株式会社アイピアは、「施工管理業務」について、20歳から60歳の建設業従事者を対象に、業務の課題や効率化に向けたシステムの導入状況についてWEB形式のアンケートを実施いたしました。
時間削減・利益UP・情報共有ができる
建築業の見積業務がラクになる!一元管理システムならアイピア
アイピアは建築業に特化したシステムであり、見積管理をはじめ工事に関するあらゆる情報を一括で管理できます。さらにアイピアはクラウドシステム。外出先からでもデータを確認できます。
当アンケートの5つのポイント
- 最も時間がかかっている作業は「見積作成」
全体の約28%が「見積作成」に最も時間を取られていると回答。次いで「工程管理」「写真管理」が続く。 - 約6割以上が「現場での情報共有」に課題を感じている
「はい」と回答した人が約62%。現場での情報伝達の非効率さが依然として大きな課題。 - 施工管理システムを導入済でも「効果を実感できていない」声が多い
「導入していて効果を実感している」は17%にとどまり、「効果を実感できていない」「未導入・検討中」が全体の7割以上を占める。 - 導入を妨げる最大の壁は「コスト」
30%以上が「コスト」を障壁に挙げており、費用対効果の高いシステムが求められている。 - 重視される機能は「工程表」や「見積作成」
「工程表」(約19%)、「見積作成」(約16%)、「写真管理」(約10%)が求められる主要機能。
最も時間がかかっている作業は「見積作成」

まずは施工管理業務において、従業員が最も課題だと感じている点を把握するべく「施工管理システムに求める機能で、最も重視するのはどれですか?」というアンケートを実施しました。
施工管理業務の中で最も多くの時間を取られているのは「見積作成」で、全体の約28%がこの業務を挙げました。
続いて多かったのは「工程管理」や「写真管理」です。
これらはいずれも事前準備や確認作業が多く、手作業に依存している現場が多いことが背景にあると考えられます。
特に中小規模の建設会社では、システム化が進んでいないため、業務負担が偏りやすい傾向にあります。
建築業の見積作成の効率化に関する記事はこちら
約6割以上が「現場での情報共有」に課題を感じている

施工管理業務の課題をさらに深堀りする為、よく課題としてあげられる『情報共有』に関して、課題を感じているかというアンケートを実施しました。
現場での情報共有について「課題を感じている」と答えた人は62%いることが分かりました。
職人や協力業者とのやり取りにおいて、伝達ミスや確認漏れが頻発している様子がうかがえます。
特に図面や工程変更など、リアルタイムで共有すべき情報がうまく伝わらないことが、業務効率を下げる原因となっているようです。
円滑な情報共有の仕組みづくりが求められています。
施工管理システムを導入済でも「効果を実感できていない」声が多い

次に、上述した課題を受けて、どれだけの企業がシステムを導入し効率化を図っているのか、また導入して実際に効果を感じているのか把握するべく、「貴社では施工管理システムを導入していますか?」というアンケートを実施しました。
施工管理システムを導入している企業は「32.8%」でした。(不明を除く)
しかしシステムを導入している企業の中で、実際に「効果を実感している」と回答したのは全体の17%にとどまりました。
一方、「効果を感じられない」「導入していない」「検討中」と答えた人は全体の7割以上にのぼります。
この結果から、導入後の定着支援や現場での使いこなしが不十分な場合が多いということが考察できます。
導入するだけではなく、運用を含めたサポート体制が整備されているかという点がシステム導入における重要なポイントの1つであるといえるでしょう。
導入を妨げる最大の壁は「コスト」

次に、上記で「導入していない」「検討中」と答えた方に向けて、システム導入を実施できない要因についてアンケートを実施しました。
システム導入をためらう最大の理由として、「コスト」が30%以上を占めました。
初期導入費やライセンス料、保守費用などが中小企業にとって負担になっていることがわかります。
また、導入効果が見えづらいと、費用対効果に不安を感じる企業も多いようです。
これらの結果から、価格に見合う成果が実感できる製品や、段階的な導入プランが今後注目されるといえるでしょう。
重視される機能は「工程表」や「図面・資料共有」

最後に、建設業従事者が施工管理システムに対してどのような業務を求めているのか把握する為、重視する機能についてのアンケートを実施しました。
施工管理システムに求める機能として最も多かったのは「工程表」(約19%)、次いで「図面・資料共有」(約18%)、「見積作成」(約16.2%)という結果でした。
日々の業務で使用頻度が高いこれらの機能が、システム導入の決め手となっていることがうかがえます。
直感的な操作性や他機能との連携性も重視されており、実際の現場ニーズに即した設計が求められています。
アンケートに関する詳細
- 調査概要:施工管理システム導入状況調査
- 調査目的:施工管理業務における業務効率化のためのデジタルツール利用状況、意識調査のため
- 調査期間:2025年6月19日
- 調査方法:WEBアンケート
- 有効回答者数:1065名
■本件に関する補足
本調査では、施工管理に関わる建設業従事者1,065名を対象にアンケートを実施しました。
その結果、施工管理システムの導入率は他の調査と比べてやや低く出る傾向が見られました。
これは、調査対象に経営者・現場技術者・事務職・自営業者など幅広い層を含んでいること、
またExcelや紙での管理も「未導入」としてカウントしたことが一因と考えられます。
数値の解釈にあたっては、調査手法や対象者層の違いを踏まえてご参照ください。
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社アイピア 編集部:info@aippear.com
まとめ
今回の調査から、建設業界では「業務の効率化」や「情報共有の改善」に対する強いニーズがあることが明確になりました。
一方で、導入コストや効果実感の面での課題も多く、現場目線に寄り添ったシステムの選定と運用サポートが今後ますます重要になってくると考えられます。
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