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請求管理システム比較15選 システムの選び方3つのポイント解説

請求管理システム比較15選 システムの選び方3つのポイント解説

個人で経営している工務店などでは、未だに手書きで請求書を発行しているところがあります。それが負担にならないのであれば、その会社に合った方法だといえます。
ところが、ある程度大きな会社の経理担当者には大きな負担となっている場合があります。

請求管理業務には請求書の発行や送付、入金確認後の消込作業など対応すべき業務がたくさんあります。
負担となっているのなら、それは会社の規模と業務が合っていないことになりますので、システム化をおすすめします。ここでは請求管理のシステムをどのように活用すれば、効率よく請求管理業務を行うことができるか紹介します。

目次

請求管理システムとは

請求管理システムとは、請求書だけでなく見積書の作成・送付など経理業務一般を効率化するためのシステムです。
請求書を作成して、印刷・封入・送付を手作業で行うのは大変な手間がかかるために、ミスが起きがちです。なによりも請求書に関して間違いがあっては信用に関わります。

しかし、請求管理システムを導入すれば、データを取り込むだけで電子請求書ができあがります。
そのままメールで送信することも出来るため、経理業務の効率化とミスの削減につながります。

請求管理業務の流れ

請求管理業務は、企業が利益を得るために大変重要な業務となってきます。
具体的な請求管理業務の流れは以下の通りです。

  1. 請求内容を正確に確認し、確定する
  2. 請求書作成
  3. 請求書送付

FLOW1 請求内容を正確に確認し、確定する

請求管理業務の最初のステップは、求の顧客に合わせた契約・発注内容、売上情報を正確に確認し、請求内容を確定します。

顧客ごとに請求時期はバラバラで、都度請求する場合は、1回の契約ごとに請求内容を確定し、締め請場合は、1か月単位でまとめて請求内容を確認・確定します。

顧客先や契約内容によって請求業務は異なりますが、納入した商品に対し、どのような状態・時期になったら請求内容を確定するのか基準を決めておく必要があります。

FLOW2 請求書の作成

請求内容を確認し、確定したら、請求書の作成にうつります。
請求書の作成には、テンプレートを活用することでスムーズに作成ができ、請求内容のデータをExcelの計算機能を使用すれば時間の短縮にもなります。

請求書に記載する内容は以下の通りです。

  • 請求金額
  • 会社情報(会社名・住所・担当者・連絡先等)
  • 請求先
  • 明細(商品名・数量・単価)
  • 支払期日・期限

FLOW3 請求書の送付

請求書の内容を正確に確認・確定し、請求書を作成したら、顧客が支払期限までに代金を被払うことが出来るように請求書を送付します
近年では、電子による請求書を導入している企業が多く、ミスや期限にトラブルを防ぎワンクリックで作成できるため、請求業務を効率化することが出来ます。

請求書 送付状

また、郵送により請求書を送付する場合、送付状を同封するのがマナーです。
以下は送付状の参考例です。

請求管理システムを選ぶ3つのポイント

請求書管理システムを導入する際に、どんなシステムを選ぶかで、その後の効率化や仕事内容が違ってきます。
ここで検討する基準は、自社に合ったシステムを導入することです。
自社の現状から今後の効率化を目指して、課題を挙げていくことから始めてみましょう。検討するポイントをまとめてみました。

どの業務範囲までシステムを利用するか

請求管理システムにはたくさんの機能が搭載されています。

  • 請求書発行
  • 納品書発行
  • 支払明細発行
  • 請求書発送
  • 売上レポート
  • 入金管理
  • 支払督促
  • 入金消込
  • 決算書作成

まずは、自社で効率化を図りたい業務を挙げてみましょう。
そして、その機能が使いやすいか料金体系が適切であるかを考慮しながら、自社に必要な機能が搭載されているシステムを選択していきます。

たくさんの機能を持つ請求管理システムは、多くの業務効率化を図ることができますが、当然その分利用料金は高くなります。

例えば、大量の請求書作成から発送までの作業を効率化したい場合は、請求書発行~発送までを自動化できる管理システムを導入すれば十分です。
入金管理や支払督促などが課題の場合は、そこをカバーする機能を持つシステムを選んでご検討ください。

また、多くのシステムが請求書の郵送代行が付随しています。これは、手間を考えれば大変コストパフォーマンスに優れています。

一方、入金管理・支払督促等も重要な課題と感じているなら、システムをデータと連携して使える機能の検討をおすすめします。サービスをどこまで望むかによって、選ぶべきシステムが異なります。自社に必要な機能をよく検討し、料金体系はもちろん必要な機能が搭載されているシステムを選んでいきましょう。

他のシステムやデータの連携

請求書発行機能のほかにも、銀行とも連携した入金の消込作業・請求漏れの確認・取引先への督促など、非常に便利な管理機能を搭載しているシステムもあります。

導入した場合に、自社の既存システムと連携が可能か、またどのような方法で連携するかが、選ぶときの重要なポイントになります
請求書発行機能だけでなく、いろいろな管理機能を搭載している当該システムが、既に使用中の販売管理システム・CRM(顧客管理)システムと連携できるかも確認しておきましょう。

サポート体制

取り引き先の中でも、紙媒体の請求書以外は受け付けられない企業が一定数存在します。
自社のサポート体制はもちろんのこと、取引先に対して、データ請求書導入の案内や今後のサポート体制が充実しているかが、システムを選定する上での重要な基準となります。

その他にも、請負業務など案件で受注することが多い場合は、案件単別に書類作成管理できるシステムを、特別な業務フローがある場合は、そのフローを含めてシステム化するなども判断基準の一つとなります。

請求管理システムを導入するメリット

請求管理システムを導入することで得られるメリットは以下の通りです。

コスト削減

請求書の発送は郵送が多く、数百社以上に発送となると確認作業も含めて数人で1日がかり、ということもあります。
請求管理システムには、郵送代行サービスが付随したものがあります。
ほとんどの場合、郵送代行は従量課金制で1通150円~200円程度の料金で配送できます。
切手代に代行費用が少し上乗せされますが、印刷・封入作業や送付ミスのチェックなども考えれば、自社で郵送する料金に比べても割安といえます。

また、取引先で請求書の送付に電子メールでの送付に同意が得られれば、手間もコストも大幅な削減ができます。
システムによっては、請求管理業務以外にも与信管理や入金督促業務も不要になるため、大幅なコスト削減につながるものもあります。
利用者のほとんどから業務コストが80%以上削減されたとの報告もあります。

効率化

請求管理業務をエクセルで管理しているところもたくさんあります。

しかし、請求管理システムの請求書自動作成機能を活用すれば、必要項目を入力するだけで、分かりやすい請求書をすぐに作ることができます。
用意された数あるフォーマットの中から、見やすく分かりやすい請求書を少ない手間で作ることも可能です。

また、毎月の請求額が決まっている請求先は、発行日を設定するだけで、自動的に請求書が発行・送付される機能もあります。その際に送付書も一緒に自動作成される機能もあります。

ミスの軽減

請求書に関するミスは、会社の信用にも関わりますので避けたい問題です。
半年に一度や年に一度の頻度が少ない請求書発行ミス、宛先間違えや封入ミス、慣れないためのチェックミスなど、これらのミスは手作業の特徴です。

請求管理システムでは、請求済件数や未請求件数の表示、入金予定額を請求漏れがないか確認できます。電子メール送付の際も、請求書管理システムが必要な情報を選択してくれるのでミスが減ります。

請求管理システムを選ぶ際の注意点

先ほど、請求管理システムを導入することで得られるメリットをご紹介しましたが、導入するにあたっていくつかの注意点があります。
導入を考える際には、注意点もよく把握したうえで導入するようにしましょう。

セキュリティ

大変便利で効率化できる請求管理システムですが、導入すると情報漏えいのリスクに直面します。
例えば、インターネットに接続しているパソコンでは、外部からの不正アクセスの危険性が生まれます。
システム自体のセキュリティや、対策を申し込み前に確認することも必要です。システムの導入実績は信頼性の高さに比例するため、導入実績を判断基準の一つとすることもできます。

また、機密性の高いデータは、外部からアクセスできないように、パソコンやサーバーに保存するなどの対策も重要課題となります。その他にも、アクセスの管理体制を整えたり、自社の社員による情報漏えいを防ぐための対策を講じることも必要です。

機能性

請求管理システムを導入によって、自社の管理作業が大幅に向上します。

ここで、気をつけなければならないのが、取引先の企業の請求管理の状況です。
取引先が社内規定で「紙媒体の請求書だけをに扱う」と電子請求を認めていないところもあれば、諸事情で電子化が遅れているところもあります。
そのため、請求方法が変わっても取引先の企業が対応できるのか、またはこの機会に電子化に対応してくれるのかなど、取引先の事情も考慮して導入を検討してください。

コスト

自社の業務内容に合った請求管理システム導入するためには、自社の承認フローも含めたシステム化を考える必要があります。
検討の上、効率化ができれば時間やコストの削減につながります。

しかし、必要以上に機能を搭載したシステムを導入してしまった場合は、高いコストがかかる上にその機能を持てあます事態となりかねません。
システムが自社の企業規模に合っているかを検討することも非常に重要です。

将来的に業務フローの変更が想定される場合は、柔軟に契約変更できるかの確認をおすすめします。その場合は基本のリーズナブルな機能で十分です。

請求管理システムの種類

請求管理システムの種類には、クラウド型オンプレミス型があります。
おすすめのシステムでは、クラウド型がよく推奨されていますが、オンプレミス型の違いは何なのでしょうか。
ここでは、クラウド型とオンプレミス型の違いについてお伝えします。

クラウド型

クラウド型の請求管理システムは、インターネット上のサーバーで、サービスを提供する企業のシステムを利用する方式です。
クラウド型は、ハードウェアを設置する必要がないため、初期費用は比較的安く、メンテナンスはシステム側が行ってくれるため、導入しやすいところがメリットです。

また、複数機器で使用することができ、インターネット環境があればモバイル端末からでも請求管理を行うことが出来るシステムもあり、時間や場所に問わず管理することが出来ます

しかし、他社に自社の業務上の機密情報であるデータにおいても、システムへ預けることになるため、情報漏洩のリスクは否定できません。

そのため、セキュリティ対策が適正に行われているシステムを選ぶようにしましょう。

オンプレミス型(独自システム)

オンプレミス型の請求管理システムは、社内にハードウェアを設置してシステムを構築し、自社で運用を行う方式です。

オンプレミス型は、ハードウェアを設置する必要があるため、クラウド型より比較的、初期費用が高い傾向があります。
自社の業務に合わせて柔軟にカスタマイズできたり、オフラインでも請求管理を行うことができ、自社で運用を行うため、情報漏洩のリスクは低くなります。

しかし、構築するシステムによっては、高額になるケースがあったり、自社でサーバの運用や保守を行う必要があります。

オンプレミス型(パッケージ型)

こちらもオンプレミス型になりますが、パッケージ製品を購入しシステムを運用することもできます
パッケージ製品は、「買い取り」または「年単位」のライセンス等、契約形態が様々です。

独自のシステムを構築しないため、基本的な業務はローコストで利用することが出来ます。
しかし、パッケージの更新による影響を受けやすく、しばらくの間使えないといったトラブルが起きる可能性があります。

請求管理システムの基本的な機能

請求管理システムは、請求書がワンクリックで作成できるなど、請求業務を効率化できるため、多くの企業が導入しています。
システムによって機能は様々ですが、ここでは請求管理システムの基本的な機能をご紹介します。

請求書の発行

請求管理システムでの請求書作成・発行の方法は、テンプレートを活用する方法とカスタマイズでオリジナルの帳票を作成する方法があります。

テンプレート型

請求管理システムでは、多数のテンプレートが用意されており、必要事項を入力するだけでワンクリックで請求書を作成できます
また、請求書だけでなく、見積書・注文書・検収書・納品書・支払明細書などもワンクリックで作成できるシステムもあるため、委多数のシステムを利用する必要がなく、一元管理することが出来ます。

カスタマイズ型

自社の業務に合わせ、オリジナルの帳票を作成することが出来ます。

請求書の配布機能

システムでは、請求書を発行したのち、自動でダウンロード可能にし、取引先へメールで通知してくれるため、郵送業務を行う必要がありません。

また、取引先に合わせて、メールでの請求書の送付や郵送・Faxを選ぶことも可能です。

管理機能

請求書管理システムでできる管理機能についてご紹介します。

顧客情報の管理

顧客情報の管理をすることが出来るため、毎月の請求書の発行・送付をスピーディーに正確に行うことが出来ます

ステータス管理

請求書を発行し、代金回収までの間、顧客様の閲覧状況やダウンロードの有無を確認することが出来ます。
また、発行した帳票をダウンロードされていない場合、自動で顧客様に通知をしてくれる機能もあります。

請求書検索

これまでの請求書の顧客情報を保存し管理しているため、過去の帳票を検索できる検索機能が搭載されています。

外部のシステムとの連携

請求管理システムは、会計システムと連携することが可能です。
会計システムと連携することで、請求書に入力した費用や科目を自動で仕分けることができ、管理業務を効率化することが出来ます。

また、クレジットカードや口座振替、支払催促、集金や入金消込などの業務においても一元管理することが出来ます。

請求管理システム15選

  • クラウド経理/合同会社FACFACコンサルティング
  • BtoBプラットフォーム請求書/株式会社インフォマート
  • MakeLeaps/メイクリープス株式会社
  • 請求管理ロボ/株式会社ROBOT PAYMENT
  • Misoca/株式会社Misoca
  • 会計freee/free株式会社
  • 楽楽明細/株式会社ラクス
  • board/ヴェルク株式会社
  • マネーフォワードクラウド請求書/株式会社マネーフォワード
  • INVOY/FINUX株式会社
  • SVF Cloud/ウイングアーク1st株式会社
  • ナビエクスプレス/NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
  • pasture/エン・ジャパン株式会社
  • Zoho Invoice/ゾーホージャパン株式会社
  • e-メイサイプロ/株式会社シスプロ

BtoBプラットフォーム請求書

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クラウド経理

合同会社FACコンサルティングが提供するクラウド経理です。
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導入企業 要問合せ
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料金プラン月額20,000円~
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Misoca

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手間のかかる「印刷・封入・発送」の作業がゼロになります。

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board

ヴェルク株式会社が提供するboardです。
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営業管理、支払管理、売上見込の把握、キャッシュフロー予測など、中小企業の業務や経営を一元管理することで、効率化できます。

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料金プランPersonal   980円(税抜) / 月 個人     利用可能人数:1人  サポート:Web  Basic  Standard  Premium  30日無料
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マネーフォワードクラウド請求書

株式会社マネーフォワードが提供するマネーフォワードクラウド請求書です。
クラウドで請求書を簡単作成!
「見積書 → 納品書 → 請求書 → 領収書」の流れで書類を簡単に変換できる、クラウド型請求書ソフトです。

既存の販売管理システムとも簡単連携して、郵送やメール送付をワンクリックで完了できます。
入金ステータスがひと目で把握できるので、請求の抜け漏れが防ぐことができます。

クラウド会計と連携して、売掛金の仕訳も自動連携できます。また、インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応可能です。

初期費用無料
料金プラン年額プラン 2,980円/月 35,760円/年   月額プラン 3,980円/月
導入企業株式会社リフル、株式会社コルク、株式会社ワークライフバランス、行政書士法人GOAL
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INVOY

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INVOYはどのプランも基本機能が無料で制限なくご利用できます!
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初期費用無料
料金プランFree 機能制限なく ずっと無料 Enterprise 要相談 発行額 1,000,000,000 円 以上/月 または発行枚数 5,000 枚 以上/月
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SVF Cloud

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現場のあらゆるニーズに応える美しい帳票を作成、多様な出力・配信方法に対応します。

初期費用200,000円
料金プランプランS 30,000円/月 プランM 45,000円/月 プランL 80,000円/月
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ナビエクスプレス

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導入企業要問い合わせ
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まとめ

日本では独自のハンコ文化が根強く残り、このままどこまでも続くかと思われました。
ところが思いがけず、その文化に廃止の兆しが見えました。
その風潮に追い風が吹くように、システム化やリモート化が進み始めています。

特に経理関係のシステム化は、コスト削減と業務の効率化に大きく影響を及ぼし、新たな働き方につながっています。
そして、新しい働き方は、請求書管理システムに代表されるシステムの技術に支えられています。

こういった技術を使いこなすことが、これからの会社経営には、欠かせないスキルの一つです。
そのためにも、システム導入を成功させて、機能面でも費用対効果の面でも、自社に合った形でご活用ください。
システムを導入することで新たなステージのスタートとなりますが、導入により今までとは違うゴールが見えて来ることでしょう。

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アイピアを紹介するロボのイラスト

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