スムーズに工事や作業を進めていくためには、発注者と受注者とで、しっかりと連絡を取り合わなくてはなりません。
書類や現場写真などを簡単に共有できるシステムを導入しておくと便利でしょう。
建設業に特化したシステムを探している方には、現場クラウド Oneがおすすめです。
そこで、本記事では、現場クラウド Oneの主にな特徴、搭載機能、利用者の口コミ、料金プランなどをご紹介していきます。
現場クラウド Oneとは
現場クラウド Oneは、建設業専用の受発注者間情報共有システム(ASP)です。
累計注文件数は50,000件以上となっており、これまでに4,000社以上が導入しています。
国や自治体からも利用されているシステムです。
書類、写真、スケジュールをシステム上で簡単に共有できる機能が揃っており、事務作業の効率化や関係者たちとの円滑なコミュニケーションが実現できます。
運営会社について
現場クラウド Oneの運営会社は、株式会社現場サポートとサイボウズ株式会社です。
株式会社現場サポートは、鹿児島県鹿児島市に本社を置く会社です。
2005年8月11日の設立以降、建設業向けパッケージソフトウェアやクラウドサービスの提供やサポート、コンサルティング・業務受託などの事業を行ってきました。
サイボウズ株式会社は、東京都中央区日本橋に本社を置く会社です。
グループウェアの開発や販売などの事業に取り組んできました。
両社は、2011年5月に建設業に特化した情報共有サービスである現場クラウド for サイボウズ Officeをリリースします。
その後リニューアルを行い、2022年6月13日からは、現場クラウド Oneへと名称を変更しました。
受発注管理・工事管理についての記事はこちら
現場クラウド Oneの特徴・機能
ここでは、現場クラウド Oneの主な特徴、搭載機能などをご紹介していきます。
現場クラウド Oneの特徴
現場クラウド Oneの特徴は、以下の通りです。
細かく見ていきましょう。
受発注者間情報共有システム機能要件に対応
現場クラウド Oneは、国土交通省が定める受発注者間情報共有システム機能要件(工事Rev.5.5)に対応したシステムです。
さらに、業務Rev.1.5にも対応しています。
NETIS登録
現場クラウド Oneは、2019年5月14日に国土交通省の新技術情報提供システム『NETIS』(ネティス)に登録されました。
施工体制台帳の作成支援機能、施工プロセスチェック機能などの現場支援機能サービスが用意されています。
これらの機能を活用することで、工事書類作成や提出の時間が短縮でき、現場の生産性向上につなげることができます。
NETIS、施工体制台帳に関する記事はこちら
現場クラウド Oneの機能
現場クラウド Oneの代表的な機能は以下の通りです。
検討している方はぜひ確認してください。
遠隔臨場機能
遠隔臨場機能は、2021年4月1日にリリースされた機能です。
配信者は、スマートフォンのカメラ機能を使って撮影した現場の様子を撮影して配信できます。
閲覧者は、タブレットやスマートフォンのほかにパソコンのブラウザなどから現場の様子の閲覧や共有ができる仕組みです。
利用可能なWebブラウザは、Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edgeなどです。
スマートフォンとタブレットは、iOSとAndroidの両方のOSに対応しています。
三次元データ等共有機能
三次元データ等共有機能は、図面ファイルをWeb上で共有して、3次元データなどで表示ができる機能です。
3次元モデル対応ソフトウェアや端末などがなくても、図面ファイルの閲覧や共有が可能です。
現場クラウド Oneはクラウド型のサービスであるため、インターネット環境が整っている場所であれば、いつでもどこでも図面の確認ができます。
グループ機能
グループ機能は、任意でグループを作成できる機能です。
プロジェクトに所属していないユーザーを招待することも可能です。
この機能を使えば、スケジュール、メッセージ、掲示板、ファイル管理などをグループ内のメンバーで利用できるようになります。
スケジュール機能
現場クラウド Oneにはスケジュール機能が搭載されており、発注者や受注者がお互いにスケジュールを確認できます。
スケジュールの編集も可能です。
メッセージ機能
メッセージ機能は、テキストでのメッセージのほかに、図面などのファイルの添付も可能です。
添付できるファイルは、1ファイル2GBまでとなっています。
ファイル管理機能
現場クラウド Oneには、大容量ファイルの保管や共有ができるファイル管理機能が用意されています。
掲示板機能
掲示板機能は、施工現場の状況などを写真付きでアップして、ほかのユーザーたちと進捗状況や対応状況などの情報を共有できる機能です。
ワークフロー機能
ワークフロー機能は、公共工事で必要となる決裁書類の作成、回覧などが行える機能です。
回覧が終了した書類は、工期終了まで保管・共有することも可能です。
その他
現場クラウド Oneには、発議文書の作成、電子成果品作成機能、工事帳票データの一括ダウンロードなどの便利な機能も揃っています。
現場クラウド Oneの費用・料金
現場クラウド Oneの月額利用料は9,800円です。
初期費用はかかりません。
現場クラウド Oneには、3次元データ等共有機能オプションや遠隔臨場機能オプションなども用意されています。
オプションは月額10,000円です。
現場クラウド Oneの口コミ
現場クラウド Oneの口コミは、以下の通りです。
安心のサポート体制
サポートセンターで運用支援をしてもらったおかげで、スムーズに運用できました。
情報共有・コミュニケーションの一元化
掲示板を使うことで、発注者や上席の方々にも確認してもらえるし、発注者から掲示板に送られた情報も、メンバー全員で確認できるようになりました。
現場クラウド Oneの導入方法
現場クラウド Oneを導入するには、問い合わせが必要です。
公式サイトに連絡先が記載されていますので、お電話や問い合わせフォームから連絡してみると良いでしょう。
見積もりやデモンストレーションなども試したうえで、納得できたら申し込み手続きへと進みます。
詳しい資料もありますので、導入を検討している方は請求しておくと良いでしょう。
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さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。
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まとめ
現場クラウド Oneは、多くの現場で導入されている建設業専用の受発注者間情報共有システム(ASP)です。
株式会社現場サポートとサイボウズ株式会社の2社によって運営されています。
遠隔臨場機能、掲示板、ワークフロー、メッセージ、スケジュールなど、豊富な機能が揃っており、受発注者間情報共有システム機能要件にも対応済みです。
現場クラウド Oneを導入すれば、発注者と受注者とのコミュニケーションが円滑に進むことでしょう。
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