建築業向け管理システム Aippear(アイピア)
リフォーム・住宅工事関係者が選ぶ"高い満足度の業務管理システム"
アイピアを導入するメリットが解かる!詳細資料のダウンロードはこちら|情報共有システム リフォーム 建築 見積ソフト 原価管理 粗利管理

「建築業向け管理システム」を検討中の方へ

【デジタル化・AI導入補助金】 3月末申請開始

PDCAサイクルの具体的な活用例|業務効率を最大化する回し方を解説

PDCAサイクルの具体的な活用例|業務効率を最大化する回し方を解説

「PDCAなんて今さら……」と感じる方も多いかもしれません。社会人はもちろん、学生でもその名を知る「PDCA」ですが、実際の業務で「PDCAサイクル」を正しく回し、成果に繋げられているケースは意外と少ないのが現状です。

マネジメントスキルの基本中の基本だからこそ、改めてその本質を振り返ってみましょう。自社ですぐに活用できるよう、パワーポイント形式の「PDCAシート」も用意しましたので、ぜひダウンロードして活用してください。

目次

PDCAサイクルとは

PDCAサイクルとは

ご存じの通り、PDCAとはP(Plan:計画)、D(Do:実行)、C(Check:評価)、A(Act:改善)の頭文字を取ったフレームワークです。
円滑に仕事を進めるためのポイントとして推奨されますが、このサイクルを継続的に回すことで、業務の品質向上やプロセスの改善を確実に図ることができます。

PDCAの本質は「スパイラルアップ(螺旋状の向上)」にあります。
一度で終わらせず、サイクルを繰り返し回し続けることで、効果の大小を問わず、着実な品質向上へと繋げていくという考え方です。

古くからある手法であり、多くの企業が導入を試みていますが、現実は「知ってはいるものの、思うように運用できていない」という声が後を絶ちません。

もともとPDCAは品質管理の手法として誕生しました。
提唱者は、米国の統計学者ウィリアム・エドワード・デミング博士であると言われています。

また、国際標準規格であるISOのうち、品質マネジメントシステム(顧客満足度向上)を目的とした「ISO9001」においても、PDCAサイクルによる「継続的改善」が必須の要求事項として定められています。

P(Plan:計画)

まずは最初のステップ「Plan」です。計画を立てる際、具体的にどのような要素を決定すべきでしょうか。

ポイント1:情報を細分化する

「Who:誰が」「When:いつ」「Where:どこで」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どうやって」「How much:いくらで」という「5W2H」のフレームワークを用いて、詳細に落とし込むことが重要です。

ポイント2:目標と計画の違いを意識する

「売上5億円」や「契約数30件」といった数字は、あくまで「目標(ゴール)」です。Planにおいては、その数値を「どうやって」達成するのかという「具体的な行動計画」が不可欠です。
Planを設定する際は、「目指すべきゴール」と「そこに至る道筋」の両方をセットで用意しましょう。

D(Do:実行)

計画が定まったら、次は「Do」のフェーズです。
ここで重要なのは、ただがむしゃらに動くのではなく、「評価に繋がる動き」を意識することです。

ポイント1:適正な評価ができる仕組みを作る

次ステップである「Check(評価)」で客観的な分析ができるよう、実行のプロセスを可視化しておく必要があります。

基本は「実行した内容のログ」を正確に残すことです。記録すべき項目については、次の「Check」の項目で詳しく解説します。

ポイント2:スムーズに実行できる体制を整える

計画通りにDoを進めるためには、チーム内の「報連相(報告・連絡・相談)」のルール化が欠かせません。
現場で次のようなトラブルが起きていませんか?

  • 肝心な報告が上がってこない
  • トラブルが起きてから時間が経って報告が来た
  • 重要な報告をメールで済まされてしまった

これらは、報連相の基準を事前に定めていないために発生します。優れたマネージャーは、トラブルが起きた「事後」ではなく、実行を始める「事前」にルールを徹底しています。
計画とのズレを即座に修正するためにも、報告の頻度、タイミング、項目、手段(対面・チャット・電話など)をあらかじめ決めておきましょう。

C(Check:評価)

ポイント1:数値で評価する

「頑張った」「手応えがあった」といった主観的な感想ではなく、誰もが共通認識を持てる「数値」で評価するようにしましょう。
例えば営業活動を評価する場合、指標として次の4点(量・質・時間・スピード)が挙げられます。

:訪問件数や提案数、見積作成数などの行動ボリューム。
:成約率や顧客単価など、行動の精度。
時間:業務全体の中で、計画通りにその作業へ十分な時間を割けたかどうか。
スピード:1件の見積作成に要した時間。効率化の余地がないかを判断します。

A(Act:改善)

評価の結果を受け、具体的な改善策を練るフェーズです。単なる微調整だけでなく、「このプロジェクト自体を継続すべきか?」といった根本的な判断も含まれます。

ポイント1:次の「P」に繋がる改善を意識する

PDCAが「サイクル」として機能するかどうかは、このActにかかっています。
出た結果をもとに「次はこうしよう」と新しいPlan(計画)へフィードバックすることで、初めて螺旋状の成長が始まります。

PDCAサイクルの具体的な活用例

それでは、具体的にどのようにサイクルを回すのか、身近な例でシミュレーションしてみましょう。
今回は「情報サイト AIPPPEAR.NET の1日あたりの新規訪問者数を100人増やす」という目標を例に挙げます。
※説明用の簡易的なモデルであることをご了承ください。

①「Plan」

まずターゲット(ペルソナ)を明確にし、そのニーズに沿った記事を「1日1本公開する」という計画を立てました。
前提として、現状の数値を把握します。

現状のUU(訪問者数):1,000人/日
平均滞在時間:3分
月間記事公開数:10~15本

目標達成のため、ペルソナが検索しそうなキーワードを洗い出し、どのようなテーマであれば1日100人の流入を見込めるかを精査しました。

②「Do」

実際に毎日1記事を執筆・公開していきます。
闇雲に書くのではなく、キーワードの「検索ボリューム」を事前に調査し、ニーズがあることを確認してから作成します。
また、後で分析ができるよう「選定キーワード」「日別アクセス数」「執筆時間」をデータとして蓄積しておきましょう。

③「Check」

一定期間後、検証を行います。「行動」と「結果」の両面からチェックしましょう。
まずは行動ベース(毎日1記事書く)の振り返りです。

  • 1日1記事の更新を完遂できたか?
  • 達成できた要因、あるいはできなかった原因は何か?
  • 記事数とユーザー数に相関関係は見られたか?

次に、結果ベース(新規ユーザー100人増)の振り返りです。

  • 実際に100人増加したか?
  • ユーザー増に伴い、滞在時間や直帰率が悪化していないか?
  • 目標未達の場合、どのステップに課題があったか?

さらに、次のような仮説を立てて分析を深めます。

  • 更新頻度は守れたが、他業務が圧迫されたため効率化が必要だ
  • 滞在時間が減ったのは、量を優先して記事の可読性が落ちたからではないか?
  • 急増したのは、特定のトレンド記事がヒットしたからではないか?

大切なのは、失敗の原因だけでなく「成功の要因」も特定することです。再現性のある勝ちパターンを見つければ、他の施策にも応用が可能になります。

④「Action」

分析で見えた課題や仮説を、次期の計画に反映させます。
記事内容の改善だけでなく、SNSでの拡散方法を検討するなど、周辺環境も含めたトータルな改善を目指しましょう。たとえ期待通りの結果が出なくても、要因を明確にして次へ繋げれば、それは確実な一歩となります。
試行錯誤を繰り返して「何が有効で何が不要か」を見極め、蓄積されたノウハウを武器にアクセスの最大化を図っていきましょう。

PDCAサイクルが回らない際の問題点

PDCAという言葉を理解していても、いざ実務に落とし込むとなると「なぜか上手くいかない」「いつの間にか形骸化している」という壁にぶつかるケースは少なくありません。
実は、PDCAが機能しなくなる原因には、多くの組織に共通する「特有の落とし穴」が存在します。
ここでは、サイクルを停滞させてしまう主な要因を3つのポイントに整理して解説します。自社の現状と照らし合わせながら、チェックしてみてください。

評価(C)と改善(A)が欠落している

PDCAが機能していない組織のほとんどは、日々の業務に追われるあまり「やりっぱなし(Do止まり)」になっています。

評価(Check)を後回しにしているため、計画(Plan)が正しかったのか、なぜ結果が出なかったのかが不明透明なまま、また次の作業へ入ってしまう悪循環です。

評価ができなければ適切な改善(Act)も行えず、当然ながら次のステップへ進化することもありません。

サイクルを動かすには、まず「順番通りに、最後まで回し切る」という意識を強く持つことが必要です。

改善を急ぎすぎて検証が不十分

成果を焦るあまり、十分なデータが揃う前に次々と計画を変更してしまうケースです。高速でサイクルを回しているつもりでも、実態が伴っていない状態と言えます。

これでは、本来なら効果が出るはずだった施策も「効果なし」と誤判定してしまうリスクがあります。
「いつまで評価期間を設けるか」を事前に決め、その期間はやり抜く忍耐強さも大切です。

計画(P)に時間をかけすぎている

完璧なプランを求めすぎて分析に膨大な時間を費やし、一向に実行(Do)に移れないパターンです。
市場や環境は常に変化しています。机上の空論で100点を狙っても、いざ実行してみると想定外の事態が起きるのが常です。

PDCAは「動きながら修正し、最適解を見つける」手法です。最初は60点程度の計画でも良いので、「まずは試してみよう」という柔軟なスタンスが成功のカギとなります。

現場で使えるPDCAシート

PDCAを回す上での注意点をご理解いただけたでしょうか。
実際に運用を始めるための第一歩として、視覚的に進捗を管理できる「PDCAシート」を活用するのがおすすめです。

PDCAシートは、4つのフェーズの流れを1枚の図にまとめたものです。これを使うことで、今の課題がどこにあるのかを一目で把握できます。
無料でダウンロードできますので、自社での改善活動のひな形としてぜひお役立てください。

PDCAに代わる手法?OODAループとは

OODAループとは

最近、ビジネスシーンで「OODA(ウーダ)ループ」という言葉を耳にすることはありませんか?「PDCAはもう古い」という刺激的な見出しで紹介されることも多い手法です。
OODAとは、「Observe:観察」「Orient:情勢判断」「Decide:意思決定」「Act:行動」の頭文字を取ったもの。湾岸戦争での教訓をもとに、米空軍のジョン・ボイド大佐が提唱しました。

Observe:(観察)

まずは市場や競合、自社の現状を徹底的に「観察」し、正確な情報を収集・把握します。
時には情報を得るためにまず動くこともあります。現場のリアルな情報を起点にするのが最大の特徴です。

Orient:(情勢判断)

収集した情報にどのような意味があるのかを考え、自分たちが置かれた状況を判断して戦略の方向性を定めます。
※ここでは綿密な計画は不要です。正確さよりも「判断のスピード」が最優先されます。

Decide:(意思決定)

状況に応じて、次にとるべき具体的な行動を決定します。
OODAは「個人の裁量」を重視するモデルです。戦地でパイロットが上官に相談している暇がないのと同様、各自がその場で即断即決することで、圧倒的なスピードを生み出します。

Act:(行動)

決定したことを即座に実行します。実行中に異変を感じたら、すぐに最初の「Observe(観察)」へ戻り、再びループを回します。
この4ステップを超高速で回転させ続けることが、OODAの本質です。

PDCAサイクルとOODAループの比較

PDCAは「計画・実行・評価・改善」の段階が明確で、管理指標にしやすいという強みがあります。
一方で、厳密な計画を立てるために時間を要し、急激な環境変化に対応しにくいという面もあります。

もともと製造業の品質管理から生まれた手法であるため、ルーティン業務の効率化や、既存プロセスの継続的な改善においては非常に大きな成果を発揮します。

対するOODAは、迅速な意思決定を目的としています。
不確実性が高く、状況が刻一刻と変化するスタートアップや新規事業、変化の激しい市場環境に適した手法と言えます。

① スピーディーな始動ができるOODA

PDCAの計画立案は通常、会議室で行われます。そのため時間がかかり、現場との乖離が生じがちです。
OODAは「現場」が起点となって自律的に動くプロセスであるため、着手や方針転換が極めてスムーズです。

② 状況変化に強いOODA

観察から意思決定までを瞬時に繰り返すため、不測の事態が起きてもすぐに観察フェーズに戻り、その都度最適な修正を加えることが可能です。

建築業向けの管理システム「アイピア」

工務店・リフォーム会社が選ぶ「建築業向け管理システム アイピア」社内の情報を一元管理!

アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。
さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。

まとめ

PDCAサイクルについて、理解は深まったでしょうか?

「概念は知っているけれど、具体的にどうすればいいかわからなかった」という方も多いはず。まずは小さな業務から、この4ステップを意識的に回し始めてみてください。

ネット上では「PDCAはもう古い」という極端な意見も見られますが、組織の方向性を定め、着実な品質向上・業務改善を図る上では、現在もなお欠かせない基本手法です。

こうした基本を押さえた上で、新たな手法として登場した「OODAループ」を状況に応じて使い分けるのが理想的です。

品質向上のPDCAか、迅速な意思決定のOODAか。目的に合わせて最適なサイクルを選択し、日々の業務改善に役立てていきましょう。

“社内のデータを一元管理”工務店・リフォーム会社が選ぶ!

建築業向け管理システム
Aippear(アイピア)

アイピアを紹介するロボのイラスト

  • URLをコピーしました!
目次