アジテーターとは?詳しく解説します!

アジテーターとは?詳しく解説します!

こんなお悩みを持っている方がよく読まれています。

  • アジテーター車について知りたい方
  • 生コンクリートについて知りたい方

アジテーターという言葉は、大衆を率いる人に対して用いられる言葉で、政治・音楽・建設の各分野で使用されます
それぞれの分野で持つ意味は違ってきます。

この記事では建設業者の方に向けて、建設の分野でのアジテーターの意味について特に詳しく解説していきます。

アジテーターとは

アジテーターとは、「大衆を扇動する人・扇動者」という意味を持つ言葉です。

「扇動」の意味は、自分の思うままに相手の心をかき乱すなどして動かそうとする人や、人の気持ちを煽り立てることで行動するように仕向けることです。

アジテーターの由来は、英語の「agitator」という単語で、「扇動者・運動員」「政治的な活動者」という意味を持つ単語です。
また、「agitate」という英単語には「かき混ぜる」という意味があることで、「撹拌機(かくはんき)」という意味で「agitator」と使う場合もあります。

アジテーター(wikipadia)

大衆を扇動する人

アジテーターは主に、政治的な意図をもって大衆を指揮したり、特定の世論を形成するために動く人のことを指します。

リーダーとの違いとしては、リーダーは勇気や希望をもって先導し、アジテーターは恐怖や怒りで扇動するという点があります。
なのでアジテーターは、単に大衆を「動かす」というよりも「自分の意のままにコントロール」しようとする意図があります。

例としては、自らの主義や主張を掲げ民衆を指揮し、政治を動かした歴史上の偉人などはアジテーターだといえるでしょう。

音楽のパートのひとつ

音楽の分野でのアジテーターとは、「観客を盛り上げる役割」を意味します。
ライブ会場などで、観客を煽り会場を盛り上げ、一体感を高めるような場面がありますが、その役割を担っている人が「アジテーター」です。

これはボーカルが担うケースも多くありますが、ボーカルなしの楽器のみで構成されるインスト形式では、メンバーの1人がアジテーターを担うバンドも存在します。

生コンクリートを作る機械・装置

建設の分野でのアジテーターとは、「生コンクリートを撹拌する機械(装置)」のことを示します。
具体的にいえば、コンクリートを練り混ぜた後、コンクリートが固まらないように撹拌する機械(装置)です。

この装置を備えたトラックのことを「アジテーター車(トラック)」といいます。

コンクリートミキサー車じゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、見た目は同じでも厳密にいえばこの二つは異なるものです。

その違いについてはこの記事で後述します。

  • 施工管理システム

アジテーター車とは


アジテーター車とは、生コンクリートが固まらないように撹拌する機械が備え付けられたトラックのことです。

生コンクリートは放置すると成分が分離してしまうため、分離しないよう回転(撹拌)しながら工事現場へ届ける車です。
アジテーター車は以下のような装置や部品を搭載しています。

ドラム

生コンクリートを詰めるための円筒状の容器です。
内部にらせん状のプレートが付いており、走行中は常にドラムが開店することで生コンクリートを撹拌しています。

ホッパ

ドラムの上部にある、バケツのような部分です。
そこからドラムに生コンを流し込みます。

シュート

工事現場でコンクリートを流し込む際に、シュートと呼ばれる滑り台のようなもので流し込みます。
上下左右に動かすことができ、どんな場所にも運ぶことができます。

その他、ドラムやホッパ、シュートを洗浄するための水タンクや水ポンプ、汚水受け装置なども備え付けられています。

アジテーター車とミキサー車の違い

アジテーター車とミキサー車は似たようなもので、実際見た目だけでは判別がつきません。

しかし、その役割をそれぞれ説明するなら

  • ミキサー車・・・ドラムにコンクリートの材料であるセメント、骨材、水などを直接入れ練り混ぜながら運ぶ車
  • アジテーター車・・・工場であらかじめ練り混ぜた生コンクリートをドラムに入れ、固まらないように混ぜながら運ぶ車

という風に異なるものです。

現在は一昔前よりも生コンの管理基準が厳しくなっており、工場で品質管理をし試験をクリアした生コンを出荷するようになりました。
そのため、ドラムの中で材料を練り混ぜながら車を走らせるという事はほぼなくなっています。

なので、現在道を走っている車は厳密にいうと、既にできた生コンをドラムで練り混ぜながら走行する「アジテーター車」だということになります。

アジテーター車の種類と特徴

建設現場や製造業に欠かせないのがアジテーター車です。コンクリートを始め、さまざまな材料を運搬し、その性質を保持しながら目的地まで届ける役割を担います。
しかし、アジテーター車にはどんな種類があるのでしょうか?そして、それぞれの特徴は?

さまざまなアジテーター車の一覧

アジテーター車には多彩な種類があり、それぞれ異なる特徴を持ちます。

各アジテーター車は、その機能性と効率性で建設現場のさまざまなニーズに応えます。

  • 標準型アジテーター車
    一般的な建設現場で使用され、中規模のコンクリート輸送に適しています
  • 小型アジテーター車
    狭い道路や低い天井を通る現場向けです。自転車道など特殊な場所でも活躍。
  • 大型アジテーター車
    基大量のコンクリートを運ぶ際に威力を発揮し、大規模な建設プロジェクトに不可欠です

各アジテーター車の使用シーン

選ぶ際のポイント-どのアジテーター車が最適か?

アジテーター車を選ぶ際の選択基準には、その性能が重要です。ミキシング能力、容量、燃費の効率、耐久性など、用途に適したスペックの評価が必須。また、メンテナンスの容易さや、製造メーカーのサポート体制も考慮に入れるべき点です。これらの基準を総合して、建設現場やプロジェクトのニーズに応じたアジテーター車を選択しましょう。

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まとめ

いかがだったでしょうか。
アジテーターには、大衆を扇動する人という意味のほかに、撹拌機という意味もあることを解説しました。
分野に合わせて、アジテーターの意味は変わることになります。

また、普段見かける「ミキサー車」は、正確には「アジテーター車」と呼ぶことが分かったかと思います。
建設に関わらない人でも、ひとつの知識として覚えておくとよいかもしおれませんね。

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AIPPEAR NET 編集部

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