豊富さゆえの注意点も事前に理解しておく必要があります。
ここでは、Bitrix24を導入する際に押さえておくべき主な注意点について解説します。
機能が豊富すぎて初期設定に時間がかかる
Bitrix24は設定項目が非常に多いため、自社に最適な形にカスタマイズするにはある程度の工数が必要です。
まずは「どの機能から使うか」という優先順位を決め、スモールスタートで運用を開始することをお勧めします。最初から全機能を使おうとすると、設定の複雑さに挫折してしまう可能性があります。
一部の日本語化や国内サポートが限定的
UIの大部分は日本語化されていますが、一部のヘルプドキュメントや最新機能の解説が英語のままの場合があります。
開発元による直接サポートも主に英語となるため、不安がある場合は日本国内の公式パートナー企業を経由して導入し、日本語によるサポート体制を確保することが重要です。
海外仕様の機能や慣習への理解が必要
例えば住所の入力形式や税率の設定など、デフォルトの設定が海外仕様になっている部分があります。
日本のビジネス慣習に合わせるための設定変更が必要になるケースがあるため、導入前のトライアル期間で実務に耐えうるか十分に検証する必要があります。
Bitrix24の費用・料金

Bitrix24の料金体系は、ユーザー数無制限の「Free(無料)」プランをベースに、機能やストレージ容量を拡張する定額の有料プランが用意されています。
有料プランは「1ユーザーあたり」の課金ではなく、プランごとの「最大ユーザー数枠」に対する課金である点が大きな特徴です。これにより、ユーザー数が増えてもコストが一定に抑えられるメリットがあります。
| 項目 | 内容 |
| 初期導入費用 | オンプレミス版 Business 3,590ドル Enprise 24,990ドル クラウド版 無料 ※パートナーによる導入支援は有料 |
|---|---|
| 基本料金(月額/年払) | クラウド版 Basic 49ドル/月 Standard 99ドル/月 Professional 199ドル/月 Enprise 399ドル/月 ※年払いの場合 |
| ストレージ容量 | 5GB(Free)〜 1024GB(Enterprise) |
| オンプレミス版 | ライセンス買い切り型あり(要問合せ) |
| お試し・体験版 | あり(全機能が試せる15日間トライアル等) |
Bitrix24の導入事例
ここからはBitrix24の導入事例をご紹介します。
Grove Group
Bitrix24 プラットフォームを選択した理由は、次の3つに分けられます。
引用元:Bitrix24 公式事例集
1) ベトナムのBitrix24公式パートナーのコンサルティングチームの経験
2) 詳細で明確な導入プラン
3) プロセス全体を通じて相談した専門家
もう1つの要因は、ホーチミン市内における新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の発生です。そのため、交渉、準備、実際の導入はすべてリモートで行う必要がありました。Bitrix24 パートナーはスケジュールを厳守しますので、ソフトウェアを導入することができました。
Bitrix24の導入方法
Bitrix24はクラウド型サービスのため、導入までの流れは非常にスムーズです。しかし、多機能ゆえに「使いこなし」までのステップを正しく理解しておくことが成功の鍵となります。
本章では、Bitrix24を導入する際の基本的な流れについて解説します。
- 無料アカウント作成
公式サイトからメールアドレスのみで無料アカウントを作成できます。
数分で自分のポータルサイトが立ち上がり、すぐに基本機能を使い始めることが可能です。 - トライアルによる機能検証
有料プランの全機能が試せる無料トライアル期間を利用し、CRMの項目設定やタスク管理の使い勝手を検証します。
ここで自社の業務プロセスをどのように再現できるかを確認します。 - ユーザー招待と権限設定
チームメンバーを招待し、各部署・役職に応じたアクセス権限を設定します。
部門ごとにワークグループを作成し、コミュニケーションの場を整えます。 - 外部ツール連携・データインポート
既存の顧客リストをCSVなどでインポートし、メールやSNSとの連携設定を行います。
初期データの移行作業はこの段階で集中して行います。 - 本格運用と自動化ルールの構築
基本の使い方が定着してきたら、業務プロセスの自動化設定(ワークフロー)を構築します。
日々のルーチンワークを自動化し、最大の効率化を目指します。
Bitrix24に関するよくある質問
- 無料プランに有効期限はありますか?
-
いいえ、無料プランに有効期限はなく、ずっと使い続けることが可能です。
ただし、オンラインストレージ容量(5GB)や一部の高度な自動化機能、マーケティングツールに制限があります。 - データのセキュリティ体制はどうなっていますか?
-
全てのデータはSSL暗号化通信によって保護され、世界各地のセキュアなデータセンターに保存されています。
また、さらに高いセキュリティを求める企業向けには、自社サーバーで運用できるオンプレミス版も提供されています。 - スマホアプリはありますか?
-
はい、iOSおよびAndroid向けにフル機能のアプリが提供されています。
外出先からでもチャットの返信、タスクの進捗報告、CRMデータの確認などがスムーズに行えます。 - 日本企業の導入実績はありますか?
-
はい、日本国内でもIT企業、製造業、サービス業など多岐にわたる業種で導入が進んでいます。
特に、リモートワーク体制の構築や、コストを抑えてCRMを導入したい企業に選ばれています。
建築業向けの管理システム「アイピア」
アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。
さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。
アイピアはここが便利!6つのポイント
まとめ
これまで見てきたように、Bitrix24はビジネスに必要なあらゆる機能を一つに統合した、極めて強力なクラウド型ワークプレイスです。
CRM、プロジェクト管理、コミュニケーションツールを個別に契約する手間とコストを削減し、社内の情報を一元化することで、業務効率を劇的に向上させることが可能です。ユーザー数無制限の無料プランがあるため、リスクを最小限に抑えてDXの第一歩を踏み出すことができます。
一方で、その圧倒的な多機能さを十分に活用するためには、導入時の優先順位付けや運用ルールの整備、必要に応じた国内パートナーのサポート活用が重要です。
Bitrix24は、単なる管理ツールを超え、チームの働き方そのものを進化させる基盤となるシステムです。導入前に自社の課題を整理し、最適なプランで活用をスタートさせてみてください。
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