建設業において、工事ごとの進捗管理や原価把握を効率化することは、利益確保や業務改善に直結する重要な課題です。
しかし、Excelや紙ベースでの管理に限界を感じている企業も多く、情報の分散や属人化が問題となりがちです。
そこで注目されているのが「EX工事管理システム」です。
工事情報の一元管理や原価の可視化、業務フローの効率化を実現できる点から、建設業界で導入が進んでいます。
本記事では、EX工事管理システムの基本概要をはじめ、実際の評価や口コミ、気になる価格、具体的な機能、導入事例までをわかりやすく解説します。
導入を検討している方は、自社に適したシステムかどうか判断する参考にしてください。
EX工事管理システムとは?
『EX工事管理システム』は、中小規模の工事業向けの工事管理システム(施工管理システム)です。
一般的な業務フローである「見積作成」「受注管理」「工事台帳作成」「請求管理」「入金管理」が一元管理できます。
中小規模の工事における事務作業全般の効率化を目指せます。
また、インボイス制度や電子請求書対応も行っており安心して利用できます。
操作は簡単で、PCが苦手な方から得意な方までみんなで使えるシステムです。
製品概要
| 対象従業員規模 | 推奨規模:中小規模(30~300名) 対応可能範囲:1名から 中堅・大手(300名~)まで |
|---|---|
| 提携形態 | クラウド型/インストール型 |
| デジタル化・AI導入補助金 | なし |
| 対応OS | 要お問合せ |
| サポート体制 | 電話対応 リモートサポート 訪問サポート FAX対応 |
運営会社『株式会社東洋通信』について
EX工事管理システムを運営している『株式会社東洋通信』についてご紹介します。
| 会社名 | 株式会社東洋通信 |
|---|---|
| 所在地(本社) | 〒192-0904 東京都八王子市子安町4-10-9 西村ビル3F |
| 代表者 | 阿部 正雄 |
| 設立 | 1996年7月1日 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 事業内容 | コンピューターシステムの販売 IT機器の販売 ホームページの制作・運営 SNS集客代行サービス ネットショップ運用代行サービス |
原価管理のDXについての記事はこちら
EX工事管理システムの評価・口コミは?
EX工事管理システムの口コミや評価に関する内容は見つかりませんでした。
しかし、EX工事管理システムは使いやすい操作で建築業界で利用されています。
その理由を順に見ていきましょう。
EX工事管理システムの特徴・機能

ここからは、EX工事管理システムの具体的な特徴、機能についてみていきましょう。
EX工事管理システムの特徴
ここでは、EX工事管理システムの主な特徴を3つご紹介します。
EX工事管理システムの主な特徴
- 見積から請求までの一元管理が簡単にできる
- 伝票カスタマイズ可能システムにより、業務に合わせたカスタマイズができる
- システム稼働までの面倒な初期設定を行ってくれるため、すぐに使える
- 現場ごとのスケジュールをスマホで確認できる
見積から請求までの一元管理が簡単にできる
EX工事管理システムは、見積作成から受注、発注、請求までの一連の業務を一つのシステム内で完結できる点が大きな特徴です。
従来はExcelや複数ツールで分断されがちだった情報を一元化することで、二重入力や転記ミスを防止できます。
また、見積データをもとにそのまま請求書を作成できるため、業務効率が大幅に向上します。
進捗や原価の状況もリアルタイムで把握でき、経営判断のスピード向上にも寄与します。
伝票カスタマイズ可能システムにより、業務に合わせたカスタマイズができる
EX工事管理システムでは、見積書や請求書、発注書などの伝票フォーマットを柔軟にカスタマイズできる仕組みが用意されています。
企業ごとに異なる書式や記載項目にも対応できるため、既存の業務フローを大きく変えることなく導入が可能です。
また、取引先ごとにフォーマットを出し分けることもでき、実務に即した運用が実現します。
これにより、現場や事務担当者の負担を抑えながら、スムーズなデジタル化を進めることができます。
システム稼働までの面倒な初期設定を行ってくれるため、すぐに使える
導入時にネックとなりがちな初期設定についても、EX工事管理システムではベンダー側がサポートしてくれるため安心です。
マスタ登録や権限設定、帳票フォーマットの調整などを事前に整備してもらえることで、導入後すぐに運用を開始できます。
特にIT専任者がいない中小企業にとっては、大きな負担軽減につながるポイントです。
結果として、導入のハードルが下がり、システム活用の定着もスムーズに進みやすくなります。
現場ごとのスケジュールをスマホで確認できる
EX工事管理システムはスマートフォンにも対応しており、現場ごとのスケジュールや進捗状況を外出先から確認できます。
これにより、現場監督や職人が事務所に戻らなくても最新情報を把握でき、迅速な意思決定が可能になります。
また、急な予定変更にもリアルタイムで対応できるため、連絡ミスや伝達遅れの防止にもつながります。
現場と事務所の情報共有がスムーズになることで、全体の生産性向上にも寄与します。
EX工事管理システムの機能
EX工事管理システムには、業務を網羅する多様な機能が搭載されています。
主な搭載機能は以下の通りです。
EX工事管理システムの主な機能
- 見積管理機能
- 受注管理機能
- 請求管理機能
- 入金管理機能
- 工事原価・費用管理機能
- 工事出来高管理機能
- 伝票・帳票作成機能
- 工事写真・書類管理(クラウド機能)
見積管理機能
見積管理機能では、工事ごとの見積書を一括または工種別に作成でき、明細情報は表紙へ自動反映されるため作業効率が大幅に向上します。
原価を登録しておくことで、見積時点で粗利の見込みを把握でき、経営判断にも役立ちます。
さらに、過去の見積データの検索や再利用、ExcelデータのCSV取込にも対応しており、見積業務の一元管理と入力ミス防止を実現します。
受注管理機能
見積データをもとに受注登録が可能で、契約情報や工事期間、金額などを一元管理できます。
追加工事にも対応しており、既存契約に対して柔軟に金額を加算・管理できる点が特徴です。
また、見積時に入力した原価情報から実行予算を自動算出でき、工事台帳とも連動します。
これにより、受注から工事管理へのスムーズな引き継ぎが実現し、業務の効率化につながります。
請求管理機能
請求管理機能では、工事別・得意先別に請求書を作成でき、見積や受注データをそのまま活用できるため入力の手間を削減できます。
複数工事をまとめた請求書の発行にも対応しており、取引先ごとの請求業務を効率化します。
さらに、過去の請求履歴を帳票として出力できるため、請求状況の確認や管理も容易です。
これにより、請求漏れや計算ミスの防止にもつながります。
入金管理機能
入金管理機能では、工事請求に対する入金や物販の入金を一元的に管理できます。
得意先ごとの元帳に売上や入金履歴をまとめて記録できるため、取引状況の把握が容易になります。
また、請求と入金データを連動させることで未回収の管理や消込作業も効率化されます。
これにより、資金管理の精度向上と経理業務の負担軽減を実現します。
工事原価・費用管理機能
工事ごとの材料費・労務費・外注費などを入力することで、現場単位の原価を自動集計できます。
工事日報と連動することで、施工途中でも費用消化率を把握でき、赤字リスクを早期に察知できます。
また、工事台帳と実績データの比較により、ミスや漏れの発見も容易です。
リアルタイムでの原価管理により、利益確保に向けた迅速な意思決定を支援します。
工事出来高管理機能
出来高管理では、工事の進捗に応じた請求(出来高請求)に対応しています。
見積・契約情報をもとに出来高を入力することで、進行中の工事でも適切な請求明細を作成できます。
契約内容の変更にも柔軟に対応できるため、現場状況に応じた請求処理が可能です。
これにより、キャッシュフローの安定化と請求業務の正確性向上を実現します。
伝票・帳票作成機能
自社伝票や取引先指定の伝票をシステム上で作成・印刷でき、既存フォーマットにも柔軟に対応可能です。
領収書や送り状、封筒など多様な帳票を一括管理できるため、手書き業務の削減につながります。
従来バラバラに管理されていた書類を統一できることで、業務効率と正確性が向上します。
現場・事務双方の作業負担軽減に寄与する機能です。
工事写真・書類管理(クラウド機能)
スマートフォンやタブレットから工事写真や図面、書類をクラウドにアップロードし、一元管理できます。
現場と事務所でリアルタイムに情報共有ができ、資料の紛失リスクも軽減されます。
また、カタログや申請書類などもまとめて管理できるため、営業や現場対応の効率も向上します。
場所を問わず必要な情報にアクセスできる点が大きな強みです。
EX工事管理システムを導入する際の注意点は?
EX工事管理システムは便利な一方で、導入時に押さえておくべきポイントもあります。
公式情報や一般的な工事管理システムの特性を踏まえ、実務的な「注意点」を整理しました。
自社の業務フローに合うか事前確認が必要
工事管理システムは、見積・請求・原価などを一元管理できる反面、業務フローに合っていないと逆に使いづらくなります。
実際に「会社に合わず使いづらい」という失敗例もあるため、導入前に自社の業務内容とシステム仕様のすり合わせが重要です。
特に、伝票形式や工事管理の方法(出来高・一括請求など)が合致しているかを確認しておく必要があります。
初期設定任せでも社内ルール整備は必要
EX工事管理システムは初期設定をベンダーが対応してくれるため、すぐ使える点が強みです。
ただし、運用ルール(入力タイミング・担当者・原価登録方法など)を社内で決めておかないと、データのバラつきが発生します。
システムは「入力されたデータが正しい前提」で動くため、現場・事務の入力ルール統一が不可欠です。
運用定着(使い続ける仕組み)が重要
「操作が簡単でも使われなくなる」というのは工事管理システムでよくある課題です。
実際に、難しいソフトは現場で使われず手書きに戻るケースもあります。
導入後は、全員が使う前提で教育・ルール化を行い、属人化を防ぐことが重要です。
特に、現場担当者や職人まで含めた運用設計が成功のカギになります。
データ移行・既存管理との切り替えに注意
Excelや紙で管理していたデータをシステムへ移行する際、形式の違いやデータ整備が必要になります。
CSV取込には対応していますが、事前にデータ整理をしておかないと移行時に手間がかかる可能性があります。
また、旧運用と新システムの併用期間が長くなると二重管理のリスクがあるため、切り替え時期の設計も重要です。
現場との連携・ITリテラシーの差を考慮
スマホやクラウドで現場管理ができる一方、現場スタッフのITスキルに差があると活用度にバラつきが出ます。
「誰でも使える設計」ではあるものの、実際には操作教育やサポート体制が重要です。
導入時には、現場での利用方法(写真管理・スケジュール確認など)を具体的に落とし込む必要があります。
EX工事管理システムの費用・料金

EX工事管理システムは、ハードウェア(PC本体)、工事管理ソフトウェア、そして最長6年間の保守サポートを一つのパッケージにした形態で提供されています。
最大の特徴は、導入時に発生しがちな「初期設定費用」や、運用後の「法改正対応・操作指導料」といった隠れたコストがすべて基本料金に包含されている点です。
これにより、長期的なITコストを固定化し、突発的な支出を抑えた運用が可能となります。
| 項目 | 内容 |
| 価格 | オールインワンパッケージ(6年リース): プリンタなしモデル/1人で使用 31,800円/月 プリンタなしモデル/2人で使用 41,800円/月 ※税表記なし |
|---|---|
| サポート費用 | 6年間無償(操作指導、トラブル対応、法改正に伴う更新を含む) |
| 追加費用 | サポート期間内のバージョンアップや保守料の追加発生なし |
| オプション費用 | 専用ドットプリンタ(指定伝票・複写伝票印刷用)は別途見積 |
EX工事管理システムの導入事例
EX工事管理システムについて、特徴や機能、料金等の詳細を紹介しました。
では実際に導入した企業がどのように感じているのか、導入事例を見ていきましょう。
K工務店様
導入効果
手書きで下書きしていた見積書は、現場監督が入力する様になりました。カシオ工事システムは、見積内容を入力すると、原価合計や予定粗利が表示されるので、工事ごとの儲けや費用がすぐに分かり大変助かります!現場監督の原価や利益に対する意識も変わり、赤字工事を防いで、目標利益へ導く為に施策を考える様になりました。
工事管理システムは簡単操作のカシオに決まり|導入事例
手書きだった工事台帳も、システム導入をきっかけに入力するようになり、システムで一元管理出来るようになりました!
Y建設様
導入効果
カシオを導入してからは、見積書から請求書まで一元管理できるようになり、見積データは請求書に連動するので、転記する必要もなく、ほぼ自動で作成することができました。ミスも大幅に削減でき、事務処理に掛かる残業も、ぐっと減らすことが出来ました。工事台帳も作成でき、
工事管理システムは簡単操作のカシオに決まり|導入事例
現場で発生した費用発生率も、工事台帳を作成時に確認できるので
原価管理もしっかりと行えました。
EX工事管理システムの導入方法
EX工事管理システムの導入方法は、公式の流れに沿うと「問い合わせから運用・サポートまで一貫して支援される」のが特徴です。以下に、実務イメージが湧くよう整理して解説します。
- 問い合わせ・資料請求
まずは問い合わせフォームや電話から連絡し、資料請求やデモ依頼を行います。
システムの概要や機能、操作感を事前に確認できるため、自社に適しているか判断する初期ステップです。 - 訪問説明・ヒアリング
担当者による訪問またはオンラインでの説明が行われ、具体的な機能紹介やデモを受けられます。
あわせて、自社の業務フローや課題、運用イメージを伝えることで、導入後のミスマッチを防ぎます。 - 提案・見積提示
ヒアリング内容をもとに、自社に最適な運用方法やシステム構成の提案が提示されます。
見積書とあわせて、費用感や対応範囲を確認し、導入可否を検討します。 - 契約・導入スケジュール確認
契約後は、導入までのスケジュールや作業内容、サポート体制について詳細な説明があります。
不明点を事前に解消しておくことで、スムーズな導入につながります。 - システム設計・カスタマイズ
エンジニアが業務内容や既存帳票をもとにヒアリングを行い、自社に合わせたシステム設計を実施します。
伝票フォーマットや管理項目の調整など、実務にフィットする形にカスタマイズされる重要な工程です。 - 初期設定・操作指導
インストラクターが初期設定を行い、マスタ登録や環境構築を整えます。
あわせて操作説明も実施されるため、導入直後から実務で使える状態になります。 - 本稼働(運用開始)
準備が整い次第、本格的な運用を開始します。
実際の業務で使用しながら、運用ルールの定着や社内への浸透を進めていきます。 - 導入後サポート
運用開始後も電話などによるサポートが提供され、操作方法やトラブルに対応してもらえます。
継続的なフォローにより、システムの定着と活用促進を支援します。
EX工事管理システムに関するよくある質問
- EX工事管理システムはどんな企業に向いていますか?
-
主に建設業・設備業・リフォーム業など、工事単位で見積・原価・請求を管理する企業に適しています。
特に、Excelや紙での管理に限界を感じている企業や、業務の一元管理・効率化を進めたい中小企業に向いています。
複数現場を同時に管理する企業ほど、効果を実感しやすいシステムです。 - 操作は難しくありませんか?
-
比較的シンプルな操作性が特徴で、パソコンに不慣れな方でも使いやすい設計になっています。
ただし、業務システムである以上、基本的な操作習得は必要です。
導入時には初期設定やサポートも用意されているため、運用を開始しながら徐々に慣れていくことが可能です。 - 導入にはどれくらいの期間がかかりますか?
-
初期設定をベンダー側で対応してくれるため、比較的短期間で運用開始できます。
ただし、社内ルールの整備やデータ移行の準備状況によっては、導入までに時間がかかるケースもあります。
スムーズに進めるには、事前準備が重要です。 - スマートフォンでも利用できますか?
-
はい、スマートフォンやタブレットから現場情報の確認が可能です。
スケジュールや工事情報を外出先から確認できるため、現場と事務所の連携がスムーズになります。
リアルタイムでの情報共有により、業務のスピード向上にもつながります。
業務効率化なら 建築業向けの管理システム「アイピア」
アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。
さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。
アイピアはここが便利!6つのポイント
まとめ
EX工事管理システムは、見積から請求・入金・原価管理までを一元化し、建設業の業務効率と精度向上を支援するシステムです。
伝票カスタマイズやスマホ対応など、現場と事務をつなぐ機能も充実しています。
導入にあたっては、自社業務との適合性や運用ルールの整備が重要ですが、初期設定やサポート体制が整っているため、スムーズに運用を開始できます。
全社で活用することで、業務の標準化と生産性向上を実現できる点が大きな魅力です。
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