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施工管理の資格「施工管理技士」とは?難易度や受験資格を一覧で解説!

施工管理の資格「施工管理技士」とは?難易度や受験資格を一覧で解説!

リフォーム工事は、お客様の自宅などの建物に施工するにあたって様々な資格が求められます。
所持していないと業務そのものが行えないものから、必須ではないものの所持していることでお客様の信頼を得られたり業務の幅が広がるものまで様々です。

そんな建築業・リフォーム業界向けの資格試験概要・難易度・所持していることでの効果など様々な視点で紹介します。
今回は、施工をスムーズに適切に進めるためにかかせない「施工管理」に関する資格です。

目次

建築施工管理技士(2級)

建築施工管理技士(2級)
難易度・資格取得にかかる推定時間
  • 毎年、4~5割程度の合格率
  • 実務経験を経たうえで受験することになるので、資格取得まで時間がかかる
勉強方法
  • 過去問や参考書を熟読
  • 資格講習会を活用する
受験資格
  • 大卒(または専門学校の「高度専門士」)+指定学科卒業1年以上(指定学科以外なら1年半以上)の実務経験
  • 短大卒または5年生高専校卒(または専門学校の「専門士)+指定学科卒業2年以上(指定学科以外なら3年以上)の実務経験
  • 高卒(または専門学校の「専門課程」)+指定学科卒業3年以上(指定学科以外なら4年半以上)の実務経験

※該当学歴なし・該当資格なしの場合、8年以上の実務経験年数で受験資格が得られます。
※職業能力開発促進法による技能検定合格者は職種によって受験資格が得られます。

試験概要
(時間・形態)
【学科試験】四肢択一方式(マークシート方式)
建築学等/施工/施工管理法/法規

【実地試験】記述式
施工経験の記述/品質管理/施工管理(用語の説明と施工上留意すべき内容の記述)/工程管理(バーチャート工程と出来高表)/法規(誤っている語句を指摘し、正しい語句の記入)/施工(不適切な語句の指摘と適切な語句の記入)

受験にかかる料金学科・実地試験:9,400円
実地試験のみ:4,700円
学科試験のみ:4,700円
※本検定の受験量は消費税非課税です。

建築施工管理技士は、一般社団法人建設業振興基金が運営する国家資格です(国土交通省指定)。
建築・建設に関して幅広い知識を問う資格ではありますが近年では設計分野に重点を置く資格体系になっているようです。

電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士
難易度・資格取得にかかる推定時間
  • 毎年、4~5割程度の合格率
  • 実務経験を経たうえで受験することになるので、資格取得まで時間がかかる
勉強方法
  • 過去問や参考書を熟読
  • 資格講習会を活用する
受験資格
  • 大卒(または専門学校の「高度専門士」)+指定学科卒業1年以上(指定学科以外なら1年半以上)の実務経験
  • 短大卒または5年生高専校卒(または専門学校の「専門士)+指定学科卒業2年以上(指定学科以外なら3年以上)の実務経験
  • 高卒(または専門学校の「専門課程」)+指定学科卒業3年以上(指定学科以外なら4年半以上)の実務経験
試験概要
(時間・形態)
【学科試験】四肢択一方式(マークシート方式
電気工学/電気設備/関連分野/施工管理法/法規

【実地試験】記述式
施工経験の記述/工程管理/語句の説明/機器の名称・機能/ネットワーク工程/用語説明/建築業法・労働安全衛生法・電気工事士法

受験にかかる料金学科・実地試験:11,800円
実地試験のみ:5,900円
学科試験のみ:5,900円
※本検定の受験量は消費税非課税です。

電気工事施行管理技士は、建築施工管理技士と同じく一般社団法人建設業振興基金が運営する資格です。

電気工事の施工を行う際の工事契約、施工図の作成などを行います。電気工事現場で施工管理をすることが主な役割です。また国土交通省が定める国家資格であり、1級・2級があります。

試験合格までサポートしてくれる企業も多く、実務を行いながら勉強するうえでは利用するほうが安心できそうです。

管工事施工管理技士(2級)

管工事施工管理技士(2級)
勉強方法
  • 市販のテキストを熟読しておく
  • 実地試験は自身の施工経験をもとにして工事内容や現場での対策を記述する問題が出題されるので、どのように表現するかを予め練習して準備する。
  • 講習会に参加して傾向を把握しておく
受験資格
  • 大卒または専門学校「高度専門士」取得後1年以上の実務経験(指定学科以外なら1年半以上)
  • 短大卒、高専卒または専門学校「専門士」取得後2年以上の実務経験(指定学科以外なら3年以上)
  • 高卒、中等教育学校卒または専門学校後3年以上の実務経験(指定学校以外なら4年半以上)
試験概要
(時間・形態)
【学科試験】四肢択一のマークシート方式
一般基礎/電気・建築/空調設備・衛生設備/機器材料・設計図書/設計管理法/その他関連法規

【実地試験】全問記述式
施工経験の記述/施工図/工事施工(空調・衛生)/工程管理/法規

受験にかかる料金学科・実地試験:8,500円
実地試験のみ:4,250円
学科試験のみ:4,250円
※本検定の受験量は消費税非課税です。

管工事施工管理技士は国土交通省管轄の国家資格の1つです。
冷暖房設備、空調設備、給排水・給湯設備、ダクト工事、浄化槽、ガス配管、衛生設備などさまざまな管工事に関して施工計画を作成して工程管理等を行うための資格です。
1級・2級がありますが2級は一般建設業の管工事許可を受けるにあたって必要な技術者要件でもあります。

ちなみに、管工事施工管理技士の資格を持っていると、1級2級に限らず社会保険労務士の受験資格が得られます。

建設機械施工技士

建設機械施工技士
勉強方法
  • 市販のテキストを熟読しておく
  • 実地試験は実技試験として機械操作が求められるので、業務での利用がいかに十分かが求められる
受験資格
  • 大卒または専門学校「高度専門士」取得後3年以上の実務経験(指定学科以外なら4年半以上)
  • 短大卒、高専卒または専門学校「専門士」取得後5年以上の実務経験(指定学科以外なら7年以上)
  • 高卒または専門学校後10年以上の実務経験(指定学校以外なら11年半以上)
試験概要
(時間・形態)
【筆記試験】
① 土木工学
建設機械による建設工事の施工に必要な土木工学に関する概略の知識
設計図書を正確に読みとるための知識② 建設機械原動機
建設機械の内燃機関の構造及び機能に関する概略の知識
建設機械の内燃機関の運転及び取扱いに関する概略の知識
機械の内燃機関の衰損、故障及び不調の原因並びにその対策に関する概略の知識③ 石油燃料
石油燃料の種類、用途及び取扱いに関する概略の知識④ 潤滑剤
潤滑剤の種類、用途及び取扱いに関する概略の知識⑤ 法規
建設工事の施工に必要な法令に関する概略の知識⑥ 選択種の建設機械施工法

【実地試験】
操作施工法(実技試験)
第1種(ブルドーザ)
第2種(油圧ショベル)
第3種(モータ・グレーダ)
第4種(ロード・ローダ)
第5種(アスファルト・フィニッシャ)
第6種(アースオーガ)

受験にかかる料金学科試験:10,100円(1つの種別)、20,200円(2つの種別)
実地試験:21,600円(1つの種別)、43,200円(2つの種別)

建設機械施工技士は、建設現場で建設機械施工に関する運転操作や現場の施工管理を行う責任者を認定する国家資格です。
小さなリフォーム工事等で求められることは少ないでしょうが、エクステリア工事などを行う場合には一部必要になるケースもある資格です。

土木施工管理技士

勉強方法
  • 市販のテキストを熟読しておく
  • 実地試験は工程管理、安全管理、品質管理に関係する問題が幅広く様々な形式で出題される為、十分な実務経験と知識が必要となる。
受験資格
  • 【2級】満17歳以上であること
  • 【1級】第一次検定:2級合格者であることまたは「高度専門士」や「専門士」などの資格を取得していること、その他に土木施工に関する実務経験があること
  • 【1級】第ニ次検定:第一次検定合格に合格したこと 及び 「指導監督的実務経験」や「専任の監理技術者による指導を受けた実務経験」が必要
  • 【1級】土木施工に関する実務経験年数が15年以上の方は、学歴を問わず受検可能
試験概要
(時間・形態)
【2級第一次検定】
四肢択一式(マークシート方式)
出題数合計61問(必須問題19問、選択問題42問)
必要解答数40問(必須問題19問、選択問題21問)

【2級第二次検定】
記述式
出題数9問(必須問題5問、選択問題4問)
解答数7問(必須問題5問、選択問題2問)

【1級第一次検定】
四肢択一式(マークシート方式)
出題数96問 (必須問題35問、選択問題61問)
解答数65問 (必須問題35問、選択問題30問)

【1級第二次検定】
記述式
出題数11問 (必須問題3問、選択問題8問)
解答数7問 (必須問題3問、選択問題4問)

受験にかかる料金【1級】第一次検定 10,500円(非課税) / 第二次検定 10,500円(非課税)
【2級】第一次検定・第二次検定 10,500円(非課税)
第一次検定 5,250円(非課税) / 第二次検定 5,250円(非課税)

土木施工管理技士は、土木工事の責任者として働くために必要な国家資格です。
この資格を取得すると、道路、トンネル、河川などさまざまな土木工事現場において、主任技術者や監理技術者として活躍できます。

まとめ

今回は施工管理に関する資格を紹介しました。
施工管理は業務に欠かせない資格で、所持していなければ関連工事そのものが行えないものがほとんどです。
そのぶん難易度も高く、多くが国家資格として扱われています。

国家資格と聞くと少し尻込みしてしまいますが、合格率が4割~5割程度がほとんどです。
しっかり時間をかければ乗り越えられない壁ではありません。

ぜひこれを機に挑戦を検討してみてください。

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