工事写真での黒板作業を簡単に！エクセルやアプリで効率化？

工事現場では、工事が問題なく施工されたか、品質や安全性に問題は無いか証明するために大量の写真を撮影します。
工事現場で撮影する写真は、黒板に施工箇所や寸法、形状などを記載した黒板と共に撮影しなければいけません。
毎回、写真を撮影する際に黒板に記載するのは、手間と時間がかかります。

本記事では、エクセルやアプリを使用して工事写真の黒板作業を効率化させる方法をお伝えします。

工事写真での黒板作業とは

工事現場で写真を撮影する際、写真だけでは分かりづらい撮影対象物の補足情報を黒板に記載し、対象物と一緒に撮影します。
黒板に施工箇所の情報を記載することで、写真を見返した際に詳しく施工状況を知ることができるのです。

具体的に、黒板に記載する内容は以下のとおりです。

黒板に記載する内容は、工事完成後、見えなくなってしまった施工箇所についての情報も見返すことができる重要な役割が担います。

工事用写真の黒板への必要項目を記載するにあたって、いくつか注意すべきポイントをお伝えします。

現場で黒板への記入

工事現場では、写真だけでは伝わらない施工箇所の詳細な情報を黒板へ記載しますが、
記載方法にも押さえておくべきポイントがあります。

当たり前だと思われがちなことですが、自身が読めても第三者から見て読めなければ意味がありません。
工事現場は施工管理が多くあり、工事用写真も大量に撮影しなければいけませんが、検査官や施主様から見ても、見やすい字で記載することを心がけましょう。

また、各写真で黒板の書き方を変えてしまうと、見やすく管理しやすい工事写真にはなりません。
書き方を統一する方法として、フォーマットを決めたりテンプレート、アプリを活用することをお薦めします。

各現場で黒板の書き方をそろえておくことで、のちに確認を行ったり検査の際に提出する際に、スムーズに施工状況を把握することができます。

黒板の撮影

黒板を撮影する際には、黒板の文字がはっきり確認できる位置に配置するように注意しましょう。
せっかく工事写真用の黒板に必要事項を記載し、丁寧に書いても撮影の位置が遠すぎたり、明かりの関係で確認できないと意味がありません。

書き方だけでなく、撮影の際にも第三者から見て見やすい位置で撮影する必要があります。
そのため、写真を撮影する際は、対象物への距離や明るさに配慮して撮影するように心がけましょう。

黒板の文字の書き起こし

実際に工事用写真の黒板に記入する内容は、５W1Hであるか確認しましょう。
工事写真における黒板は、写真を見ただけでいつ、どこで、だれが、何を、何のために、どのように、このようなことを見ただけで確認できる写真でなくてはなりません。

工事写真台帳をエクセルで作成するメリット

工事現場において撮影した写真を管理するのに使用されるのが、工事写真台帳です。
Microsoft Excelを利用し作成する方法は、手書きやワードと比べ、使い慣れた人も多く、時間の削減やより正確な工事台帳の作成が可能です。

エクセルのメリット１　導入コストがかからない

ほとんどの企業のパソコンではofficeソフトを利用しており、すでにエクセルがインストールされているので、エクセルで工事台帳を作成する場合は導入費用がかかりません。
ソフトやアプリを活用するよりも、導入コストがかからないことによって、気軽に始められるのが大きなメリットです。

エクセルのメリット２　使い慣れている人が多い

上記と同様、ほとんどの企業でエクセルは使用されているため、使い慣れている人が多く、慣れるまでの時間がかかりません。

ソフトやアプリでの作成方法に慣れるまでの時間が必要なく、工事現場で働いている方にとって、一番触り慣れていることが大きなメリットです。

エクセルのメリット３　無料テンプレートを活用できる

エクセルでの工事写真台帳を作成する場合、無料テンプレートやフリーソフトを活用することで、無料で作成を効率化することができます。
フリーソフトは、エクセルと連携できるものもあり、自動で撮影した写真をエクセルに貼付できます。

工事写真台帳をエクセルで作成するデメリット

上記では、エクセルで工事写真台帳を作成するメリットを記載しましたが、エクセルでの作成には限界があります。
エクセルは、使い慣れている人が多く導入コストがかからないため、便利ではありますが大きなデメリットもあるのです。

エクセルのデメリット１　黒板作業を効率化できない

エクセルでの工事写真台帳の作成では、黒板への記載を効率化することはできません。
これまで通り黒板へ施工箇所の不足情報を、手書きで黒板へ記載しなければいけないので、手間と時間がかかります。

また、明るさや黒板の位置によっては、記載内容が読み取れず、書き直したり写真を再度取り直さなければいけない、といったようなトラブルもあります。

エクセルのデメリット２　写真のデータ移行が手作業

撮影した工事写真は、手作業でエクセルに貼り付けなければいけないため、手間と時間がかかります。
また、書き方や写真の貼り付けを統一する場合、エクセルは本来計算用ソフトであるため、写真の大きさや順番、位置の調整のような操作がしにくいといったデメリットがあります。

その為、写真の大きさを揃え、順番を整えるといった作業にも時間がかかり、効率化できていないのが現状です。

エクセルのデメリット３　フリーソフトのサポートが不十分

撮影した写真を自動でエクセルに貼り付けてくれる便利なフリーソフトではありますが、サポート体制が整っていないものがほとんどです。
ソフトに関して、困ったことや分からないことがあっても、問い合わせできないことがあるのです。

また、使用しているパソコンのアップデートに対応できないものが多いため、
ソフトが起動できなくなったり、写真が消えてしまうこともあるのです。

エクセルのデメリット４　セキュリティ面の不安

エクセルで工事写真台帳を作成すると、修正を行う際、基本的に原本に修正することになります。
そのため、原本へのデータの改ざんや削除が簡単にできてしまうのです。

また、フリーソフトにおいても、セキュリティ面についての説明が無い場合、工事写真における情報が第三者にわたってしまうことが考えられます。

エクセルやフリーソフトのセキュリティ面の不安から、ソフトやアプリを使用する企業が近年増えつつあります。

工事写真台帳専用アプリによる効率化

エクセルやフリーソフトは、導入コストがかからないことや使い慣れている人が多く便利な反面、効率化できないことだったりセキュリティ面に不安が残ることが分かりました。
工事写真台帳専用アプリを活用することで、これらのデメリットを解決し、黒板作業や工事写真台帳の作成を効率化できるのです。

アプリのメリット１　台帳の作成がワンクリック

工事写真専用のアプリを活用すると、撮影した写真をワンクリックでテンプレートに反映させることができます。
近年ほとんどの方がスマホを所有しており、エクセルよりもアプリでの作業の方が直感的で使いやすいため、サクサク台帳を作成することができます。

そのため、写真の並び替えや位置の調整、大きさを揃えるなどの手間が省け、工事写真台帳の作成時間が大幅に削減できます。

アプリのメリット２　電子小黒板機能搭載

工事写真専用アプリでは、電子小黒板機能が搭載されているため、現場での黒板作業が効率化されます。
黒板の文字が読み取れず、写真の撮り直しといったトラブルを防ぐほか、黒板に寸法や形状、施工箇所といった情報を記入する手間を省くことができます。

また、電子小黒板に入力された情報は、自動で工事写真台帳に転記されるものもある為、台帳を作成・編集する際に情報の再入力の手間を省くことも出来ます。

アプリのメリット3　データ送信で効率化

アプリでは、現場で撮影した工事写真をスマホから送信できるため、撮影した写真をパソコンに移し替えるといった手間を省くことができます。
従来は、撮影した写真を事務所に持ち帰り、USBのようなメモリーカードから写真をパソコンに移し替えなければいけませんでした。

しかし、アプリを使用することでスマホからデータを送信できるため、他の従業員への共有も簡単にでき、作成時間を大幅に削減することができます。

アプリのメリット4　レイアウトは豊富なテンプレートから作成可能

工事写真専用のアプリには、豊富なテンプレートが用意されています。
その中からテンプレートを選択するだけで、自動で写真をレイアウトできます。

工事写真台帳は、書き方や写真を統一しなければいけないため、エクセルでの作業では調整に時間がかかります。
アプリを活用すると、豊富なテンプレートからワンクリックで選ぶだけで、統一された工事写真台帳を作成することができます。

おすすめの工事写真台帳専用アプリ

工事専用写真アプリを活用することで、台帳の作成時間、黒板作業が大幅に効率化できます。
近年、多数の工事写真専用アプリがリリースされているため、どれを導入すればいいのか分からない、といった方も多いのではないでしょうか。

ここでは、厳選したオススメアプリを2つご紹介します。

工事台帳専用アプリ「ミライ工事」

工事台帳専用アプリ「ミライ工事」はこちら

「ミライ工事」は、導入した企業から高い評価を得ており、優れた特徴を持ちます。
まず、ミライ工事は契約から最短１～２日で利用を開始することができ、初期費用がかからないことが大きなメリットです。

また、インターネット環境に左右されないため、オフラインでも全ての操作を行うことができます。

特徴

※一部を抜粋

価格

• ミライ工事 公式サイトはこちら
• 資料ダウンロード（無料）

建築向けクラウドサービス「Photoruction」

建築向けクラウドサービス「Photoruction」はこちら

Photoruction（フォトラクション）では、信憑性確認機能が搭載された電子小黒板が搭載されています。
撮影した写真はアプリが自動で整理してくれるため、事務所での整理作業の手間を省くことができます。

特徴

価格

1企業当たり、月額100,000円で利用できるため、大規模の企業にはお得な価格となっています。
詳細はお問合せください。

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• 資料ダウンロード（無料）

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まとめ

工事写真台帳や黒板作業は、専用のアプリを活用することで効率化することができます。
工事現場では、大量の写真を撮影し、黒板に不足情報を記載しなければいけません。

エクセルでの管理方法や、台帳の作成では効率化に限界があります。
専用アプリを活用し、時間のかかる作業を効率化してみてはいかがでしょうか。