建築見積ソフトと検索すると、様々なものが出てきます。
ひとつひとつのソフトで特徴や機能は違うので、自社の課題を解決できるようなソフトを選ぶことが大事です。
今回は、数多くの建築見積ソフトの中から「MtWin」を紹介したいと思います。ぜひ最後までご覧ください。
MtWinとは
MtWinとは、株式会社イチホコンピュータが提供する建築見積ソフトです。
建築向け見積作成ソフトの中でも比較的古いソフトですが、今も更新が続けられておりWindows10での動作確認報告もされているので安心して利用できます。
今回はこのMtWinを紹介します。
製品概要
対象従業員規模 | 中小規模、個人事業主 | ||
提携形態 | インストール型 |
運営会社『株式会社イチホコンピュータ』について
MtWinを運営している『株式会社イチホコンピュータ』についてご紹介します。
会社名 | 株式会社イチホコンピュータ |
所在地 | 〒187-0002 東京都小平市花小金井7-2-9 |
代表者 | 岡部 成人 |
設立 | 1987年11月 |
資本金 | 未公開 |
事業内容 | 建設工事業向けのソフトウェアを開発・販売 |
主な | 沿革1987年11月 会社設立 |
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MtWinの評価・口コミは?
MtWinの口コミや評価に関する内容は見つかりませんでした。
しかし、MtWinは使いやすく簡単な操作で建築業界で長く利用されています。
その理由を順に見ていきましょう。
MtWinの特徴・機能
MtWinの特徴は、エクセルに近い感覚で簡単に見積作成が出来ることです。
また、見積だけでなく実行予算機能も備えています。
それでは、MtWinの特徴についてこの章で詳しく見ていきましょう。
MtWinの特徴
MtWinの特徴は主に以下の通りです。
MtWinの主な特徴
- エクセルに近い表示形式で多階層構造でもスムーズ
- 明細が「実行予算」「基準見積」「提出見積」を備えている
- 複数の見積書を同時に編集できる
- カスタマイズはできない
- サポートは定期的に「ネット講習会」が実施される
エクセルに近い表示形式で多階層構造でもスムーズ
MtWinは日ごろ使い慣れたエクセルに似たような一覧表デザインなので、階層が深くなったり明細数が多くなっても情報を見失いにくくなっています。
階層は7階層まで作成でき、明細の数にも制限がないので安心して利用できますね。
明細が「実行予算」「基準見積」「提出見積」を備えている
MtWinで作成する見積では、明細行ごとに「実行予算」「基準見積(定価)」「提出見積」の3種類の情報を入力することができます。
この3種類の価格情報を持っていることで、お客様への提出価格を様々な視点から確認することができます。
併せて「調整率」などの項目もあり、実行予算や基準価格を見ながら調整率を変更することで、お客様への提供価格を多角的に検討が可能です。
しかも提出見積価格をいつでも基準価格に戻せます。
積算作業でありがちな、「金額をいじりすぎてよくわからなくなる」ということも防げそうですね。
複数の見積書を同時に編集できる
MtWinでは、タブ形式で複数の見積書を同時に10件まで表示することができます。
表示した見積書は同時編集ができるので、内容を比較しながら部分的に引用するなど柔軟な運用が可能です。
カスタマイズはできない
MtWinは、ユーザーの要望に合わせた専用のカスタマイズを受け付けていないようです。
インストール型のソフトなので、基本的には買い切りのみの対応です。
ただし、不具合修正などを含めた無償バージョンアップは用意されています。
大きな機能改修は有償バージョンアップとしてソフトを買いなおす必要があるので注意が必要です。
サポートは定期的に「ネット講習会」が実施される
利用方法に不明点がある場合や、バグ・不具合などの報告を行いたい場合など、基本的にはメールでの問合せのみです。
ソフト操作の指導は別途サポート費用が必要なので、あまりにも操作が不安な場合は導入検討を慎重に行ったほうが安全です。
個別のサポートはメール以外に行っていませんが、代わりに「ネット講習会」を定期的に実施しています。
インターネットを通じたオンライン講習会で、申し込み手続き不要の無料セミナーです。
10分程度で説明してくれますが、検討中の方・導入済みの方どちらにも分かる概要説明をしてくれます。
チャットや音声による質疑応答にも応えてくれるようなので、メール対応のみで不安が残る場合には活用をおすすめします。
MtWinの機能
MtWinの主な機能は以下の通りです。
MtWinの主な特徴
- 見積作成機能
- 工事の予算・原価管理へ発展機能
- 業者管理
見積作成機能
MtWinの見積作成機能は便利な機能が豊富に備わっています。
上述の通り7階層まで作成できる機能や、歩掛が自動で出来る機能など、建築見積で必要な機能が揃っています。
さらに、操作感もExcelと同様である為、初めてソフトを導入する方でも操作に慣れるまでの時間は要しません。
また、印刷のフォーマットもフレキシブルに対応している為、状況にあった見積書を提出することが可能です。
建築表向け見積作成ソフトに関する記事はこちら
工事の予算・原価管理へ発展機能
MtWinは、「実行予算」「基準見積」「提出見積」の3つの数量と単価をデータとして持つことができます。
そのうちの「実行予算」のデータを「工程表/予算/日報管理システムKtWin」に転送することが可能です。
「工程表/予算/日報管理システムKtWin」は予算管理が出来るソフトである為、転送機能を用いることで、見積~予算管理まで簡単に管理する事が出来ます。
実行予算・原価管理ソフトに関する記事はこちら
業者管理
MtWinは、見積の明細ごとに業者を設定することができます。
どの業者に依頼する物だったか分からなくなった、発注書作成時に依頼先の業者を調べるのに時間がかかる等の課題を解消することができます。
MtWinの費用・料金
MtWinには、3つの導入タイプが用意されています。
年間更新が必要ですが期間中はバージョンアップを無料対応してくれる「年間ライセンスタイプ」、データの入ったUSBメモリで運用できる「USBパッケージタイプ」、パソコンに直接インストールする「ワンインストールライセンスタイプ」の3種類です。
それぞれ2本目10%、5本目30%、25本目40%、50本50%の割引が適用されます。
初期導入費用 | 年間ライセンス:16,500円(税込) USBパッケージ:63,800円(税込) ワンインストールライセンス:59,400円(税込) |
保守・更新費用 | 年間ライセンスは更新が必要 |
ユーザー数 | 年間ライセンス:不明 USBパッケージ:無制限 ワンインストールライセンス:1台 |
件数/データ容量 上限 | 年間ライセンス:無制限 USBパッケージ:無制限 ワンインストールライセンス:OSリカバリ、HDDクラッシュ時の対応は別途 |
ユーザー追加費用 | 年間ライセンス:不明 ワンインストールライセンス:製品価格-値引額 |
オプション費用 | ソフトウェアの操作説明・指導:要お問合せ OSリカバリ、HDDクラッシュ(ワンインストールライセンスのみ):要お問合せ |
お試し・体験版・デモ | あり |
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MtWinの導入方法
MtWinを導入する場合の手順は以下の通りです。
- フリー版の利用(公式サイトからダウンロード可)
- 価格/購入ページから製品を購入
- PCへインストール
まずは、フリー版をダウンロードし操作感を確認しましょう。
利用方法が分からなければ、メールサポートやヘルプ、操作説明会(無料)が用意されていますので、確認しましょう。
建築業向けの管理システム「アイピア」
アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。
さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。
アイピアはここが便利!6つのポイント
まとめ
いかがだったでしょうか。
MtWinは複雑で行数の多い建設工事業の見積書を作成するためのソフトウェアです.
エクセルに近いわかりやすい画面表示、簡単操作で多くのユーザーにに支持されています。
興味がある方はぜひ詳しく見てみてください。
※建築設備業積算見積ソフト「MtWin」は株式会社イチホコンピュータの商標登録です。
※本記事で紹介した画像・スクリーンショット等は、「MtWIN」の開発元である株式会社株式会社イチホコンピュータさまに帰属します。
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