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1級造園技能士の試験とは?仕事内容や合格率、難易度を解説

1級造園技能士の試験とは?仕事内容や合格率、難易度を解説

造園技能士で活躍している方の中には、まだ3級しか持っていなくていずれは1級を目指したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

3級は比較的簡単と言われていますが、1級は合格率も下がり難しいと言われています。
こちらの記事では、1級造園技能士の試験の方法について仕事内容や試験の概要、試験の日程、さらには試験対策についても解説していきます。

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目次

造園技能士とは

造園技能士は、庭園や公園、緑地などの施工・維持管理に必要な技能を国が認定する国家資格です。
資格は1~3級に分かれ、試験に合格することで各レベルの技術が証明されます。

造園技能士の活躍の場は住宅の庭に限らず、公園や街路樹など公共の緑地まで幅広く、現状だけでなく数年後・数十年後を見据えた設計や管理が求められます。
設計だけでなく重い資材を扱う体力仕事も多いため、屋外での作業が得意な人に向いています。

単に庭を造るのではなく、長期的な維持・管理までを担う「緑の専門家」 といえる資格です。

造園技能士の等級区分

造園技能士は、1級、2級、3級に分けられています。

ほかの資格と同様、1級が最も難しく3級が比較的誰でも受かりやすい試験となります。
一定のレベルに達しているかどうか見られ、その基準を超えていると合格です。

造園技能検定の場合は、どんなに学科試験で成績が良くても、実技試験で一定の基準に達さない場合は不合格になります。
1級造園技能士を目指している場合、学科試験と実技試験ともに合格しなければなりません。

造園施工管理技士との違い

造園技能士に似たものとして、造園施工管理技士があります。

造園技能士を持っている場合、一軒家やアパートなどのお庭をはじめ公共施設などの造園を実際に現場で造る仕事です。知識だけでなく技術がなければならず、施工だけでなく植栽、管理なども行います。

逆に造園施工管理技士は、設計だけでなくすべてを統括する監督者になり広範囲の仕事を行います。
大きなプロジェクトを計画し、予算や施工、品質を管理するため広く物事が考えられる能力も必要です。

つまり、造園技能管理技士は、主に現場で何かを造るよりも、管理業務も多いのが特徴です。

造園技能士と造園施工管理技士の違いまとめ

項目造園技能士造園施工管理技士
資格区分技能検定(国家資格)国家資格(施工管理技士)
主な内容造園の「技能」そのものを評価(植栽、石組み、測量など実作業)工事の「管理能力」を評価(工程管理、品質・安全管理など)
等級1級・2級・3級1級・2級
試験内容学科+実技(作業中心)学科(施工管理)+実地(実務経験に基づく記述)
活躍の場職人として現場で造園作業に従事現場監督・施工管理者として工事全体を統括
向いている人手を動かして造園作業をしたい人現場を管理・指導する立場を目指す人
公共工事での扱い技能者数として評価される現場代理人や監理技術者の要件となる

1級造園技能士の仕事内容

造園技能士の仕事は、バランスを考えて見栄えも良くさらに長期的なことも考えながら作業をしなければなりません。
常に今だけでなく、5年後や10年後をイメージしながら造らなければいけない仕事です。

木々の葉などはどうしても夏には青々と生い茂ってしまい、街路樹の除草作業も増えます。
ほかにも、土や石、垣根の維持管理も行い、広い場所ではテーマパークや公共施設の緑地整備なども実施します。

このように造園技能士は一軒家やアパートなどの住宅のお庭造りや公園、街路樹の管理や手入れなどを行いますが、1級造園技能士まで取得しておくと、さらに仕事内容の幅が広がります。

1級造園技能士になることで大きく変わることは、官庁営繕工事における現場常駐制度・建設業法における一般建設業でも責任ある主任技術者として認められる点です。
仕事の幅が広がり責任が増える分、年収アップも期待できるでしょう。

上記を踏まえ、1級造園技能士はやりがいがあり、需要も高まる仕事といえるでしょう。

1級造園技能士の仕事内容まとめ

  • 数年後・数十年後を見据えた庭園や緑地づくり
  • 街路樹の剪定・除草、石や土・垣根の補修、公園やテーマパークの緑地整備
  • 一軒家や集合住宅の庭、公園、街路樹、公共施設の緑地整備
  • 公共工事での主任技術者

1級造園技能士の試験概要

1級造園技能士は試験の中でも上級なため、誰でも受けられるわけではありません。
ここからは、1級造園技能士の試験概要についてご紹介していきます。

1級造園技能士の試験日程

ここからは、どのくらいの時期に1級造園技能士の試験を行うのか、日程についてご紹介していきます。
日程は、前期と後期に分かれて1年に2回実施されます。

実施公示前期:令和7年3月3日(月)
後期:令和7年9月1日(月)
受験申請受付前期:令和7年4月7日(月)~4月18日(金)
後期:令和7年10月 2日(木)~10月15日(水)
実技試験
(期間実施)
前期:令和7年6月10日(火)~9月 9日(火)
※金属熱処理を除く3級職種:8月10日(日)まで

後期:令和7年12月 5日(金)~令和8年2月15日(日)
※金属熱処理を除く3級職種:12月5日(金)まで
学科試験前期:令和7年 7月13日(日)※ ,8月24日(日) ,8月31日(日) ,9月 3日(水) ,9月 7日(日)
※7月13日(日)は、金属熱処理を除く3級職種のみ対象

後期:令和8年 1月25日(日) ,2月1日(日) ,2月4日(水) ,2月8日(日)
実技試験
(統一実施)
前期:令和7年 8月24日(日) ,8月31日(日) ,9月 7日(日)
後期:令和8年 1月18日(日) ,1月25日(日) ,2月 1日(日) ,2月 4日(水)
合格発表前期:令和7年8月29日(金) ,10月1日(水)
※8月29日(金) は、金属熱処理を除く3級職種のみ対象

後期:令和8年3月13日(金)

試験方法

造園技能士の場合はどの級でも共通で、実技試験と学科試験があります。
1級造園技能士の場合も同様で、どちらの試験も一定の基準を超えなければ合格にはありません。

ここからは、実技試験と学科試験の試験方法について詳しくご紹介していきます。

実技試験

1級造園技能士の場合、実技試験ではさまざまな技術が見られます。

つくばい敷設、飛び石・延段敷設及び景石配置と植栽、竹垣製作を時間以内に終わらせなければなりません。
この作業試験のほかにもう一つ、要素試験もあります。

1級造園技能士の要素試験は、樹木の枝を見て樹種名を判定します。
100点満点のうち、65点以上取れなければ合格できません。

学科試験

1級造園技能士の場合、学科試験では四肢択一で答えなければなりません。
制限時間は100分の中で50問あるので、時間配分を考えながら回答する必要があります。

学科試験の場合も合格するには100点満点のうち65点以上で合格です。
特に1級造園技能士の場合は試験の範囲が幅広くなるため、知識を豊富に身につけることが大切です。

受験資格

スクロールできます
学歴等通常2級合格後3級合格後
実務経験のみ7年2年4年
専門高校卒業6年2年4年
専修学校(大学入学資格付与課程)
卒業
6年2年4年
短期大学卒業5年2年4年
高等専門学校卒業5年2年4年
高校専攻科卒業5年2年4年
専修学校(大学編入資格付与課程)
卒業
5年2年4年
大学卒業4年2年4年
専修学校(大学院編入資格付与課程)卒業4年2年4年
専修学校または各種学校卒業800時間以上:6年
1600時間以上:5年
3200時間以上:4年
800時間以上:2年
1600時間以上:2年
3200時間以上:2年
800時間以上:4年
1600時間以上:4年
3200時間以上:4年
短期課程の普通職業訓練修了700時間以上:6年700時間以上:2年700時間以上:4年
普通課程の普通職業訓練修了2800時間未満:5年
2800時間以上:4年
2800時間未満:2年
2800時間以上:2年
2800時間未満:4年
2800時間以上:4年
専門課程または
特定専門課程の高度職業訓練終了
3年1年2年
応用課程または
特定応用課程の高度職業訓練終了
1年1年1年
長期過程または
短期養成課程の指導員訓練終了
1年1年1年
職業訓練指導員免許取得1年1年1年
長期養成課程の指導員訓練終了0年0年0年

1級造園技能士の場合、受験資格は7年以上の実務経験がないと受けられません。
他を見ると、3級の場合は実務経験があれば半年未満の場合でも受験可能なのに対し、7年と長い実務経験がないと難しくなります。

受験手数料

受験手数料は1級造園技能士の場合、学科試験で3,100円、実務試験で18,200円です。
金額は3級や2級を受ける場合でも実は一緒です。
しかし、都道府県によっては多少異なる可能性もあるため、確認が必要となります。

1級造園技能士試験の難易度・合格率

1級造園技能士試験の合格率は約25%であり、やや低めです。
より高度な知識と技術、能力が必要となる為、2級3級と比較して、難易度はかなり高くなっています。

比較的初級と言われている3級はそこまで難しくないため、勉強すれば比較的誰でも受かりやすいですが、中級の2級、さらに上級の1級ともなれば難易度も上がり、しっかりと知識があり技術が発揮できる人でなければ合格できません。
また、3級の試験から筆記のみではなく、造園の技術があるかどうか実技もチェックされます。

※造園技能士試験の合格基準は、絶対値での評価の為、合格者数は年度によって異なります。

1級造園技能士試験の対策

1級造園技能士は、造園技能士の中でも最上位の資格です。
合格率も低いため、事前にしっかりと準備して挑むことが大切です。
ここでは試験対策の具体的なポイントをご紹介します。

実技の時間配分を決める

実技試験は制限時間内に作業を終えなければ合格できません。
手順を決めずに取り組むと、最後に時間が足りず未完成で終わる可能性もあります。

普段から作業ごとの時間配分を意識し、効率よく仕上げられる練習をしておきましょう。

コンディションが悪い状態の作業を想定する

試験当日の天候や体調はコントロールできません。

晴天の下での練習だけでなく、雨の日や体力が万全でないときにも作業を試すことで、どんな環境でも対応できる力が身につきます。

自分に合った道具を準備する

道具は作業効率に直結します。
普段から使い慣れた道具を中心に、本番で力を発揮できるよう準備しておきましょう。

新しい道具を使う場合は、必ず事前に練習して手に馴染ませておくことも大切です。

学科試験は繰り返し学習する

学科試験では、造園に関する幅広い知識が問われます。
技能検定試験問題集(1級用)を活用し、繰り返し解いて暗記できるまで学習するのが効果的です。

インプットだけでなく、アウトプットを繰り返すことで記憶が定着します。

造園技能士の学習におすすめの本

図鑑を活用して樹木の特徴を覚える

要素試験では、樹木や葉の特徴を見極める問題が出題されます。
出題範囲は広く予測が難しいため、図鑑を使ってさまざまな木や葉の特徴を覚えておきましょう。

写真と実物を見比べながら学習すると理解が深まり、試験でも役立ちます。

造園技能士に関するよくある質問

造園技能士にはどのような種類がありますか?

造園技能士には1級と2級の2種類があります。1級は高度な施工技術や施工管理能力が求められる上級資格で、合格率は低めです。2級は基本的な施工技能を評価する資格で、造園業界に入門する方や初めて資格を取得する方に適しています。

造園技能士の資格を取るメリットは何ですか?

この資格を取得することで、造園に関する技術力を公的に証明でき、就職や転職において有利になります。また、高度な工事の施工管理や独立開業の際にも役立ちます。資格は業界内での信頼性や評価の向上にもつながります。

試験内容はどのようなものですか?

試験は学科試験と実技試験に分かれています。学科試験では、造園に関する基礎知識や設計、施工管理能力が問われます。実技試験では、図面に基づいた施工、整地作業や植栽作業などが評価され、作業の正確さや美観、仕上がりも重要なポイントとなります。

実技試験でのポイントは何ですか?

実技試験では、時間内に作業を終えるための効率的な時間配分と作業順序の工夫が重要です。また、図面や仕様書を正確に理解して施工すること、美観や仕上がりの丁寧さも評価されます。技術力だけでなく、全体の完成度が合否に直結します。

造園技能士としてどのような仕事ができますか?

公園や庭園、街路樹の施工管理をはじめ、造園設計事務所での技術指導や監理業務、さらには独立して造園工事の請負や管理業務に携わることができます。資格を持つことで、より責任のある現場管理や高度な施工案件にも挑戦できます。

まとめ

1級造園技能士は、実務経験が7年以上ないと受験資格が与えられない難しい試験です。
実技試験、学科試験どちらも広範囲の中から出題されるので、当日まで勉強や対策が必要になります。
特に技術では本番の試験で緊張してしまうかもしれないので、何回も時間配分を考えながらシミュレーションも行って練習しておきましょう。
学科試験も難しいので、技能検定試験問題集の1級などを活用し何回も解いて対策しておくと良いでしょう。

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