建築・リフォーム業界向けの一元管理システムである「建て役者」をご存じでしょうか。
建て役者を用いることで、建築業の煩雑な事務作業を効率化することができます。
今回は、「建て役者」とは何か、その特徴や料金形態、特徴などをご紹介します。
また、口コミや導入事例等も併せてご紹介します。
建て役者とは
『建て役者』は建築・リフォーム業界向けの業務一元管理システムです。
導入社数は720社以上であり、多くの建築業に愛用されています。
建て役者は、顧客情報や商談、工程の進捗状況、原価管理、受発注管理、そしてアフターフォローまで、すべての業務を一元管理できます。
また過去に作成した見積もりを再利用できるため、見積もり情報が貴重な資産として蓄積され、経験の浅い担当者でも、経験豊富な担当者の見積もりを参考にすることで、高い精度の見積もりを作成できます。
さらに、クラウド型なので、インターネット接続があればどこでも情報を確認できます。
これまで会社に戻らないと見られなかった情報も、外出先で簡単にチェックできるようになります。
建築見積ソフト、業務管理システムに関する記事はこちら
製品概要
対象従業員規模 | 全ての規模に対応 | ||
提携形態 | クラウド型 |
運営会社『株式会社システムサポート』について
建て役者を運営している『株式会社システムサポート』についてご紹介します。
会社名 | 株式会社システムサポート |
所在地(本社) | 〒920-0853 石川県金沢市本町1-5-2 リファーレ9F |
代表者 | 小清水 良次 |
設立 | 1980年1月 |
資本金 | 723百万円 |
事業内容 | クラウドインテグレーション事業、システムインテグレーション事業、アウトソーシング事業、プロダクト事業、海外事業 |
主な | 沿革1980年 石川県金沢市に設立 2005年 建築業向け工事情報管理システム「建て役者」の販売を開始 |
建て役者の評価・口コミは?
建て役者の概要について紹介しました。
では実際建て役者はどのような評価を受けているのでしょうか。
建て役者の口コミや評価に関する内容は見つかりませんでした。
しかし、上述の通り、建て役者は多くの企業に長年愛用されているシステムです。
その理由を順に見ていきましょう。
建て役者の特徴・機能
建て役者の特筆すべき特徴は、「クラウド型の一元管理システム」である点です。
一元管理システムであれば、様々な情報を集約できる為、入力や確認の手間を省くことができます。
さらに、クラウド型であることで、外出先からの情報の修正が可能となり、作業時間の短縮が可能です。
建て役者にはその他にも様々な特徴や機能があります。
この章で順にみていきましょう。
建て役者の特徴
ここでは、建て役者の主な特徴を3つご紹介します。
建て役者の主な特徴
- リフォーム・新築に必要な機能が搭載されている
- 過去の見積を有効活用できる
- 使いやすさに徹底的にこだわったデザイン
リフォーム・新築に必要な機能が搭載されている
リフォームや新築を含めた、建築業の管理では工事に関する情報や、工事毎の実行予算の作成等、他の業種にはない特殊な情報の管理が必要です。
こうした、建築業ならではの機能を全て搭載している為、リフォームや新築業の方でも安心してシステムを利用できます。
過去の見積を有効活用できる
建て役者は、過去の見積の情報をクラウド上に過去の見積データを蓄積できます。
過去の情報を用いて見積を作成することで、経験の浅い社員でも簡単に正確な見積書を作成することができます。
使いやすさに徹底的にこだわったデザイン
建て役者は分かりやすい画面で、PCに不慣れな方でも安心して利用できます。
また、システムを企業ごとに柔軟にカスタマイズできる為、シンプルな画面で利用可能です。
建て役者の機能
建て役者の主な機能は以下の通りです。
建て役者の主な機能
- 見積作成
- 発注書作成
- 顧客管理
- 商談管理
- 実行予算
- 工程管理
- 原価管理
- アフター管理
この章では、上記から抜粋して「見積作成」「発注書作成」「顧客管理」についてご紹介します。
見積作成
建て役者の見積作成機能は、上述した通り過去のデータを蓄積し、蓄積したデータを元に見積作成が可能です。
また、Excelデータの取り込みもできる為、他のシステムから移行する場合やExcelで情報を管理していた場合等は非常に便利に活用できます。
発注書作成
建て役者は、実行予算を元に発注書を作成できます。
さらに業者から受領した請求書を登録すれば、実原価に反映される為、原価の管理をスムーズに行うことができます。
顧客管理
顧客の基本的な情報に加え、進捗状況や打合せの履歴なども管理できます。
DM作成や得意客の抽出に便利な「キーワード」機能があり、売上拡大にも利用できる便利な機能です。
建て役者の費用・料金
建て役者の料金形態は「初期費用+月額費用+オプション/カスタマイズ費用」です。
より詳細な料金は、別途見積が必要です。
気になる方は、お問合せフォームから見積を依頼しましょう。
建て役者の導入事例
建て役者について、特徴や機能、料金等の詳細を紹介しました。
では実際に導入した企業がどのように感じたのか、導入事例を見ていきましょう。
株式会社sumarch
–導入して具体的にどのようなことが変わりましたか?
まず物件ごとの予算管理は明確になりました。発注と請求と支払いが紐づいているため、来月・再来月どれくらい請求が来るかわからない…なんてこともなくなりました。
更に受発注システム(EDIオプション)導入後は、建て役者システムでの発注がなければ支払は対応できないというルールを設定したため、取引先各社も含めた業務フローがシステムの流れに合わせて自然に確立できました。
今ではこの業務フローが当たり前となり、アフターも含めて支払が発生する案件は全て「建て役者」で管理し、現場全体に定着しています。
引用元:導入事例 – 工事管理システム「建て役者」|株式会社システムサポート
株式会社未来工房
– 導入効果はどのようなことがありますか?
お客様ごとに情報が一元管理されていることです。情報を探すときの手間が少なくなりましたし、担当者だけが情報を知っているということもなくなりました。
引用元:導入事例 – 工事管理システム「建て役者」|株式会社システムサポート
お客様出し見積と契約後の工事見積を別々に作っていましたが、着工台帳を作ると自動生成されるので、すごく効率化されています。現場も経理も、お客様ごとのお家の原価がリアルタイムに把握できたり、発注や支払などの業務が非常に効率化されたりしています。
私たちは住んでいる人たちに長く寄り添っていくということも含めて、メンテナンスを大事にしています。引渡の登録をするとメンテナンスのスケジュールが自動生成され、一覧で視認できて助かっています。
メンテナンスの点検アラートが出てきたり、そこで得たメンテナンス事項もぱっと出てきたりするので担当者はすぐに確認できて抜け漏れが防げています。
株式会社グリーンランド
– 導入してからどのような効果がありましたか?
情報を社員全員と共有ができるので、例えば会議は現状を把握し、理解した上で始めることができています。
共有や報告のための会議ではなく、「どうすれば解決できるのか」という問題解決の場になっています。また見積もり作成では、過去に作成した見積もりを引用できる機能があるのでずいぶん楽になりました。
昔は大きな案件であれば夜中までかかっていたこともあります。例えば、キッチン工事などの小規模な案件の場合、慣れている営業であれば、過去に作成した見積もりから似た案件のものを引用して、数量や単価を変えるだけなので5分ほどで作れます。
引用元:導入事例 – 工事管理システム「建て役者」|株式会社システムサポート
いままで見積もり作成にすごく時間がかかっていたので改善したという声が特に多かったです。
さらに、予め見積もりフォーマット用の案件を「建て役者」に登録しておくことで、新人でも見積もりが作成できますし、営業による差やムラが出づらくなり、お客様へ割く時間が増えたように感じます。
建て役者の導入方法
建て役者を導入する場合の手順は以下の通りです。
- お問合せ・見積依頼
- 導入のヒアリング
- 料金プランの決定
- 導入説明会
- 運用開始
建築業向けの管理システム「アイピア」
アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。
さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。
アイピアはここが便利!6つのポイント
まとめ
「建て役者」は、建築・リフォーム業界向けの業務一元管理システムで、720社以上に導入され、広く利用されています。
また、「建て役者」はクラウド型システムである点や顧客情報、商談、工程進捗、原価管理、受発注、アフターフォローなどを一元管理できる点が特長です。
その他にも、過去の見積データを活用できる機能により、経験が浅い担当者でも高精度の見積を簡単に作成可能である点やユーザーフレンドリーな設計と柔軟なカスタマイズ性があり、初めての方でも利用しやすいシステムになっています。
導入事例では、業務の効率化や情報共有の改善、見積作成の時間短縮といった効果が報告されています。
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