【まずはこれだけでOK!】初心者のためのマーケティングの基本分析手法

【まずはこれだけでOK!】初心者のためのマーケティングの基本分析手法

近年、インターネット・メディア等で「マーケティング」という言葉がかなり使われるようになってきました。
マーケティング部署を構える中小企業も増えてきたのではないでしょうか。
一方で、「マーケティング」が一体どういうことを行う業種なのかイマイチよく分からないという方もまだまだたくさんいるようです。

そこで今回は、マーケティング担当者になってまだ日の浅い方や、なんとなくマーケティングに興味の出てきた皆さまに向けてまずはこれだけ覚えればOK!
というマーケティングの基本的分析手法をお伝えしようと思います。

マーケティング分析手法とは?

そもそも「マーケティング」とはどういう意味でしょうか?
辞典を調べてみると、以下のような書かれています。

マーケティング 【marketing】

消費者の求めている商品・サービスを調査し,供給する商品や販売活動の方法などを決定することで,生産者から消費者への流通を円滑にする活動。

引用:Weblio辞典「マーケティング」とは

要約すると、マーケティングとは消費者を知り、消費者に伝わりやすい最適なアプローチ方法は何かを考える仕事というところでしょうか。

当然これはマーケティングの一側面でしかありませんが、今回はこの「消費者を知り」「最適なアプローチを考える」というマーケティングの基本かつ真髄を実現する方法として、分析手法をご案内します。

株式会社ニュートラルワークスでは、『マーケティング分析とは?フレームワークのやり方や種類を解説』という記事にて、マーケティング分析の基本を紹介しています。
ビジネスへの活用方法も学べるため、あわせて読むとより理解が深まります。
ぜひ参考にしてみてください。

分析の目的を明確にしよう

マーケティングの分析手法にはさまざまな方法があります。
SWOT分析3C分析など名前を聞いたことのあるものもあるかもしれません。
自社の強みや弱みを知る、競合他社や外部環境を調べる、など様々な用途によって様々な分析手法があります。
まずご注意いただきたいことは、分析手法は単品で用いてもあまり効果を発揮しないということです。

何のためにその分析手法を使うのか、そこで明確になった情報を次にどう活かすのか、常にゴールを意識した分析を行うことでマーケティングが効果を発揮します。

今回は、分析手法を「自社を知る」「他社やお客様を知る」「お客様へのアプローチを考える」という3段構造にし、7つのSTEPで分析手法をご案内します。
分析の目的を明確にしよう
最終的な目的は、「お客様を知り、最適なアプローチを考えだす」ということです。

【STEP1】3C分析で自社環境を確認しよう

【STEP1】3C分析で自社環境を確認しよう
最適なアプローチを考えるために、いきなりアプローチ方法から決めることはできません
どんなに素晴らしい、画期的なアプローチを思いついたとしても「それが自社に出来ることか」が分からないからです。
マーケティングでは、まずは徹底した自社分析を行うことが鉄則です。

3C分析とは、自社(Company)、市場・顧客(Customer)、競合(Competitor)から成る3つの因子を分析することで自社を取り巻く環境を理解するための分析手法です。

後々に各因子をより細かく掘り下げていくので、この段階ではまだ概要でOKです。

【STEP2】VRIO分析で、自社を深く理解する

【STEP2】VRIO分析で、自社を深く理解する
VRIO分析は、3C分析でいう自社(Company)の分析を行うために使われます。
自社の経営資源(ヒト・モノ・カネ・時間・情報)を想像しながら、経済価値→希少性→模倣困難性→組織力の順番に、それぞれの質問へYesかNoで答えていきます。
回答結果によって、自社が今優位な状態にあるのか、優位な状態が一時的なものか持続可能なものかを位置づけることができます。

【STEP3】PEST分析で、外部環境を把握する

【STEP3】PEST分析で、外部環境を把握する
PEST分析は、3C分析でいう市場(Customer)の分析に用います。
自社の取り巻く環境を、「政治面」「経済面」「社会面」「技術面」の4点から分析します。
それぞれの項目が自社にどのような影響を及ぼすか?という観点でリストアップします。

これを通じて、自社がどんな環境に身を置いているのかを理解するとともに、この後の分析で「競合他社はこの環境にどう対処しているのか?」を考えることができるようになります。

【STEP4】ファイブフォース分析で、業界の競争関係を理解しよう

【STEP4】ファイブフォース分析で、業界の競争関係を理解しよう
ファイブフォース分析は、3C分析でいえば競合(Competitor)の分析にあたります。

自社が所属する業界において、「売り手(自社)の交渉力はあるか?」「買い手(お客様)はどのような要望を出しているか?」「代替品(競合他社やサービス)はあるか?」「新規参入業者はどのくらいいて、脅威に成りうるか?」を分析し、業界でどんな競争が起こっていて自社はどの程度の立ち位置にいるのか、自社よりも優位または今はまだ劣位な競合他社がどれくらいいるのかを確認していきます。

【STEP5】SWOT分析で自社の立ち位置を知り、「自分たちは何者か」を知ろう

【STEP5】SWOT分析で自社の立ち位置を知り、「自分たちは何者か」を知ろう
ここまで、様々な分析手法を用いて「自社について」「取り巻く環境について」「競合やその他競争関係について」を明確にしてきました。

SWOT分析では、これまでの情報をもとに、「自社が活かすべき強み」「克服すべき弱点」「新たに獲得できそうな市場機会」「回避するべき脅威」を明確にします。
これまでに行ってきた分析結果をもとに情報を当てはめていきましょう。

【STEP6】STP分析を使って、「お客様が誰か」をハッキリさせよう

自社がどこにいて、競合はだれで、どんな強みを持っているのかがハッキリしました。
それらの情報をもとに、自社のお客様を分析していきましょう。

マーケティング分析において、お客様の分析は最も重要なポイントです。
ここがずれていると戦略はすべて外れてしまいます。

STP分析では、自社が属する市場を細かく区分し(セグメンテーション)、それぞれの区分から自社が関わるポイントを選別し(ターゲティング)、伝わりやすい形で自社製品をアピールする方法を考えます(ポジショニング)。

STP分析は「ターゲットマーケティング」とも呼ばれ、容易に取り組めて効果も高い分析手法として人気です。

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【STEP7】4P分析を使って、具体的なマーケティング戦略を考えよう

ここまで多くの分析手法を使って、「自社を知る」「他社やお客様を知る」ことに取り組んできました。
いよいよ「お客様へのアプローチを考える」段階です。
4P分析は、製品(Product)、価格(Price)、流通方法(Place)、宣伝・プロモーション(Promotion)の4つの観点から、
お客様にどうアプローチするかを検討するのに役立つ分析手法です。

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まとめ

今回は、「お客様を知り、最適なアプローチを考えだす」ための分析手法を7つのSTEPに分けてご案内しました。
皆さまにぜひ大切にしていただきたいのは、
これら分析手法は単品で使うのではなく順番にひとつずつ解決しながら利用していただきたいという点です。
今回ご案内した内容を実践していただき、マーケティングの基本思想をご理解いただければ幸いです。

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AIPPEAR NET 編集部

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