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とび工(とび技能士)とは?仕事内容から資格取得まで解説

とび工(とび技能士)とは?仕事内容から資格取得まで解説

「とび工(とび技能士)」は足場の組立や解体工事など様々な工事を行うことができます。
とび技能士の仕事内容や資格を取得するまでの手順を紹介します。

目次

とび工(とび技能士)とは


「とび工」または「とび技能士」とは、高所作業におこなう際に必要な資格です。

具体的には、建設現場などでの高所作業や高所作業車の操作などを行う際に必要な技能や知識が必要となります。
とび技能士は、高所作業の安全な実施や効率的な作業を行うために、高所作業車や足場の設置、登板作業などを適切に行うことが求められます。

とび工(とび技能士)の仕事内容とは

とび技能士の仕事内容は、高所作業に関連する様々な作業を行うことです。
以下は一般的なとび技能士の仕事内容の例です。

  • 足場の組立ておよび解体
    建設現場などで、安全な足場を組み立てたり解体したりします。これには足場の設計、材料の配置、組み立て作業、安全な解体作業などが含まれます。
  • 高所作業車の操作
    高所作業車やクレーンなどの機械を操作して、高所作業を支援します。これには機械の操作や安全な移動、荷物の積み降ろし、作業員の昇降支援などが含まれます。
  • 安全管理
    高所作業現場での安全管理を行います。これには作業環境の安全性確保、作業員への安全指導、作業手順の遵守などが含まれます。
  • 作業支援
    高所作業における作業員の支援を行います。これには作業員への道具や材料の供給、作業員の昇降支援、作業現場の整備などが含まれます。
  • 作業計画の立案
    高所作業の計画立案や安全対策の策定を行います。これには作業のスケジュール管理、必要な資材や機器の準備、作業員の配置計画などが含まれます。

これらの仕事内容は一般的なものであり、現場や業種によって異なる場合があります。

とび技能士の資格等級

とび技能士には1級、2級、3級の3段階の等級があり、それぞれの等級によって受験資格と試験内容が異なります。

具体的には、3級の受験資格は不問であり、とび職として働くための知識があれば資格取得が可能です。

2級の場合、3級合格者または実務経験2年以上の方が対象になります。ただし、学歴によっては実務経験が不要の場合もあります。

1級の場合、7年以上の実務経験、2級合格後2年以上の実務経験、または3級合格後4年以上の実務経験が必要です。ただし、学歴によって必要な実務経験年数も異なります。

とび技能士の資格取得には、それぞれのレベルに応じた条件があり、実務経験や学歴によって異なります。

三級とび技能士とは

とび技能士3級は、最も基本的な鳶職に関する試験です。
内容は作業の段取り、仮設建築物の組み立て、建設工事や解体などに使用する材料や、運搬にまつわることを試されます。

三級とび技能士の試験内容とは

受験資格は特になく、誰でも受けることが可能です。

  • 試験方式
    真偽法
  • 出題数
    30問(真偽法30問)
  • 試験時間
    1時間

二級とび技能士とは

二級とび技能士は、とび技能士の中間レベルの資格です。一級とび技能士と三級とび技能士の間に位置します。二級とび技能士は、高所作業における基本的な知識や技術を持ち、一定の経験を積んだ者が取得することができます。

二級とび技能士の試験内容とは

受験資格は2年以上の実務経験が必要となります。

学科試験

  • 試験方式
    真偽法及び四肢択一法
  • 出題数
    50問(真偽法25問 四肢択一法25問)(真偽法30問)
  • 試験時間
    1時間40分

実技試験

  • 製作等作業試験1
    標準時間 1時間30分
  • 打切り時間
    1時間50分

鋼管を使用して片流れ小屋組の作業を行います。

  • 製作等作業試験2
    試験時間 5分

3種類の重量物の目測の作業を行います。

一級とび技能士とは

「一級とび技能士」は、とび技能士の中でも最も高度な資格であり、合格率は約3割と言われています。
一級とび技能士は、厚生労働省が所管する国家資格の一つであり、技能検定制度の下で認定されます。

とび技能士の試験は、各都道府県職業能力開発協会(問題作成等は中央職業能力開発協会が行います)が実施し、学科および実技の試験に合格することで資格を取得します。そして、一級とび技能士は、その中でも最も高度な知識、技術、経験が要求され、一流の腕前を持つ鳶工の証とされます。

一級とび技能士の試験内容とは

7年以上の実務経験、2級合格後2年以上の実務経験、または3級合格後4年以上の実務経験が必要ですが、学歴によって必要な実務経験年数が異なる場合もあります。

学科試験

  • 出題数
    50問(真偽法25問 四肢択一法25問)
  • 試験時間
    1時間40分

実技試験

  • 製作等作業試験1
    標準時間 1時間30分
  • 打切り時間
    1時間50分

鋼管を使用して真づか小屋組の作業を行います。

  • 製作等作業試験2
    試験時間 10分

そり(こした)にのせた重量物の運搬の作業を行います。

  • 製作等作業試験3
    試験時間 5分

3種類の重量物の目測の作業を行います。

基本的に、どの試験も100点満点中、実技試験は60点以上、学科試験は65点以上となっています。

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まとめ

とび技能士の仕事内容や資格についてみてきましたがいかがでしょうか?
一級とび技能士はかなり難易度が高いですが、とび技能士として目指すべき目標ではないでしょうか。
しっかりと準備して試験を受けるようにしましょう。

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