建設業では、現場ごとに必要となる材料や人材の数は異なり、工事費用も異なります。より多くの利益を上げるためには、積算で正確な費用を把握する必要があります。そんな重要な積算業務ですが、「もっと便利にできないの?」「効率的に積算業務を進めたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?そこで、この記事では、積算業務に役立つ積算システム、主に積算システム・積算ソフトについてご紹介いたします。
目次
積算システムとは?
当然ながら、積算システムを使用しなくても積算はできます。しかし、積算では1つの施工単価を導き出すのに、何冊もの積算基準書・物価単価等の資料のページをめくりながら自分で計算していく必要があります。非常に細かく、大変な作業です。
積算システムは、そういった施工単価等を瞬時に計算することができ、その上精度の高い積算が可能にしてくれます。
時間的コスト(効率)に注目して考えれば、その差は一目瞭然です。
つまり、積算システムは効率的な積算業務の手助けになるものと言えるのです。
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どんな積算システムを選ぶと良いの?
積算システムといっても、数多くの種類があり、値段差もあります。主に積算システム・積算ソフトの値段の大きな違いは、収録されている積算基準、単価データの違い、現地サポートの有無などが挙げられると思います。コストが多くかかったとしても、やはり精度が高く、使い方の指導・サポートをしてもらえるものが安心です。
また、その地域に対応した積算データ、考え方が機能面等も含めて備わっていないと、導入する意味がありません。安価なものは、そういった「ローカル積算」に対応していないことも多く、例え「国(国土交通省)に対応」とうたっていても、それほど精度の高い積算は望めないことも多いです。
高価なものは、開発人件費やデータ搭載料をかけ、そういった細やかなローカル積算に対応できることが多いです。また、人件費のかかる現地サポートを置き、手厚いお客様のメンテナンス、サポートも重視していることも多いです。
「高価」と感じるかもしれませんが、それは、お客様に安心して使っていただける為の品質、内容を保つためにコストがかかっており、適正価格とも考えられるのではないでしょうか?
また、積算システムをどんな目的で導入するのか?何に価値を見出すのかが重要なポイントで、それに見合ったものを選択することが大切です。
おすすめ積算システム5選
積算システムを選定する際には、機能面、操作性、料金、環境(クラウド、ハード)、そしてサポート体制を考慮することが重要です。
これらの要素はすべて重要ですが、特に機能面と操作性は自社のニーズに適合しているかどうかを確認することが重要です。
なぜなら、これらがマッチしていない場合、システムの導入が逆に手間になったり、効果を実感できない可能性があるからです。
そのため、自社で必要な機能をチェックリストにまとめ、それを元に比較検討することがおすすめです。
それでは、おすすめの積算システム5つをご紹介いたします。
※2024年4月19日時点
土木積算システム「Gaia」
様々な局面に柔軟に対応していくためには、豊かな経験値に基づいた戦略とそれを支える高度な技術、そして手になじんだツールが不可欠です。
積算システム「Gaia」シリーズの最新版「Gaia10」は、「積算精度」を追求するため、それぞれの発注者ごとの積算に必要な情報・条件などお客さまの積算ノウハウを反映できる仕組みづくりにこだわられています。
つまり、従来の使いやすさを向上させただけではなく、 精度向上を実現するための進化を遂げているのです。
提供形態 | 要お問合せ |
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価格 | 要お問合せ |
機能 | 設計書取込、設計書情報の設定、積算、経費計算 |
サポート体制 | メールサポート、リモートサポート(遠隔操作) | 体験版 | ー |
土木積算システム「ATLUS REAL Evo」
さらなる積算効率の向上と精度を追求した土木積算システムの決定版といえます。
30年以上の実績と信頼から土木積算システムのスタンダードとして好評な「ATLUS」シリーズが、さらなる進化を遂げて「ATLUS REAL Evo(アトラス レアル エボ)」として誕生しました。
最新の「ATLUS REAL Evo」では、画像形式の設計書データを取り込み、OCRで解析し積算する機能や、自動解析の精度を高める積算アシスト機能、必要な時に最適なデータを提供するオンデマンド機能等が搭載されており、より高精度で効率化した積算業務が可能になっています。
提供形態 | インストール型(クラウド型もあり) |
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価格 | 要お問合せ |
機能 | ハイブリッド設計書取込&解析、OCRで解析し積算、積算アシスト機能で自動解析、全国対応の歩掛・単価データ搭載、ミスを防止する |
サポート体制 | お客様専用サポートサイト、訪問サポート、無料電話、リモートサポート |
体験版 | 無料デモあり(オンライン・訪問) |
公共土木積算システム「メビウスX」
NEXCO・鉄道運輸・トンネル・ダム工事など幅広い積算に対応しています。また、機能性においても合算、経費シミュレーション、低入札価格の算出、設計書の取り込みから連動表示など、高い機能性で効率的に積算業務を行えるシステムです。
ユーザーの「使いやすさ」に軸をおいたシステムで、「高品質」をコンセプトにしています。移り変わる積算基準にスピーディかつ正確に順応し、精度と利便性に優れた機能で積算に関する作業をしっかりバックアップしてくれます。
提供形態 | インストール型 |
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価格 | 要お問合せ |
機能 | 設計書取込機能、複数工事の合算経費計算、基準改定・単価更新、直工逆算、予定価格調整、低入価格算出、多彩な入力支援機能 |
サポート体制 | 電話サポート、リモートサポート ※訪問指導は別途費用 |
体験版 | ー |
積算ソフト「楽王」
もう手拾いや見積作成に時間をかけない! 初心者でも簡単に積算できる建設業向けソフトです。
楽王シリーズは、シリーズ累計2100社の導入実績で、表計算ソフトでの積算・見積から65%の工数削減を実現します。
提供形態 | 要問合せ |
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価格 | 初期導入費:要問合せ 月額費用:8,800円~ |
機能 | 見積コピー機能、オートコンプリート機能、集計機能、画面アレンジ機能、インポート機能、自動引き当て機能 |
サポート体制 | 楽王3 オンラインヘルプ、お問合せフォーム | 体験版 | 無料デモあり |
積算ソフト「頂」(いただき)
積算が初めての人にも使いやすく、ほかの積算ソフトを利用していた人にも満足していただけるソフトです。積算ソフト「頂」は、すべての工種を搭載し、施工パッケージにも対応した「総合」積算セットと、管・設備工事に絞って価格を抑えた「管・設備」積算セットの2種類があり、自社に合ったものを導入できます。
提供形態 | インストール型 |
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価格 | 「総合」積算セット:330,000円+132,000円(メンテナンス費) 「管・設備」積算セット:264,000円+105,600円(メンテナンス費) *1ライセンス契約でパソコン3台まで利用可能 *レンタル契約あり |
機能 | 施工パッケージ、2つの設計書から、合算経費の算出 |
サポート体制 | ホームページ記載なし |
体験版 | 無料体験あり(14日間) |
見積ソフトに関連する記事はこちら
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アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。 さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。
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まとめ
積算システムについてご紹介いたしましたが、いかがでしたか?少しでも参考になればうれしいです。「どんな目的で積算システムを導入するのか」「どこに価値を見出すのか」を考え、自社に合った積算システム・積算ソフトを見つけて、導入してみてはいかがでしょうか?
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