安否確認システムとは?おすすめ【10選】徹底解説

安否確認システムとは?おすすめ【10選】徹底解説

安否確認システムとは、緊急時における迅速な連絡手段を提供し、企業が従業員の安否確認をするシステムです。
しかし、多くの種類があり、どれを選べばよいのか分からない人も多いのではないでしょうか。

本記事では、安否確認システムについて詳しく解説するとともに、安否確認システムを10種類紹介し、それぞれの機能や料金を比較していきます。

安否確認システムとは

安否確認システムとは、災害や緊急事態が発生した際に、従業員や家族の安全を迅速かつ確実に確認するためのツールです。
災害や緊急事態が発生した際、従業員の安全確認と迅速な対応が求められます。
安否確認システムを導入することで、従業員の安否情報をリアルタイムで把握し、企業や組織は状況に応じた適切な対応を取ることが可能となります。

代表的な機能について

安否確認システムには、主に次のような機能があります。

  • スマホを利用した緊急連絡網の構築
  • リアルタイムの安否情報収集
  • 自動通知機能
  • 位置情報の共有

これらの機能を活用することで、迅速な情報収集と共有が実現され、被害の最小化と業務の早期再開を支援します。
また、平常時においても訓練やテストを行うことで、緊急時の対応をスムーズにするための準備が整います。

さらに、費用対効果を考慮しながら無料で利用できるサービスや、カルテ形式での情報管理が可能なシステムも存在します。
企業はこれらのシステムを比較し、個々のニーズに応じて最適なものを選ぶことが重要です。

安否確認システムの利用メリット

安否確認システムを利用することで、企業にどんなメリットが生まれるのでしょうか。
ここでは、次の5つのメリットについて詳しく解説します。

  • 迅速な安否確認と救助活動の効率化
  • 情報の正確性とリアルタイム性の向上
  • データの集積と分析による予測と改善
  • 法的規制への対応とシステムの信頼性
  • BCP(事業継続計画)の支援

メリット①迅速な安否確認と救助活動の効率化

安否確認システムは、災害や緊急事態が発生した際に、迅速かつ効率的に被災者の安否を把握することができます。
従来の方法では手間がかかる個別の確認作業が、システムを通じて自動化され、時間を節約できます。
これにより、救助活動の手順がスムーズ化され、生命を救うための迅速な対応が可能になります。

また、安否確認システムは家族や関係者に対して、被災者の安否情報を迅速に伝える手段を提供します。
これにより、心配や不安を軽減し、家族や友人同士のコミュニケーションを円滑に保つことができます。
特に大規模な災害時には、混乱や情報の錯綜を最小限に抑える役割も果たします。

メリット②情報の正確性とリアルタイム性の向上

安否確認システムはリアルタイムでのデータ更新が可能です。
被災者が自らの安否情報を入力または更新することで、情報の正確性が確保されます。
また、システムが自動的に位置情報を取得することで、救助活動の対象となる地域や被災者の位置を正確に把握することができます。

メリット③データの集積と分析による予測と改善

安否確認システムが集めたデータは、災害時の被害の状況や被災者の状態など、貴重な情報源となります。
これにより、将来の災害対策の改善や予測に役立てることができます。
また、地域ごとの傾向や必要な支援の種類などを把握し、より効果的な支援活動を計画する上でも有益です。

メリット④法的規制への対応とシステムの信頼性

特定の法的規制や基準に基づいた情報の管理と保護が求められる場合、安否確認システムはこれらの要件に対応するための枠組みを提供します。
また、システムの信頼性やセキュリティ対策がしっかりと施されていることにより、個人情報の保護やシステムの信頼性が確保されます。

メリット⑤BCP(事業継続計画)の支援

安否確認の本来の目的である「事業継続・早期再開」です。
安否確認システムを導入することで、従業員の安否をリアルタイムで把握し、適切な対応を迅速に行うことが可能となります。
また、BCPの一環として、定期的な訓練やシステムのテストを行うことで、緊急時の対応力を高めることができます。
これにより、企業は危機発生時にも事業の継続を確保し、社会的信用を維持することができます。

安否確認システムの選び方

安否確認システムには多くの種類があります。
ここでは、安否確認システムの選び方についてご紹介します。

目的別の選定基準

安否確認システムを選ぶ際には、利用目的に応じた選定基準を明確にすることが重要です。

安否確認システムを、普段から利用するのか、または災害時にのみ利用するのかによって、扱うべきシステムは異なります。
利用する目的をしっかり明確にし、必要機能が備わった安否確認システムを使いましょう。

コストパフォーマンスの重要性

信頼性の高い安否確認システムを選ぶ際には、コストパフォーマンスを重視することが不可欠です。
安否を確認するためのシステムとして、初期導入費用だけでなく、継続的な運用費用も重要なポイントです。
価格が高いからと言って必ずしも性能が良いわけではなく、必要な機能が全て揃っているかを確認することが重要です。

例えば、迅速な連絡手段としてのLINEの通知機能、登録の簡便さ、高い信頼性などが求められます。
コストを抑えつつも、品質を犠牲にしないシステムを選ぶことで、企業のリスク管理を強化し、安心感を提供します。

安否確認システムを選ぶ際のポイント

安否確認システムを選ぶ際は、必要とする機能があるのか確認しなければなりません。。
以下のポイントを確認しましょう。

自動通知機能の有無

安否確認システムを選ぶ際に、家族の安否を守るために重要なポイントの一つが自動通知機能の有無です。

自動通知機能とは、緊急時や定期的な連絡が必要な際に、システムが自動的に登録された従業員や家族にLINEなどで通知を送る機能です。
この機能があることで、管理者は迅速かつ効率的に情報を伝達することができ、手動での連絡作業の手間を大幅に削減できます。

特に、大規模な組織や多くの従業員を括る企業にとっては、全員に一斉に通知を送ることが求められるため、自動通知機能はなくてはならない要素と言えます。
また、自動通知機能は、事前に設定された条件に基づいて通知を送信するため、緊急時の対応が迅速に行える点も魅力です。

多様な連絡手段のサポート

安否確認システムを選ぶ際には、対応する連絡手段の多様性が重要なポイントです。
家族の安否を確認するために、LINEやSMS、電話、メール、専用アプリ、SNSなど、複数のチャネルを通じて情報を伝達できるシステムは、緊急時の連絡が確実に届く可能性を高めます。
特に災害時には、通信状況が不安定になることが多いため、複数の手段を持つことが重要です。
また、多言語対応や時差を考慮した連絡手段の提供が、グローバルな企業にとって大きなメリットとなります。

システムの信頼性と安定性

安否確認システムを選ぶ際に最も重要な要素の一つが、システムの信頼性と安定性です。
信頼性の高いシステムは、緊急時に確実に機能し、必要な情報を迅速に提供します。
安定性に関しては、システムが常に正常に稼働し、ダウンタイムが最小限に抑えられていることが求められます。
これにより、ユーザーやその家族は安心してシステムを利用することができます。

また、信頼性と安定性を確保するためには、定期的なメンテナンスとアップデートが欠かせません。
バックアップシステムの存在も重要であり、データの喪失を防ぐための対策が講じられていることが望まれます。

安否確認システム10選 比較

多様な種類や機能を持つ安否確認システムですが、ここでは機能や料金,それぞれの特徴で比較します。

バーズ安否確認+

バーズ安否確認+を選ぶメリットは、新たにホワイトボード機能が追加されたことです。
ホワイトボード機能があることにより、時系列でのメッセージの書込・参照、白板形式でのコメントの書込・参照が可能となります。
これにより、一層の円滑な情報交換が実現されました。

平常時も連絡網として活用し、災害時に円滑な情報交換をしたい方におすすめです。

運営会社株式会社バーズ情報科学研究所
機能マルチデバイス対応
ホワイトボード機能
自動安否確認連絡
料金初期費用:無料
利用人数1~50名:1,375円
利用人数51~100名:2,750円
利用人数101~150名:4,125円
特徴クラウド上での稼働
安価な定額料金での提供
ホワイトボード機能

Biz安否確認

Biz安否確認は、ネットワーク回線からシステム基盤、データセンターの保守運用まで提供する通信事業者ならではのサービスです。
東日本大震災など、震度7の地震にも耐えた実績のあるデータセンターで運用されています。

また、アプリ、メール・、電話と通信手段が複数あるため、災害時も安心です。

運営会社NTTコミュニケーションズ株式会社
機能回答の自動集計
未回答者への自動再送信
自動安否確認
料金ライトプラン 初期費用:無料 月額税込11,000円
スマホプラン 初期費用:無料 月額税込440円~
お手軽導入プランプラン 初期費用:税込110,000円 月額税込11,400円~
お手軽導入プランプラン 初期費用:税込220,000円 月額税込11,400円~
特徴震度7にも耐える堅牢性
どれだけ使っても定額料金
豪雨・台風の注意喚起や健康管理アンケートが可能
管理権限設定・個人情報の非表示設定可能

Emergency Call

Emergency Callは大きな災害も多数経験しており、確実に繋がることにこだわって開発を続けてきたシステムです。
メール、アプリ、LINEの3つの方法で確認が可能です。
業界最安水準で、厳選された搭載されているため、いざという時の必要最低限の安否確認を求めている人におすすめです。

運営会社インフォコム株式会社
機能スマホアプリ・タブレット・PCから集計が可能
複数の連絡先へ回答があるまで繰り返し自動安否確認
3つの方法で安否回答可能
料金初期費用:無料
300名まで:月額10,000円
特徴気象庁の地震情報による自動発信
国内2拠点の24時間365日稼働
業界最安水準

ALSOK安否確認サービス

ALSOK安否確認サービスは、アプリであるため、いざという時に通知が届きます。
またわかりやすい画面であるため災害時でも簡単に回答することができます。

運営会社綜合警備保障株式会社(ALSOK)
機能GPS機能との連携で写真や音声の添付が可能
社員の家族の回答を家族間で共有
自動安否確認連絡
料金初期費用:一律 55,000円(税込)
100名まで:月額 19,800円(税込)
500名まで:月額 37,400円(税込)
1000名まで:月額 48,400円(税込)
特徴毎日の健康状態確認が可能
回答結果をグラフ化させる機能あり
気象情報等の自動配信

セコム安否確認サービス

セコム安否確認サービスの最大の特徴は、24時間365日体制のオペレーションです。
2024年3月末時点で、ご利用実績は契約社約8,950社、ご利用者約830万人という、実績が認められています。
安否確認システムを初めて導入する方におすすめです。

運営会社セコム株式会社
機能誤報チェックを行い、夜間・休日でも一斉送信される
自動集計・自動再送信
自動安否確認連絡
料金初期費用を一律55,000円(税込)(無料体験を実施した場合)
基本料金A:月額基本料金 11,000円  月額従量料金 22円/ID
基本料金B:月額基本料金 22,000円  月額従量料金 22円/ID
基本料金C:月額基本料金 33,000円  月額従量料金 22円/ID
特徴24時間365日体制
複数拠点でのバックアップが可能
豊富な実績

Safetylink24

Safetylink24は、能登沖地震、東日本大震災、熊本地震などの災害で多くの実績があり、有用性が実証されています。
地震情報連動に加え、新たに7種類の防災気象情報との連動が可能となっています。

また、英語にも対応しているため、外資系の企業や外国人労働者を抱える企業におすすめです。

運営会社株式会社イーネットソリューションズ
機能個人・グループ情報管理機能
通報メッセージ管理機能
ダッシュボード機能
料金1~100人 初期費用:48,000円 月額費用:9,800円
101〜200人 初期費用:48,000円 月額費用:12,800円
201~300人 初期費用:48,000円 月額費用:15,800円
301~400人 初期費用:48,000円 月額費用:18,800円
(401人~1000人の場合初期費用は、68,000円になります。月額費用は公式サイトをご覧ください。)
特徴地震・防災気象情報と連動し、メッセージを自動で配信
社員の家族も安否確認
回答によって二次連絡可能

ANPiS

ANPiSは、他社のシステムと比べて劣らない必要十分な機能を備えており、月々6,600円~というお手頃価格で導入することができます。

運営会社関西電力
機能気象庁の情報と自動連携
未回答者へ自動再配信
手動配信でパンデミックにも対応
料金スタンダードプラン(税込)
月額料金1~50名:6,600 円 51~100名:9,900 円 101~150名:13,200 円
ファミリープラン(税込)
月額料金1~50名:6,985 円 51~100名:10,670 円 101~150名:14,355 円
初期導入サポート(オプション):110,000円 + 出張費
特徴地震・防災気象情報と連動し、メッセージを自動で配信
社員の家族も安否確認
LINEとの連携可能(有料)

安否確認プライム

メールやアプリを用いた安否確認システムが多い中、安否確認プライムは、SMSに送信します。
場所を選ばずどこからでもSMSを一括送信でき、見やすい管理画面で迅速に安否を把握することができます。

「メールが届かない・見てもらえない」を解決したい方におすすめです。

運営会社株式会社エクスリンク
機能自動安否確認
回答結果確認
復旧対策指示
料金料金は人数に応じて変動するため、公式ホームページにお問い合わせください。
特徴送達率・開封率が高いSMSで安否確認
電話番号など個人情報をマスキング可能

安否確認サービスCuenote

安否確認サービスCuenoteは、月間76億通の実績で確実に届く、安心のサービスです。
また、メールの送信に加えて、SMSも併用することができるため、より確実な安否確認が可能となります。

運営会社ユミルリンク株式会社
機能自動安否確認
配信状況、回答状況確認
自動再送信
料金初期費用:無料
[月額利用料]
1~50人:3,500円
51~100人:7,000円
101~150人:10,500円
特徴メール+SMS配信
個人アドレスを管理者に知られない
操作が簡単で1STEPですぐに送れる

安否確認サービス2

安否確認サービス2は、「ITreview カテゴリーレポート」安否確認部門において、6期連続「顧客満足度No.1」を受賞しています。
少ない手間で安否確認ができることや、プライバシーの配慮など、様々な点において満足度を向上させています。

全国一斉訓練を継続して実施しているため、自社の防災力チェックをしたい方におすすめです。

運営会社トヨクモ株式会社
機能自動安否確認
複数のメールや専用アプリ、LINE連携で通知
自動再送信
料金ライトプラン(機能限定でお手軽なプラン)
50人までの場合 月額料金:6,800円
プレミアプラン(1番人気のおすすめプラン)
50人までの場合 月額料金:8,800円
ファミリープラン(家族の安否も確認できるプラン)
50人までの場合 月額料金:10,800円
エンタープライズプラン(グループ会社も利用できるプラン)
50人までの場合 月額料金:14,800円
特徴メール+SMS配信
個人アドレスを管理者に知られない
操作が簡単で1STEPですぐに送れる

まとめ

安否確認システムとは、災害や緊急事態が発生した際に、従業員や家族の安全を迅速かつ確実に確認するためのツールです。
安否確認システムの選定は、緊急時の安全確認と効率的な情報伝達を確保するために重要です。

本記事では、安否確認システムの機能や利用メリットを詳細に解説し、10種類のシステムを比較しています。
それぞれのシステムは異なる特徴を持ち、利用者のニーズに応じて選ぶことが推奨されます。
安否確認システムの選定にあたっては、システムの信頼性や安定性、コストパフォーマンス、さらには必要な機能の有無を検討することが重要です。

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