公共工事や一般土木・建築工事において、複雑な工事台帳の作成や原価管理の効率化は、多くの建設業者にとって常に大きな課題となっています。特に、最新の労務単価や資材単価への適応は、経営の健全化に直結する重要な要素です。その中で今、多くの企業から注目を集めているのが「らくらく!工事台帳作成システム Web版」です。
本記事では、らくらく!工事台帳作成システム Web版とはどのようなシステムなのかという基本情報から、実際の評価や口コミ、導入コストの目安、搭載されている機能の特徴までをわかりやすく解説します。さらに、実際の導入事例も交えながら、現場でどのように活用されているのかも紹介します。
導入を検討している方が比較・検討しやすいように、メリット・注意点を含めて整理していますので、ぜひ参考にしてください。
らくらく!工事台帳作成システム Web版とは?
『らくらく!工事台帳作成システム』はクラウド型システムです。
個々の工事の原価や入金情報を把握でき、得意先ごとの未収金も管理できるため、会計業務がスムーズになります。
さらに、原価や入金関係の帳票が15種類(工事一覧や支払い明細、未収金一覧など)出力できます。
シンプルな作りながら、入力フォームは独自のものを採用しており、慣れれば誰でもスムーズに活用できます。
製品概要
| 対象従業員規模 | 推奨規模:5名 〜 100名程度 対応可能範囲:1名 〜 300名規模まで |
|---|---|
| 提携形態 | クラウド型 |
| デジタル化・AI導入補助金 | IT導入補助金対応実績あり(要お問合せ) |
| 対応OS | Windows, macOS ※推奨ブラウザ:Google Chrome / Microsoft Edge (最新版) |
| サポート体制 | メール対応 電話対応(朝7:00〜夜22:00まで対応・土日祝も事前調整で対応可) チャットサポート 遠隔リモート操作サポート |
運営会社『株式会社ウィズ』について
らくらく!工事台帳作成システム Web版を運営している『株式会社ウィズ』についてご紹介します。
| 会社名 | 株式会社ウィズ |
|---|---|
| 所在地(本社) | 〒861-8029 熊本県熊本市東区御領3-3-19 |
| 代表者 | 中川 力 |
| 設立 | 1991年4月1日 |
| 事業内容 | Web対応工事台帳ソフトの開発・販売(株式会社シフトとの協業)等 |
原価管理のDXについての記事はこちら
らくらく!工事台帳作成システム Web版の評価・口コミは?
「らくらく!工事台帳作成システム Web版」について、口コミサイトや比較サイト、Web上のレビュー情報などを調査しましたが、現時点では利用者による具体的な口コミや評価は確認できませんでした。
そのため、実際の使用感や操作性、導入後の効果などについては、公開されている第三者の意見が少なく、判断できる情報は限られています。
一方で、公式サイトでは、工事台帳管理の業務効率化につながる機能が紹介されています。導入を検討する際は、公式情報だけでなく、実際の機能や操作画面なども確認しながら、自社に必要な機能が備わっているかを比較するとよいでしょう。
らくらく!工事台帳作成システム Web版の特徴・機能

ここからは、らくらく!工事台帳作成システム Web版の具体的な特徴、機能についてみていきましょう。
らくらく!工事台帳作成システム Web版の特徴
ここでは、らくらく!工事台帳作成システム Web版の主な特徴を3つご紹介します。
らくらく!工事台帳作成システム Web版の主な特徴
- 最新の設計・労務単価を自動配信で反映
- 初心者でも迷わない親切な操作ガイド機能
- 朝7時から夜22時まで、土日祝も事前調整で安心のサポート体制
最新の設計・労務単価を自動配信で反映
らくらく!工事台帳作成システム Web版は、公共工事の積算に必要な各種単価データがクラウドを通じて自動配信される点が最大の特徴です。
自治体や年度ごとに変動する複雑な労務単価や材料単価を、手作業で調べて調べる手間が大幅に削減されます。
常に正しい最新単価で原価を計算できるため、台帳の計算ミスや利益のブレを防ぎ、健全な経営をサポートします。
初心者でも迷わない親切な操作ガイド機能
複雑になりがちな工事管理システムですが、本製品にはシステムに不慣れな方でも手順通りに作業を進められる「初心者向けガイド」が搭載されています。
画面に沿って日報や材料費を入力するだけで、簿記やシステム特有の知識がなくても完成度の高い工事台帳が作成できます。
特定の人に頼りがちだった事務作業を標準化し、誰でもすぐに扱える体制を構築できます。
朝7時から夜22時まで、土日祝も事前調整で安心のサポート体制
朝は7時から夜は22時までと、一般的なソフト会社と比べて非常に幅広いサポート時間を設定している点が強みです。
さらに、事前に調整をすれば土日祝日の問い合わせにも対応。
早朝の現場出発前や夜遅くの事務処理、休日対応の多い現場など、建設業の実際の勤務形態に寄り添った安心の運用を実現します。
らくらく!工事台帳作成システム Web版の機能
土木工事や建築工事において、日々の出役管理や資材の調達、出来高の把握は極めて複雑であり、転記漏れや二重入力による事務負担が課題となりがちです。特に公共工事を請け負う場合は、提出書類や工事台帳の正確性に非常に厳しい基準が求められます。
こうした背景から、「らくらく!工事台帳作成システム Web版」は、日報入力からの自動連携や各種単価のマスタ管理、多彩な帳票出力など、建設実務にマッチした機能を多数搭載しています。
ここでは、システムに搭載されている具体的な主要機能について、分かりやすく解説します。自社の課題解決に繋がるかどうかのチェック材料としてご活用ください。
らくらく!工事台帳作成システム Web版の主な機能
- 工事台帳の自動作成・一元管理機能
- 最新単価の自動配信・マスタ連携機能
- マルチデバイス対応の簡単日報入力機能
- 経営審査・各種報告向けの帳票自動出力機能
工事台帳の自動作成・一元管理機能
現場名ごとに予算、日報情報、外注費、材料費などのデータをすべて紐づけて集約できます。
日々の数字を入れるだけで工事台帳がリアルタイムに自動構築されるため、手動のエクセル転記作業が不要になります。
工事ごとの正確な累積原価と利益状況を一目で把握できる点が大きな魅力です。
最新単価の自動配信・マスタ連携機能
公共工事で必須となる都道府県・各省庁の設計単価や、最新の労務単価をシステム側が自動配信する機能です。
材料費や人件費の入力をする際、常に信頼できるマスタから単価を呼び出すことができます。
法改正や単価改定の時期でも、社内ルールや計算データの混乱を防ぐ強力な盾となります。
マルチデバイス対応の簡単日報入力機能
パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット端末からも最適化された画面で入力が行えます。
現場の技術者がその場で行った出役管理や進捗の入力が、即座にクラウド経由で本社の管理データに反映されます。
報告の遅延が無くなり、事務担当者が月終わりに慌てる事態を根本から解消します。
経営審査・各種報告向けの帳票自動出力機能
蓄積された工事データから、完成工事原価報告書や出来高内訳書などの必要書類をワンクリックで出力可能です。
経営事項審査(経審)の対策書類や、融資・監査用に提出する台帳形式の書類もスムーズに作成可能です。
対外的な信頼性を担保する帳票作成スピードがアップし、コア業務に集中できます。
らくらく!工事台帳作成システム Web版を導入する際の注意点は?
公共工事や土木建設業に強みを持つ便利なシステムですが、導入にあたってはいくつかの留意点も存在します。
自社の環境や運用のフローを無視して導入を急ぐと、現場の混乱を招く要因にもなるため、あらかじめポイントを押さえておくことが重要です。
ここでは、らくらく!工事台帳作成システム Web版をスムーズに現場へ定着させるための注意点を解説します。
自社の工事分類や予算項目との適合性確認
本システムは汎用性の高い項目設定が可能ですが、自社特有の特殊な工事種別や、細かすぎる独自の予算コードを使用している場合、そのまま当てはめられないことがあります。
導入前に、現在の自社の管理手法とシステムの標準設計がどの程度マッチするか、すり合わせを行う必要があります。
必要に応じて、項目運用の整理や一部マスタの見直しを合わせて検討しましょう。
現場スタッフへの初期の入力ルール周知
スマートフォン等で簡単に日報入力ができる反面、「いつまでに」「どのレベルで」入力するかのルールが曖昧だとデータの精度が落ちてしまいます。
例えば日報を翌週末にまとめて入力されてしまうと、リアルタイムの原価把握という強みが活かせなくなります。
「日報は当日夕方までに必ず入力する」といった社内運用ルールの決定と周知がセットで不可欠です。
PCやタブレット等のネットワーク環境の整備
完全なWeb版システムのため、常時インターネットが繋がる環境での利用が前提となります。
極端に電波の届きにくい山間部の土木現場などでの運用がメインとなる場合は、オフライン時の入力方法や端末の電波環境を事前にケアしておく必要があります。
現場の通信端末の契約プランなども合わせて確認しておくのが望ましいでしょう。
既存の基幹システムや会計ソフトとの連携可否
他社製の既存の財務会計ソフトや、給与計算システムとデータ連携を行う場合、対応しているCSVフォーマットや連携範囲を事前に確認してください。
すべてのソフトと全自動で双方向連携ができるわけではないため、事前の検証を怠るとデータの中継作業でかえって手作業が生じることがあります。
導入前デモの段階で、データ出力の仕様を確認しておくことが大切です。
らくらく!工事台帳作成システム Web版の費用・料金

らくらく!工事台帳作成システム Web版の料金体系は、公式サイトで明確な金額が公開されています。利用期間(360日)に応じたライセンス日数制を採用しており、自社の同時接続ユーザー数に合わせて柔軟に選択できます。
新規契約時は最小の1ユーザー版(90,000円)から、組織で共有できる10ユーザー版(120,000円)まで用意されており、ユーザーが増えるほど1人あたりのコストパフォーマンスが向上するのが魅力です。また、次年度以降の更新時には、1ユーザー版が33,000円、10ユーザー版が66,000円と、運用コストを大幅に抑えて使い続けることができます。
高価な初期投資を必要とする従来のパッケージソフトとは異なり、明確な費用設計のなかで現場のDX化を無駄なく進められる点がメリットです。
| 項目 | 内容 |
| 初期導入費用(新規・360日) | 要契約日数:360日 1ユーザー版 90,000円(税抜) 3ユーザー版 10,000円(税抜) 5ユーザー版 110,000円(税抜) 10ユーザー版 120,000円(税抜) |
|---|---|
| 保守・更新費用(更新) | 契約日数:180日 1ユーザー版 18,000円(税抜) 3ユーザー版 22,500円(税抜) 5ユーザー版 27,000円(税抜) 10ユーザー版 36,000円(税抜) 契約日数:360日 1ユーザー版 33,000円(税抜) 3ユーザー版 41,250円(税抜) 5ユーザー版 49,500円(税抜) 10ユーザー版 66,000円(税抜) ※最新労務・設計単価データの自動アップデート含む |
| 件数/データ容量上限 | クラウドストレージ標準装備 |
| ユーザー追加費用 | 上位ライセンス(ユーザー版)への切り替えにより対応 |
| オプション費用 | 要お問合せ |
| お試し・体験版・デモ | あり(実際の画面を使用したオンライン個別デモ・無料体験あり) |
らくらく!工事台帳作成システム Web版の導入事例
ここからはらくらく!工事台帳作成システム Web版の導入事例をご紹介します。
H建設
導入のきっかけ
過去に見積りシステムや建設業会計システムを導入した関係で相談したことがきっかけです。
導入の効果
自社で日々の経理データが入力できるので現金出納帳や仕入帳・売掛帳を作る必要がなくなりました。
お客様の声|らくらく!工事台帳 数量・出面管理版
また、会計データと工事台帳関連の数字がぴったり一致するので気持ちがいいです。
S電気工事
導入のきっかけ
西日本建設新聞社の取材記事を見て興味を持ちました。
導入の効果
経理業務は事務員に任せています。わたしは、自分自身で工事台帳をより確実に、より簡単に作成したとの思いで利用しています。
お客様の声|らくらく!工事台帳 数量・出面管理版
会計仕訳入力が分からなくても、摘要辞書を使って入力が出来るので大変楽になりました。
らくらく!工事台帳作成システム Web版の導入方法
建設業や土木業界においては、新システムの導入によって日々の業務に支障が出ないよう、移行期の手順を正しく計画することが極めて重要です。
特に工事台帳の移行や初期マスタのセットアップは、その後の運用クオリティを大きく左右します。
本章では、らくらく!工事台帳作成システム Web版を導入する際の基本的な流れについて、各ステップごとにわかりやすく解説します。導入検討時の全体像把握としてご活用ください。
- 無料相談・資料請求
まずは公式サイトの問い合わせフォームや電話から資料請求や無料相談を行います。
自社が主に扱う工事の種類(公共・一般土木など)や、現在の管理における課題をヒアリングし、最適なプランを提案してくれます。 - 実機デモ・体験環境での操作確認
専任の担当者が実際の画面を使用しながら、オンラインなどでデモ実演を行います。
最新単価の自動配信の仕組みや、初心者向けガイドの実際の挙動を確認し、現場の目線で使いこなせそうかを事前に検証できます。 - 契約・運用スケジュール設計
導入が決定したのち、正式なライセンス契約を結びます。
新システムを本格的に稼働させる時期に向け、いつからデータを切り替えるか、現場への説明をいつ行うかなどの導入ロードマップを組み立てます。 - 初期設定・マスタ構築
自社の社員情報、外注先リスト、主要な資材の単価項目などをシステムに初期登録します。
また、公共工事の基準となる自治体の設定などを行い、実務でスムーズに呼び出せる環境を専門サポートと共に整えます。 - 本格運用・遠隔サポートの開始
準備が整ったら、実際の現場日報や工事データの入力をスタートします。
操作中に不明な点があれば、朝7:00〜夜22:00まで対応の電話やチャット、画面を共有しながらの「遠隔リモートサポート」を利用してその場で解決できるため、現場の遅延を防ぎながら定着させられます。
らくらく!工事台帳作成システム Web版に関するよくある質問
- 配信される単価データはどのくらいの頻度で更新されますか?
-
主要な都道府県の設計労務単価や資材の改定単価に基づき、定期的なアップデートデータがクラウド経由で自動配信されます。ユーザー様自身で手動でデータを更新する手間はありません。
- パソコンの買い替え時にはデータの移行作業が必要ですか?
-
本システムはWebブラウザから利用するクラウドシステムのため、PC本体にデータは保存されません。新しいパソコンからログイン情報(ID・パスワード)を入力するだけで、すぐに元の続きから業務を再開できます。
- 経理や簿記の資格がない現場の人間でも台帳が作れますか?
-
はい、十分に可能です。専門的な会計知識がなくても、ガイドの案内に従って「日報(だれが・どの現場で・何時間働いたか)」や「材料費」などを入力するだけで、工事台帳に必要な原価計算が自動で行われる設計になっています。
- 公共工事ではなく、民間ハウスメーカーなどの下請け工事でも使えますか?
-
もちろん可能です。公共工事特有の厳しい基準に合わせた管理ができるシステムですので、民間の一般建築やリフォーム工事、外構工事における原価・工事台帳管理にも極めて高いレベルで対応できます。
業務効率化なら 建築業向けの管理システム「アイピア」
アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。
さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。
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まとめ
これまで見てきたように、らくらく!工事台帳作成システム Web版は、公共工事を請け負う土木・建設業者における複雑な工事台帳作成や原価管理を一元化し、業務全体の効率化を強力に支援するクラウド型システムです。
最新の設計・労務単価の自動配信機能や、初心者でも操作を迷わない親切な設計、そして朝7時から夜22時まで(土日祝も事前調整で対応可能)の極めて手厚いサポート体制など、現場監督と事務スタッフ双方の負担を劇的に軽減できる環境が揃っています。さらに、経営審査等に直結する正確な帳票の自動出力により、対外的な書類作成スピードも格段に向上します。
一方で、導入にあたっては自社独自の工事項目との適合性の確認や、現場における入力ルールの明確化、ネットワーク環境の事前チェックといった注意点も存在します。
このようにらくらく!工事台帳作成システム Web版は、単なるエクセルの置き換えツールではなく、原価管理の精度向上による利益確保や、建設業における働き方改革を推進するための強力なDX基盤といえます。導入前の特徴やメリット、明確に開示されている料金体系を正しく理解し、自社の運用に合わせた最適な形で活用することが成功のポイントとなります。
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