解体工事とは、建物や工作物を取り壊し、撤去する工事のことです。
ただし、解体工事は建物を壊すだけではありません。現地調査や見積もり、近隣への配慮、必要な届出、養生、解体、廃材の分別・搬出、整地など、さまざまな工程があります。
また、建物の構造や規模、周辺環境によって適した工法が異なり、建設業許可や解体工事業登録、石綿(アスベスト)の事前調査など、法令上の対応が必要になる場合もあります。
この記事では、解体工事の種類・構造別の特徴・主な工法・費用相場・付帯工事・必要な許可や資格・関係する法律・工事の流れまで、解体工事の基礎知識をわかりやすく解説します。
解体工事とは?

解体工事とは、住宅や店舗、オフィスなどの建物や工作物を取り壊し、撤去する工事です。
建物の建て替えや土地の売却、土地の再活用、老朽化した建物の撤去など、さまざまな目的で行われます。また、建物全体を取り壊すだけでなく、増改築やリフォーム、テナント退去などに伴って建物の一部や内装だけを解体する場合もあります。
解体工事では、建物本体の取り壊しだけでなく、足場や養生、残置物の撤去、廃材の分別・搬出、整地などが行われることもあります。工事の内容は、建物の構造や規模、立地、周辺環境などによって変わります。
解体工事の主な目的
解体工事を行う主な目的は、次のとおりです。
- 老朽化した建物を撤去する
- 建物を建て替える
- 土地を売却するため更地にする
- 駐車場など別の用途に土地を転用する
- 店舗やオフィスの退去に伴って内装を撤去する
- 増改築や用途変更のため建物の一部を撤去する
このように、解体工事は「建物を壊すこと」だけが目的ではありません。解体後に土地や建物をどのように利用するのかを考えたうえで、解体範囲や工法を決めることが重要です。
解体工事で行う主な作業
解体工事では、一般的に次のような作業を行います。
- 現地調査・解体範囲の確認
- 見積もり・工事計画の作成
- 必要な届出や法令上の手続き
- 足場の設置・防音・防塵などの養生
- 建物や内装の解体
- 廃材の分別・搬出・処理
- 敷地の整地
建物の構造や工事規模によって必要な作業は異なるため、事前に現地の状況を確認し、工事範囲を明確にしておくことが大切です。
解体工事の主な種類
解体工事は、何をどこまで解体するかによって大きく内容が変わります。代表的なものとして、建物全体の解体・建物の一部解体・内装解体・スケルトン解体などがあります。
建物全体の解体
建物全体の解体は、住宅や店舗、事務所などを建物本体から撤去し、土地を更地に近い状態にする工事です。
建て替えや土地の売却、土地の再活用などを目的として行われます。建物本体だけでなく、ブロック塀やフェンス、物置、カーポートなどの外構を撤去する場合もあります。
解体範囲によって費用や工期が変わるため、見積もりを依頼する際には、建物以外に撤去するものがあるかどうかも確認しておきましょう。
建物の一部解体
建物の一部解体は、増改築や用途変更、リフォームなどに伴い、建物の一部分だけを撤去する工事です。
例えば、店舗部分だけを撤去したり、不要になった壁・階段・設備などを取り除いたりするケースがあります。
一部解体では、残す部分を傷つけないように施工する必要があります。既存の構造や電気・ガス・給排水設備などを確認しながら作業するため、建物全体を解体する場合とは異なる施工上の注意が必要です。
内装解体
内装解体は、建物の躯体を残したまま、室内の壁・床・天井・設備などを撤去する工事です。
店舗やオフィス、飲食店などの退去時に行われる原状回復工事や、リフォーム前の撤去工事などで利用されます。
内装解体では、共用部分や周辺テナントへの影響を抑えることも重要です。搬出経路や作業時間が制限される場合もあるため、建物の使用状況を踏まえて工事計画を立てる必要があります。
スケルトン解体
スケルトン解体は、建物の柱や梁などの躯体を残し、内装や設備などを撤去してスケルトン状態にする工事です。
店舗やオフィスの改装、テナントの退去などで行われることがあります。どこまで撤去するかは契約内容や次の入居者の利用方法によって異なるため、工事前に解体範囲を確認することが重要です。
解体方法に関する記事はこちら
建物の構造による解体工事の違い
解体工事の方法は、建物の構造によって異なります。代表的な構造には木造・鉄骨造・RC造(鉄筋コンクリート造)があり、それぞれ使用する重機や工法、安全対策などに違いがあります。
木造建物の解体
木造住宅の解体では、重機を使用した機械解体が一般的です。ただし、隣家との距離が近い、道路が狭い、重機の搬入が難しいなどの条件では、人力による手壊しを組み合わせる場合があります。
木造建物では、解体時に発生する木材などを適切に分別することも重要です。また、住宅密集地などでは粉塵や騒音、振動、飛散物への対策も必要になります。
鉄骨造の解体
鉄骨造は、柱や梁などに鉄骨を使用した建物です。建物の規模や構造に応じて、重機や切断用の機械などを使い分けながら解体します。
鉄骨の撤去では、建物の倒壊や部材の落下などを防ぐため、安全な解体手順を計画する必要があります。また、鉄骨などの廃材を適切に分別し、搬出することも重要です。
RC造の解体
RC造は、鉄筋とコンクリートを組み合わせた鉄筋コンクリート造です。木造や鉄骨造と比べて構造体が強固なため、圧砕機やブレーカーなどの重機・アタッチメントを使用して解体することがあります。
RC造では、コンクリートや鉄筋などを適切に分別しながら撤去する必要があります。また、騒音・振動・粉塵への対策や、重機の搬入経路なども事前に検討します。
解体工事の主な工法
解体工事では、建物の構造や立地、周辺環境、工事規模などに応じて工法を選択します。代表的な工法には、手壊し工法や機械解体、圧砕工法、カッター工法などがあります。
手壊し工法
手壊し工法は、工具などを使って人力で建物や内装を解体する方法です。
重機の搬入が難しい狭い場所や、隣接する建物への影響を抑える必要がある現場などで、機械解体と組み合わせて使用されることがあります。
機械解体
機械解体は、油圧ショベルなどの重機に専用のアタッチメントを取り付けて建物を解体する方法です。
大規模な建物の解体にも対応しやすく、人力のみで解体する場合と比べて効率的に作業を進められることがあります。一方で、重機の搬入経路や作業スペースの確保が必要です。
圧砕工法
圧砕工法は、圧砕機などを使用してコンクリートを挟み、圧力をかけて破砕する方法です。
RC造などの解体で利用され、現場の状況に応じて使用する重機やアタッチメントを選択します。
カッター工法など
カッター工法は、コンクリートなどの部材を切断して撤去する方法です。周辺の構造物への影響を抑えながら、必要な部分だけを切断・撤去する場合などに利用されます。
このほかにも、ブレーカーなどを使ってコンクリートを破砕する方法があります。どの工法を採用するかは、建物の構造や周辺環境、解体範囲などを確認したうえで判断します。
解体工事の費用相場
解体工事の費用は、建物の構造や延床面積だけでなく、立地条件や重機の搬入可否、養生、残置物、外構、アスベスト、地中埋設物などによって大きく変わります。
そのため、坪単価はあくまで目安として考え、最終的には現地調査をもとにした見積もりで判断することが重要です。
構造別の費用目安
解体費用は建物の構造によっても異なります。一般的な目安として、木造・鉄骨造・RC造の順に単価が高くなる傾向があります。
- 木造:1坪あたり3〜5万円程度
- 鉄骨造:1坪あたり4〜6万円程度
- RC造:1坪あたり6〜8万円程度
ただし、上記はあくまで目安です。地域や建物の条件、施工環境、廃材処分費などによって費用は変動するため、実際の工事費を判断する際は個別の見積もりが必要です。
解体費用が高くなりやすい要因
同じ構造・同じ面積の建物でも、次のような条件があると解体費用が高くなる場合があります。
- 重機の搬入が難しい
- 道路が狭く、搬出に時間がかかる
- 隣接する建物との距離が近い
- 手壊しの工程が多い
- 残置物や家具などの撤去が必要
- ブロック塀・フェンス・物置などの外構撤去が必要
- アスベストを含む建材への対応が必要
- 地中埋設物が見つかった
見積もりで確認したい項目
解体工事の見積もりを比較するときは、総額だけでなく、どこまで工事費に含まれているかを確認しましょう。
- 建物本体の解体費
- 足場・養生費
- 重機費
- 廃材の収集運搬・処分費
- 残置物の撤去費
- 外構・植栽の撤去費
- アスベスト調査・除去に関する費用
- 整地費
- 各種届出や手続きの対応範囲
見積書に含まれる範囲を事前に確認しておくことで、工事開始後の追加費用に関するトラブルを防ぎやすくなります。
解体工事に含まれる付帯工事
解体工事では、建物本体の撤去だけでなく、敷地内にある残置物や外構などの撤去が必要になる場合があります。
これらは見積金額や工期にも影響するため、建物本体とは分けて内容を確認しておくことが重要です。
残置物の撤去
建物内に残っている家具・家電・什器などを残置物といいます。
残置物の処分を解体業者に依頼する場合は、解体工事費とは別に費用が発生することがあります。施主側で処分するのか、業者に依頼するのかを事前に決めておきましょう。
外構・植栽の撤去
ブロック塀、フェンス、門扉、物置、カーポート、庭石、植木など、敷地内の外構や植栽を撤去する場合があります。
建物本体の解体だけを依頼した場合、これらが見積もりに含まれていないこともあるため、撤去範囲を明確にしておくことが大切です。
アスベストの事前調査・除去
建築物や工作物を解体・改修する場合、原則として工事前に石綿(アスベスト)の使用状況を調査する必要があります。
建築物については2023年10月1日以降着工の工事から、一定の要件を満たす者による事前調査が必要です。また、工作物についても2026年1月1日以降着工の工事から、対象となる工事では資格者等による事前調査が必要となっています。
アスベストが使用されていることが判明した場合は、関係法令に基づいて適切な除去・処理を行う必要があります。そのため、解体費用を検討する際は、アスベストの有無も重要な確認項目です。
地中埋設物
建物を解体した後、地中から古い基礎や配管、浄化槽などの埋設物が見つかることがあります。
地中埋設物の撤去費用は、見積もり時点で正確に把握できない場合があります。追加工事が必要になる可能性があるため、契約前に追加費用が発生する条件を確認しておくと安心です。
施工方法に関する記事はこちら
解体工事に必要な許可・登録・資格
解体工事を請け負う場合、工事の内容や請負金額などに応じて、建設業許可や解体工事業登録が関係します。
また、実際の現場では、工事内容や使用する機械、作業内容などに応じて、必要な資格や技能講習などがあります。
建設業許可
建設工事を請け負って営業する場合、原則として建設業の許可が必要です。ただし、建設業法で定められた「軽微な建設工事」のみを請け負う場合は、建設業許可が不要とされています。
建築一式工事以外の建設工事では、原則として1件の請負代金が500万円未満の工事が「軽微な建設工事」に該当します。解体工事についても、工事内容や許可区分を踏まえて判断する必要があります。
なお、2016年6月1日から「解体工事業」が建設業許可の独立した業種として新設されています。
解体工事業登録
建設業許可を受けていない事業者が、軽微な解体工事を請け負って営業する場合には、解体工事業登録が必要になることがあります。
そのため、「解体工事はすべて建設業許可が必要」「500万円未満なら何の登録も必要ない」と単純に判断するのではなく、工事内容や請負金額、取得している許可などを確認することが重要です。
解体工事に関係する資格
解体工事の現場では、工事の管理や重機の運転など、作業内容に応じて資格や技能講習などが必要になります。
- 解体工事施工技士
- 建築施工管理技士
- 土木施工管理技士
- 建設機械施工管理技士
- 車両系建設機械に関する資格・技能講習
- 石綿作業主任者
- 建築物石綿含有建材調査者
- 工作物石綿事前調査者など
必要となる資格は工事内容によって異なります。特にアスベストを含む建材を扱う可能性がある場合は、石綿関連の法令や資格要件を確認することが重要です。
解体工事の資格に関する記事はこちら
解体工事に関係する法律
解体工事では、安全確保や廃材の処理、石綿対策などについて複数の法律が関係します。
ここでは、解体工事を理解するうえで特に重要な建設業法・建設リサイクル法・石綿関連法令について解説します。
建設業法
建設業法は、建設業を営む事業者について、許可制度や請負契約、技術者の配置などを定める法律です。
解体工事についても建設業法の対象となり、工事内容や請負金額などに応じて建設業許可や解体工事業登録が関係します。
建設業法に関する記事はこちら
建設リサイクル法
建設リサイクル法は、特定建設資材の分別解体や再資源化などを定めた法律です。
建築物の解体工事では、特定建設資材が使われている建築物で、解体部分の床面積の合計が80㎡以上の場合など、法律で定められた対象工事に該当すると届出が必要になります。
対象となる建設工事では、原則として工事着手の7日前までに発注者等が都道府県知事へ届け出る必要があります。
建設リサイクル法に関する記事はこちら
石綿(アスベスト)関連法令
建築物や工作物の解体・改修工事では、石綿による健康被害を防ぐため、工事前に石綿の使用状況を調査することが義務付けられています。
建築物については2023年10月1日以降着工の工事から、一定の要件を満たす者による事前調査が必要となっています。また、工作物についても2026年1月1日以降着工の工事から、対象となる工事では資格者等による事前調査が必要です。
さらに、一定規模以上の工事では、事前調査結果の報告が必要になる場合があります。解体工事を行う際は、工事前に対象となる法令や届出を確認しておきましょう。
解体工事の流れ
解体工事は、見積もりを依頼してすぐに着工するわけではありません。現地調査や見積もり、契約、必要な届出、近隣対応、ライフラインの確認など、施工前にさまざまな準備が必要です。
一般的な解体工事の流れは、次のようになります。
① 現地調査・見積もり
まず、建物の構造や規模、周辺環境、道路幅、重機の搬入経路、付帯工事の有無などを確認します。
- 建物の構造・規模
- 解体範囲
- 重機の搬入経路
- 隣接建物との距離
- 外構・植栽の有無
- 残置物の有無
- アスベストの事前調査
- 地中埋設物の可能性
現地調査の結果をもとに、工事範囲や工法、工期、費用などを検討して見積書を作成します。
② 契約・各種届出・近隣対応
見積もりの内容を確認し、工事範囲や金額、工期などについて合意したら契約を行います。
工事内容によっては、建設リサイクル法や石綿関連法令などに基づく届出・報告が必要になる場合があります。また、近隣住民への説明や挨拶、電気・ガス・水道などのライフラインに関する手続きも確認します。
③ 足場・養生・解体
着工後は、必要に応じて足場を設置し、防音・防塵シートなどで養生を行います。
その後、建物の構造や現場条件に適した工法で解体を進めます。工事中は、騒音・振動・粉塵・飛散物などが周辺に与える影響にも配慮する必要があります。
④ 廃材の分別・搬出・処理
解体によって発生した廃材は、種類に応じて適切に分別し、収集・運搬・処分や再資源化を行います。
建設リサイクル法の対象工事では、特定建設資材について分別解体や再資源化等が必要になります。また、産業廃棄物についても関係法令に基づいて適切に処理することが求められます。
⑤ 整地・工事完了
建物や付帯物の撤去が終わったら、敷地を整地して工事を完了します。
解体後の土地を新築や売却、駐車場などに利用する場合は、次の用途に合わせて整地の仕上がりを確認することが重要です。
建物を取り壊した場合には、建物滅失登記が必要になるため、登記手続きについても確認しておきましょう。
解体工事業者を選ぶときのポイント
解体工事は、業者によって対応できる工事の範囲や見積もり内容、施工体制などが異なります。費用だけでなく、次のポイントを確認して選ぶことが大切です。
許可・登録を確認する
工事内容に応じて、必要な建設業許可や解体工事業登録を取得しているか確認しましょう。
見積もりの範囲を確認する
建物本体の解体だけでなく、足場・養生、廃材処理、残置物、外構、整地など、どこまで見積もりに含まれているかを確認します。
追加費用が発生する条件を確認する
地中埋設物や追加の付帯工事など、着工後に追加費用が発生する可能性があります。どのような場合に追加費用が発生するのか、契約前に確認しておきましょう。
近隣への対応を確認する
解体工事では騒音や振動、粉塵などが発生する可能性があります。工事前の近隣説明や工事中の安全・環境対策について、どのような体制で対応するのか確認しておくと安心です。
工事内容を記録・管理できる体制があるか確認する
解体工事では、見積もりから施工、原価、廃材処理など、多くの情報を管理する必要があります。工事に関する情報を適切に記録・管理できる体制が整っているかどうかも、業者選びのポイントの一つです。
解体工事に関するよくある質問
解体工事は初めて依頼するケースも多く、費用や期間、許可、アスベストなどについて疑問を持つ方も少なくありません。ここでは、解体工事に関するよくある質問を紹介します。
- 解体工事の費用はどれくらいかかりますか?
-
建物の構造や規模、立地条件、重機の搬入可否、付帯工事、アスベストの有無などによって異なります。一般的な目安として、木造で1坪あたり3〜5万円程度、鉄骨造で4〜6万円程度、RC造で6〜8万円程度とされることがありますが、あくまで目安です。実際の費用は現地調査をもとにした見積もりで確認しましょう。
- 解体工事にはどのくらいの期間がかかりますか?
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工期は建物の構造や規模、周辺環境、工法などによって異なります。一般的には、木造住宅で1〜2週間程度、鉄骨造やRC造ではそれ以上かかる場合があります。ただし、現場条件によって大きく変わるため、正確な工期は現地調査後に確認することが重要です。
- 解体工事に許可は必要ですか?
-
工事内容や請負金額などによって異なります。建設業法では、軽微な建設工事を除いて建設業許可が必要です。また、建設業許可を受けていない事業者が軽微な解体工事を請け負って営業する場合には、解体工事業登録が必要になることがあります。工事内容に応じて必要な許可・登録を確認しましょう。
- 解体工事ではアスベストの調査が必要ですか?
-
原則として必要です。建築物や工作物を解体・改修する場合は、工事前に石綿(アスベスト)の使用状況を調査する必要があります。建築物については2023年10月から、工作物についても2026年1月から、対象となる事前調査について資格者等による調査が必要となっています。
- 80㎡未満の解体工事なら建設リサイクル法の届出は必要ありませんか?
-
建築物の解体工事について、建設リサイクル法では床面積の合計80㎡以上などの条件を満たす工事が対象となります。ただし、80㎡未満であればすべての届出が不要という意味ではありません。石綿関連法令など、別の法律に基づく手続きが必要になる場合があるため、工事内容に応じて確認してください。
- 解体工事で追加費用が発生するのはどのような場合ですか?
-
地中埋設物が見つかった場合や、見積もりに含まれていない残置物・外構などの撤去が必要になった場合、アスベストへの対応が必要になった場合などに、追加費用が発生することがあります。契約前に追加費用が発生する条件を確認しておくことが重要です。
- 近隣トラブルを防ぐにはどうすればよいですか?
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工事前に近隣住民へ工事内容や期間などを説明し、防音・防塵・飛散防止などの対策を行うことが重要です。また、工事中に問題が発生した場合の連絡体制についても、事前に確認しておくと安心です。
- 解体工事後の整地や建物滅失登記も依頼できますか?
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整地は解体工事の範囲として対応する業者があります。建物滅失登記については、所有者が行う手続きとなるため、必要書類の準備や専門家の紹介など、どこまで対応できるかは業者によって異なります。契約前に確認しておきましょう。
- 解体工事に補助金・助成金は使えますか?
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自治体によっては、老朽危険空き家の解体やアスベスト除去、耐震化などを目的とした解体工事に補助金・助成金を利用できる場合があります。ただし、対象となる建物や申請時期、工事内容などの条件は自治体によって異なります。補助金を利用したい場合は、着工前に自治体へ確認しましょう。
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まとめ
解体工事とは、建物や工作物を取り壊して撤去する工事です。建物全体の解体だけでなく、一部解体や内装解体、スケルトン解体など、目的や対象によってさまざまな種類があります。
解体工事の費用や工期は、建物の構造・規模だけでなく、立地条件、重機の搬入可否、付帯工事、アスベスト、地中埋設物などによって変わります。そのため、費用だけで業者を比較するのではなく、見積もりに含まれる工事範囲や追加費用の条件まで確認することが重要です。
また、解体工事では建設業法や建設リサイクル法、石綿関連法令など、複数の法律が関係します。工事内容に応じて必要な許可・登録・届出を確認し、安全や周辺環境にも配慮しながら進める必要があります。
解体工事を円滑に進めるためには、現地調査から見積もり、施工、廃材処理、工事完了までの情報を適切に管理することも大切です。工事内容と費用を明確にし、信頼できる業者を選ぶことから始めましょう。
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