「ペルソナ」という言葉を頻繁に聞くようになりました。
マーケティングに携わる方でしたら一度は耳にしていると思います。
マーケティング手法の一つですが、ペルソナを活用できている企業はまだまだ多くはありません。
ターゲットとは違うの?と思われる方もいると思います。
本ページでは、ペルソナの基礎知識と活用方法についてご紹介いたします。
今後のマーケティングでは必須になってきますので、しっかりと押さえておきましょう。
ペルソナとは
ここではペルソナの考え方とターゲットとの違いについてみていきます。
ペルソナの概要
ペルソナとは簡単に言うと「架空の顧客人物像」のことです。
メインターゲットの中で最も理想とする人物像を架空で作ります。
その人物があなたの商品やサービスを購入してくれるためには、
- どういった商品・サービスを提供しないといけないのか?
- どういった媒体でどういったアプローチをするときちんと宣伝できるのでか?
といったようにペルソナを基準にして商品の内容やサービスの内容を考えていきます。
ターゲットとの違いについて
次に、よくマーケティングの「ターゲット」と混同している方がいますので、ターゲットとの違いについてみていきます。
ペルソナとターゲットは商品やサービスを売る顧客を絞るという意味では同じですが、最大の違いは顧客を絞る深さです。
ターゲットは年代や業種といったように人物像に幅があります。
一方、ペルソナはターゲットの中の1人の人物まで掘り下げた人物像になります。
例で見てみると分かりやすいと思います。
例
ターゲット | 30代の独身男性 |
---|---|
ペルソナ | 28歳(独身) 名前:鈴木 太郎 東京杉並区の住んでいる 年収は400万円 ・・・ |
ターゲットマーケティングに関連する記事はこちら
ペルソナの必要性とメリットについて
ペルソナの概要を知り、ターゲットのみで十分と感じる方もいるかもしれません。
この章では、ペルソナの必要性とメリットをご紹介します。
ペルソナの必要性
まずペルソナが必要とされているのは、商品開発やマーケティングを行う際に、多くの人が関わってきます。
ターゲット像では、性別や年代はもちろんのこと、部署や今までの経験などによって商品開発・マーケティングで重視してる視点がズレてきます。
それぞれが思う人物像に対して案や意見、アプローチをしていると、お客様像がブレていき、効果的なマーケティング活動が難しくなります。
そこで、人物像を深め共通認識とする為に「ペルソナ」を作成する必要があります。
ペルソナのメリット
ペルソナを作り担当者間で共有することで、どのようなメリットがあるでしょうか?
MERIT01
ユーザーへの理解度が増す
1つ目は、ペルソナを作成することで、お客様像が明確になります。
これにより担当者間で認識のズレがなくなり、「共通のお客様の視点」でプロジェクトを進めていくことができます。
認識がズレたままでプロジェクトを進めていくと、作業の手戻りが発生してスケジュールの遅延やそれに伴うコストの増加につながります。
例えば
「このお客様が満足するにはどう行った製品なのか?」
「どういったサービスだと満足してくれるか」
MERIT02
商品・サービスに質が向上する
2つ目は、お客様が求めるモノが明確になるので、商品・サービスの質が向上します。
お客様が絞れていないと様々なお客様に対応できる商品・サービスになり、特徴が薄れたりバリエーションが増え複雑になったりします。
お客様像を絞り込むことで、狙っているお客様に合った商品・サービスを提供することができます。
MERIT03
時間の節約につながる
3つ目は、ペルソナを定めることで、ムダな時間やコストを省くことができます。
ペルソナによって、商品・サービスを利用するお客様像が想像ができるようになります。
ペルソナの要求に対するベストなアイデアに絞ることができるので作業効率が上がり、時間の短縮やコストの削減につながります。
ペルソナの作り方と注意点
それではペルソナはどのような方法で作成したらよいのでしょうか。
注意点とともにご紹介します。
作り方
まずはペルソナの作り方です。
ペルソナは主に3つのステップで作成します。
- ペルソナの情報を集める
- 集まった情報を仕分ける
- ペルソナシートを作成する
STEP01
ペルソナの情報を集める
顧客に関する情報を集めいます。
インタビューやアンケート実施など客観的に判断できるモノや数値で出せる情報が好ましいです。
STEP02
集まった情報を仕分ける
ステップ1で集めた情報から共有する特徴を見つけ、分類していきペルソナ像を形成していきます。
STEP03
ペルソナシートを作成する
下記に例を載せておりますので参考にしてください。
注意点
次にペルソナを作成する上で、注意しておきたい点をご紹介します。
現実のデータをもとにする
ペルソナを作る上で注意したいことが、「思い込み」や「先入観」や「なんとなく」です。
数字など実際のアンケートなどをもとにペルソナを作っていかないと実際に購入する人物像とズレてしまいます。
時には情報を捨てる必要もある
次に気を付けなけばいけないことは、ペルソナに情報を詰め込みすぎることです。
ペルソナは代表的な1人の人物像になります。アンケート結果などの情報を1人にまとめようとすると矛盾することがおきたり、細かすぎて雁字搦めになってしまいます。
カスタマージャニーマップ
カスタマージャニーマップをご存知でしょうか?
ペルソナの行動を時系列で1枚のマップにまとめてモノで、ペルソナがどのようなアクションを起こして請求・購入に至るのかを分析することができるツールです。
カスタマージャニーマップを作るためには、ペルソナの作成が必要となります。
経営分析ができる!建築業向け管理システム「アイピア」
アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。
さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。
アイピアはここが便利!6つのポイント
まとめ
ペルソナの重要性はご理解いただけたかと思います。
ペルソナが活用できるマーケティングメディアが
- WEBコンテンツ
- ブログ
- メール
- ダウンロード資料
など様々ありますので、ぜひペルソナを作成してマーケティングに活用していきましょう。
建築業の集客に関する記事
"社内のデータを一元管理"工務店・リフォーム会社が選ぶ!
建築業向け管理システム
Aippear(アイピア)