社内のペーパーレス化の実現のためには、電子帳簿保存サービスを活用するのが便利です。
トラブルなどを防ぐためにも、電子帳簿保存サービスを導入する際には、法令に対応しているかをよく確認しておいたほうが良いでしょう。
電子帳簿保存法に対応したサービスとしては、SATSAVE(サットセーブ)があります。
そこで、本記事では、SATSAVEの特徴、搭載機能、料金プラン、口コミ、導入方法などを詳しく解説していきます。
SATSAVEとは
SATSAVE(サットセーブ)は、JIIMA認証取得のクラウド型電子帳簿保存サービスです。
改正電子帳簿保存法に対応した環境が用意されており、請求書、見積書、注文書などの各書類を安全に保管することができます。
阪急阪神グループのほか、200社以上が利用しています。
将来的には、AI-OCR対応、電子契約機能(SATSIGN)統合、スキャナ保存(タイムスタンプ)、経理連携、アーカイブなどの機能にも対応予定(2024年4月現在)です。
必要な機能が次々とバージョンアップされていきますので、長年にわたって便利に活用できるでしょう。
運営会社について
SATSAVEの運営会社は、大阪府大阪市福島区に本社を置くアイテック阪急阪神株式会社です。
大阪本社のほかに、東京都港区、名古屋市中村区などにも支社があります。
アイテック阪急阪神株式会社の創業は1969年6月で、1987年7月1日に設立されました。
交通や医療などシステムのほか、エンタープライズやネットワークインフラなどのソリューション、システム開発受託、コールセンターなどの幅広い事業に取り組んでいる会社です。
2022年1月1日には、クラウド型電子帳簿保存サービスのSATSAVEをリリースしました。
SATSAVEの特徴・機能
ここでは、SATSAVEの主にな特徴、搭載機能などをご紹介していきます。
SATSAVEの特徴
SATSAVEには、以下のような特徴があります。
詳しく見ていきましょう。
改正電子帳簿保存法に対応
SATSAVEの特徴は、改正電子帳簿保存法に対応済みであることです。
法令をきちんと遵守したうえで、見積書、注文書、納品書、請求書などのさまざまな書類を安全に保管することができます。
インボイス制度にも対応予定です。
改正電子帳簿保存法、インボイス制度に関する記事はこちら
手続きと保管を同時に実現
手続きと保管を同時に実現できるのがSATSAVEの特徴です。
さまざまな帳票の受け渡しをSATSAVEのみで行えるため、PPAP対策としても活用できます。
取引先も無償で利用できるため、導入コストの負担や手間などが一切かかりません。
高価なシステム構築は不要
SATSAVEは、クラウド型の電子帳簿保存サービスです。
インターネット環境が整った環境であれば利用できるため、高価なシステムを構築する必要がありません。
さらに、クラウド型はスピーディーに導入できるというメリットもあります。
SATSAVEの機能
SATSAVEに搭載されている機能は以下の通りです。
経理業務効率向上
SATSAVEには、受領した帳票を選んで返信できる機能、取引先に簡単に送信できる機能が用意されています。
ワークフロー設定機能を利用すれば、帳票の送信前や保管前に複数人でチェックすることが可能です。
そのほかに、帳票の一括登録、CSV出力などの機能も揃っています。
経理業務の効率化に関する記事はこちら
効率的な文書管理
電子文書や紙をスキャンして読み込んだPDF文書などを、SATSAVE上で一元管理できます。
個社別の項目設定も可能です。
受領帳票に返信をすると、帳票の関連を自動で紐付けしてくれる機能も搭載されています。
万全のセキュリティ
SATSAVEは、データをクラウド上に保管する仕組みです。
メールへの添付不要で送信できるため、誤送信や送信エラーなどを防いで安全にやり取りができます。
登録書類に対しては照範囲の制限を設けることも可能です。
ユーザーの利用機能範囲も制限できます。
さらに、SATSAVEでは、大規模災害を想定してバックアップデータを遠隔地に保管しています。
万が一の災害リスクを回避でき、安心して利用できるサービスです。
SATSAVEの費用・料金
SATSAVEには、無料プラン、ライトプラン、スタンダードプラン、まとめてプランの4つ料金プランがあります。
どの料金プランも、初期費用はかかりません。
各プランの月額料金については、以下の通りです。
無料プラン | 0円 |
---|---|
ライトプラン | 5,000円 |
スタンダードプラン | 20,000円 |
まとめてプラン | 代表会社:80,000円 子会社:5,000円 |
SATSAVEの口コミ
ここでは、SATSAVEの口コミをご紹介します。
無料プランが利用可能
無料プランが用意されており、導入前にユーザー数の制限なしでお試しができます。
無料プランの利用後に、容量的に問題が生じたら、有料版への切り替えも可能です。
取引先も無料で利用できるので、業務取引作業が捗るし、気に入っています。
ユーザー数が無制限
電子帳簿として操作しやすいうえに、ユーザー数の制限なく基本的な機能が利用できるので、使いやすいです。
SATSAVEの導入方法
SATSAVEを導入するにあたっては、申し込み手続きが必要です。
SATSAVEの公式サイト上にあるお問い合わせフォームからコンタクトを取ってみてください。
利用申込書、組織や管理項目などの初期設定値を記載したヒアリングシートを提出した後は、利用環境の初期設定へと進みます。
利用開始までの期間は最短で5日ほどです。
なお、無料プランならば、即日で利用が可能です。
一部の機能制限がありますが、料金は一切かかりません。
約2年分の帳票の保存も可能となっています。
とりあえず試してみたいという場合は、まずは無料プランの導入を検討してみると良いでしょう。
電子帳簿保存法対応!建築業向けの管理システム「アイピア」
アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。
さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。
アイピアはここが便利!6つのポイント
まとめ
SATSAVEは、アイテック阪急阪神株式会社が提供するクラウド型電子帳簿保存サービスです。
経理業務効率向上、効率的な文書管理などに役立つ機能を搭載しています。
セキュリティ対策もしっかりしているサービスなので、安心して活用できることでしょう。
SATSAVEには、複数の料金プランが用意されており、無料プランはユーザー数の制限なしで利用可能です。
まずは、無料プランから試してみるのも一つの手です。
公式サイトから詳しい資料の請求もできますので、SATSAVEの導入を検討している方は取り寄せてみると良いでしょう。
電子帳簿保存法に関する記事はこちら
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