施工管理ソフト・アプリ【比較15選】選び方と導入のメリットをご紹介!

施工管理ソフト・アプリ【比較15選】選び方と導入のメリットをご紹介!

建築・建設業は休日出勤や長時間の残業などの時間外労働が常態化しやすく、2019年から施行された働き方改革に大きな期待がかかっています。

中でもとりわけ労働環境の改善が求められる「施工管理」は、その解決策として「施工管理アプリ」が数多くリリースされています。
図面や工事写真の管理など事務作業の効率化にIT導入は大変有効です。

今回は、施工管理アプリをご紹介するとともに貴社に合ったアプリの選び方を考えてみましょう。

施工管理ソフト・アプリ15選

施工管理ソフト・アプリと一口にいっても様々なものがあります。
ここでは、おすすめの施工管理ソフト・アプリ15選を見ていきましょう。

各ツールの比較表

はじめに、各ツールの比較表をみておきましょう。

施工管理ソフト・アプリ初期費用ランニングコスト機能の充実度対応業種
アイピア¥120,000~¥10,000/月~建築業全般・リフォーム業
AND PAD要問い合わせ要問い合わせ建築業全般
Kizuku¥110,000~¥22,000/月~建築業全般
Field Plus無料¥5,500/月~業界問わず
Photoruction不要(要相談)要問い合わせ建築業全般
Site Box要問い合わせ要問い合わせ土木工事
かん助¥1,000,000~¥1,500/月~建築業全般(設備、住宅、ゼネコンなど)
eYACHO¥330,000~¥30,800/年建築業全般
SITE要問い合わせ要問い合わせ専門工事・短期工事向け
KANNA無料要問い合わせ建築業全般
ダンドリワーク¥200,000~¥19,800/月~建築業全般
HOUSE GATE無料無料~要相談住宅業
現場Plus¥10,000~¥10,000/月~住宅業・工務店向け
クラフタ無料無料建築業全般(工務店向け)
現場ポケット無料¥9,680/月~建築業全般(塗装業など)

このあとは、各ツールの詳細を確認していきます。

『建築業向け管理システム アイピア』

外出先から写真や書類が共有できるツールは、日中ほとんど出先にいる施工管理業者にとって便利なものです。
でもどうせなら、写真などの施工情報を含めたすべての業務情報をまとめて管理してしまいませんか?

施工管理システム アイピア』は顧客管理・案件管理・見積作成・原価管理・入金管理といった社内の業務管理と、出先から写真を撮りスマホから共有するといった現場での業務管理ができます。

機能原価発注管理、工程管理、書類・写真管理、顧客管理、見積作成、営業進捗管理、請求管理、入金管理、帳票作成、現場日報管理、物件管理、労務管理、在庫管理、その他
費用【ライト】初期費用:120,000円、月額費用:10,000円
【ベーシック】初期費用:420,000円、月額費用:20,000円
【プロフェッショナル】初期費用:510,000円、月額費用:30,000円
※6ユーザー目以降は追加料金2,000円/1ユーザー。
体験版の有無無料デモ体験あり

AND PAD

ANDPAD(アンドパッド)は、多くの企業が導入している施工管理アプリです。
ANDPAD(アンドパッド)は日報や工程表など現場管理ができる機能を、職人さんなど協力業者と共有できます。

現場で撮った写真を使ってスマホから日報を作成したり、工程の変更をすぐに共有したりすることで、常に最新の工程表を職人さんに届けることが可能です。
また、ユーザー数や、共有する写真・資料などの容量が無制限であるのも嬉しいですよね。

機能写真・資料管理、工程表、図面管理、日報、案件管理、チャット、受発注管理、API連携
費用要問い合わせ
体験版の有無なし

Kizuku(キズク)

Kizuku(キズク)は建築現場にありがちな「ムダ」「ムリ」「ムラ」を改善して、常に時間に追われる環境を変える「新しいワークスタイル」を提案する施工管理アプリです。

予定連絡漏れや連絡間違いのせいで発生する「言った・言わない」トラブルを改善するため、作業員スケジュールを見える化するグループウェア機能がついています。
現場ごとのチャットルームで、写真や資料を共有し、情報共有にかかる時間的コストを一気に解消することも可能です。

機能チャット、図書・写真管理、現場・プロジェクト管理、入退場管理、グループウェア、PC版トークアプリ
オプション機能:工程管理、施工報告書/検査報告書、スケジュール管理、電子受発注、その他
費用初期費用:110,000円
【プロプラン30】月額費用:22,000円(30アカウントまで)
【プロプラン50】月額費用:33,000円(50アカウントまで)
【プロプラン100】月額費用:55,000円(100アカウントまで)
※その他オプション料金、アカウント追加の際の料金あり。
体験版の有無一部の機能を無料で利用可能。

Field Plus(フィールドプラス)

Field Plus(フィールドプラス)は初期費用無料で始められる業務報告システムです。
建築業に特化した施工管理アプリとは少し経路が違いますが、「報告書の作成」という手段を通じて写真共有などを行うことができます。

テンプレートを作成し、それを利用することで、簡単に報告書の作成が可能です。
現場写真の共有や日報作成のためわざわざ帰社していた手間を解決するには十分なアプリです。

機能報告書作成・送信・編集
費用・システム基本使用料 5,000円 + 税 ※ディスク容量1GBまで
・ライセンス使用料 500円 + 税/ID
体験版の有無無料デモあり

Photoruction(フォトラクション)

Photoruction(フォトラクション)は、シンプルな見た目で豊富な施工管理ができるクラウドシステムです。

容量の大きな図面でも当社独自技術により、高解像かつ高速で閲覧することができます。
電波が届かないところは「オフライン対応機能」に自動的に切り替わり、非常にスムーズな運用が可能です。

機能工事写真共有、電子小黒板、図面管理、工程表、書類管理、検査、タスク管理、外部共有、その他
費用要問い合わせ
体験版の有無あり

SiteBox(サイトボックス)

SiteBox(サイトボックス)は、工事の写真管理と出来形管理がスマートフォンできる土木工事向けの施工管理アプリです。
工事写真の撮影・整理のほか、撮影した写真を電子小黒板に写し込んだり実測値の記録を行ったりすることが可能です。

機能写真の撮影・管理、帳票作成、電子小黒板、出来形管理、各種試験、その他
初期費用不明(要問い合わせ)
体験版の有無不明(要問い合わせ)

かん助

かん助は、施工管理に必要な機能をオールインワンで提供してくれる施工管理アプリです。
写真管理や安全管理などの基本的な施工管理機能を備えつつ、現場・事務所間のワークフロー機能(申請・承認)などを備えることで幅広い業務範囲をカバーします。

少なくとも月10現場以上での運用を想定している中~大規模の企業向けで、導入費用も比較的高価です。

機能文書・図面管理、安全管理、品質管理、タスク管理、各種報告・連絡、その他
費用【標準版】初期費用:1,000,000円~
【カスタマイズ】初期費用:2,000,000円~
【設備工事】1,500円/1ヵ月(1現場あたり)
【戸建住宅・ゼネコン・新築大規模修繕】5,000円/1ヵ月(1現場あたり)
体験版の有無不明(要問い合わせ)

eYACHO(イーヤチョウ)

eYACHOは、建設現場で多くの方に使われている「野帳」をデジタル化したアプリです。
写真共有はもちろん、Excelのような表計算機能で測量資料や日報が作成できます。

機能写真・動画の撮影・管理、帳票・報告書の作成、写真・図面管理、外部連携、タスク管理、カレンダー、その他
費用初期費用:330,000円(税込)、1ライセンス:30,800円/年
体験版の有無30日間の無料体験版あり

SITE

SITEはシンプルな使い心地が特徴の現場情報共有アプリです。
主な機能として「案件管理」「チャット」「スケジュール」の機能を備えており、誰でも簡単に導入できます。

また案件管理機能では、案件ごとに関係者を登録することができスムーズな情報交換が行えます。
加えて、クラウド上で情報を管理できるため、業務の属人化防止にもつながります。

機能案件管理(顧客管理、図面描画、ドキュメント管理など)、チャット、スケジュール、その他
費用不明(要問い合わせ)
体験版の有無無料デモ(オンラインミーティング形式)あり

KANNA

KANNA(カンナ)は、初期費用0円で簡単に使える施工管理アプリです。
インターネット環境があれば利用できる為、いつでもどこでも情報共有が可能です。

機能現場管理、写真・資料共有、チャット、報告書作成、カレンダー、その他
費用初期費用:無料、月額費用:要問い合わせ
体験版の有無不明(要問い合わせ)

ダンドリワーク

ダンドリワークは、施工現場に必要な情報や、図面などの資料をすべてクラウド上で一元管理できます。
電話・FAX・メールなどの従来のツールで起きがちなミスや手間を回避し、施工現場の情報と進捗を管理します。

全ての情報がアプリにまとめられているので、必要な情報がパソコンやスマートフォンからすぐに引きだせるアプリです。

機能現場情報、写真・資料の共有・管理、掲示板、工程表、受発注、検査、報告書、施主共有、入退場管理、その他
費用初期費用:200,000円~、月額費用:19,800円/月~
体験版の有無不明(要問い合わせ)

HOUSE GATE

HOUSE GATEは、住宅業の施工現場に特化した施工管理アプリです。
関係者とのコミュニケーションをスムーズにするほか、アフターサービス体制の構築もできます。
基本機能は無料なため、利用しやすい点も魅力です。

機能案件管理、書類管理、工程管理、写真共有、カレンダー、チャット、アフター体制その他
費用【エントリープラン】無料
【ミニプラン】1,650円/月
【ライトプラン】7,800円/月
【スタンダードプラン】21,800円/月
【プロプラン】要相談
体験版の有無基本機能が無料で利用可能。

現場Plus

現場Plusは、施工現場に必要な機能を兼ね備えたアプリです。
初期費用、月額費用ともに10,000円~であり、比較的安価で、コストパフォーマンスが高いアプリと言えるでしょう。

機能工程表、掲示板・トーク、写真・図面・書類管理、報告、入退場管理、お客様向け機能その他
費用初期費用:月額料金の1ヶ月分、月額費用:10,000円(60ID)
※ID追加、30IDごとに5,000円。
体験版の有無無料体験サイトあり

クラフタ

クラフタは、完全無料の施工管理アプリです。
メッセージや写真の管理など、シンプルだけど便利な機能が備わっています。
手軽に施工管理アプリを導入したい人におすすめです。

機能メッセージ、写真管理、現場情報管理、その他
費用無料
体験版の有無デモ画面の閲覧が可能。

現場ポケット

現場ポケットは、現場管理に特化した機能を多数搭載する施工管理アプリです。
シンプルで、価格も安く、容量・人数制限もないことから、手軽に始めることができるでしょう。

機能トーク、アルバム、日報、報告書作成、その他
費用初期費用:無料、月額費用:9,680円(税込、年間契約)
体験版の有無二か月間の無料期間あり。

  • 施工管理システム

選び方のポイント


IT化が進むなかで、たくさんの施工管理ソフト・アプリが登場し、提供されています。
たくさんあるなかからどのような観点でソフトやアプリを選択すれば良いのでしょうか。
ここでは施工管理ソフト・アプリを選ぶポイント6点を詳しくご紹介します。

  • 価格
  • 機能の充実度
  • 操作性(現場が使いやすいか)
  • サポート体制
  • 利用者の声
  • 対応業種

1.価格

適切な費用かどうかは、ソフト・アプリを選ぶうえで重要なポイントです。
いくら良いアプリでも、コストが過剰にかかってしまったら、利益には繋がりません。

施工管理アプリにかかる費用は主に以下の三つです。

  • 初期導入費:アプリやソフトを導入する際にかかる費用。
  • ランニングコスト:導入後、継続的にかかる費用。月額料金がほとんどだが、年払いで安くなる場合や、初年度のみ年払いを行うことで、補助金を受け取れる場合がある。
  • オプション費用:基本機能に加えて、機能やデータ容量、利用人数を追加する場合にかかる費用。多くの場合、ランニングコストとして月額や年額費用に加算される。

アプリやソフトによって初期導入費が無料の場合やランニングコストが無料の場合、どちらも無料の場合など料金体系は様々です。

しかし、安ければ良いというわけではありません。
「使いたい機能が全然使えない」「結果的にコストがかかってしまった」といった問題も起こりうるため、”十分な費用対効果を得られるか”という点に着目することが重要です。

価格を見ていく際には、後に述べる②機能の充実度とともに精査すると良いでしょう。

外構工事とは?種類や費用相場をご紹介

2.機能の充実度

施工管理アプリ・ソフトは、利用するソフトによって機能は様々です。
施工管理を行う場合、最低限欲しい機能とあると良い機能は以下の通りです。

最低限欲しい機能

  • 工程管理機能
  • 写真共有・管理機能

あると良い機能

  • 原価管理機能
  • 安全管理機能
  • 日報機能(労務管理)
  • 見積作成機能
  • 受発注管理機能
  • チャット機能
  • 営業管理機能
  • 報告書作成機能
  • 勤怠管理機能
  • 外部システムとの連携機能

施工管理をする上で備わっていたほうが良い機能は多々ありますが、機能は多すぎても少なすぎても問題が生じる可能性があります。
多機能さよりも自社にとって必要な機能が備わっているかという点を重視し、アプリやソフトを精査することが重要です。

また、どの機能が備わっているかはソフトやアプリによって異なるだけでなく、同じ名前の機能でもソフトやアプリによってできる内容が変わってきます。
機能を精査する場合は機能の有無のみならず、どのような機能なのか、実際利用したらどこまでできるのか、そして使いやすい機能なのか等を詳しく確認しておくとよいでしょう。

【建設・建築業】おすすめアプリ12選!選び方もご紹介

3.操作性(現場が使いやすいか)

建築業界では、若い世代からベテランまで様々な人が働いています。
中には、デジタルリテラシーが低い人やパソコン・タブレットなどの操作に慣れていない人もいるでしょう。

操作が難しく、結局紙面を利用することになってしまえば、初期費用が無駄となります。
つまり、見やすく分かりやすい画面かつ直感的に操作ができるなど、誰でも簡単に利用ができるソフトやアプリを選択することが重要です。

こういった操作性の観点は、資料を見るだけでは把握が難しい為、無料体験やデモなどを利用するとより操作性の高いソフトやアプリの導入が可能となります。

4.サポート体制

導入後のサポート体制も、ソフトやアプリを導入する際に必要なポイントです。
上述した通り、建築業界にはパソコンやタブレットの操作に慣れていない人も多くいます。
そうでなくても新たなソフトやアプリを導入すれば、「操作方法が分からない」「エラーが出る」等、様々な問題は起こりえます。

その際に、十分なサポートを受けることができれば、問題を払拭しアプリやソフトを有効活用していくことが可能です。
具体的には、サポート体制が十分に整備されているか、またどのようなサポートを受けられるのかという点を注視しておくとよいでしょう。

アプリやソフトによって電話でのサポートや、チャットでのサポートなど形式は様々です。
時間帯が限られている場合もある為、自社の業務体系とマッチしたサポートが受けられるツールを選ぶのが有効です。

リフォーム会社がシステムを選ぶためのポイントは「サポート環境」

5.利用者の声

施工管理ソフトやアプリを精査していく上で、今まで挙げた4つのポイントを実際の利用者の声からチェックすると、導入後のイメージに近い情報を得ることができます。

利用者の声は、

  • 同業の施工管理ソフト・アプリの利用者から情報を得る
  • 施工管理ソフト・アプリのホームページ
  • 施工管理アプリのダウンロード画面
  • 「(施工管理ソフト・アプリの名前) 口コミ」等で検索する

のような方法で、確認することができます。

特に、同業の利用者から実際に話を聞くことで、より詳しく自分の知りたい情報を得ることができます。
また、同じソフトやアプリを導入することで紹介割引を受けることができる場合もある為、よりお得に導入するなら非常に有効です。

6.対応業種

施工管理アプリは、それぞれ、対象としている業種や工事に特徴があります。
幅広く建設業界全体に対応したものもあれば、リフォーム工事や新築工事など、特定の工事に特化したものもあります。

ソフト・アプリの導入の際には、自社の業種に対応しているかどうかをよく確認しましょう。

施工管理ソフト・アプリのメリット

施工管理ソフトやアプリの導入には、それなりの費用がかかります。
費用をかけてまで導入する価値があるのかや、慣れた方法での管理をやめる価値があるのか、疑問に思うでしょう。

ここでは、施工管理ソフトやアプリを導入することで見込めるメリットを例とともに詳しくご紹介します。

情報共有の質とスピードUP

施工管理アプリを活用することで、社内・社外の情報共有の質とスピードが向上します。
特に写真共有のような現場と事務所を行き来する必要がある業務に効果的です。

工事現場で現場写真の撮影やデータ入力を行い、そのまま施工管理アプリを使って共有することで帰社する必要なく情報を共有することができます。
また、業者と情報を共有している場合は、業者とのやりとりも「チャット機能」を使って案件別に管理し、打合せ時間も大幅に短縮することができます。

作業時間の短縮

建設業における総実労働時間や所定外労働時間は、非常に高い数値となっています。
特に現場監督や施工管理職の業務は多岐に渡る上、人手不足や繁忙期の影響、さらには天候による遅延などの要因が重なることで、残業が発生する場合が多々あります。

施工管理ソフトやアプリを導入することで、施工管理に関わる多くの業務を効率化することができる為、作業時間の大幅な短縮が見込めます。
業務効率化によって、トラブルや予測不能の事態にも対応しやすくなり、結果として残業時間の削減につながります。

発注業務を効率化するには?現状の課題やおすすめの方法をご紹介

スムーズなコミュニケーション

施工管理ソフトやアプリを利用することで、スムーズにコミュニケーションをとることができ、業務効率化が図れます。

工事を進める際は、取引先や職人、事務所にいる社員等、様々な人とコミュニケーションをとる必要があります。
しかし、連絡手段の煩雑化などの問題によって、コミュニケーションがスムーズにいかずストレスになっている場合が多々あるでしょう。

施工管理ソフトやアプリを導入することで、情報共有や連絡の手段の一元化が実現できます。
情報共有手段をアプリやソフトに集約することで、「連絡の確認が遅れる」「認識のずれ」などの問題を払拭し、スムーズにコミュニケーションをとることができます。

工事の進捗状況や収支状況の可視化

施工管理アプリのなかには、進捗状況や収支状況を表示できるものがあります。
長期間にわたる建設工事では、工事の進捗があいまいになりがちですが、アプリを使うことによってこれを可視化できます。

また、進捗や収支について、アプリを通して全員にすぐ共有できる点も、魅力的です。
目に見えて進捗がわかることで、作業のモチベーションアップや、軌道修正に役立つことでしょう。

工事品質の向上

施工管理職においては、現場の品質を管理し向上を目指すことも必要な業務です。

上述したように、施工管理ソフトやアプリを導入することで、情報共有やコミュニケーションの円滑化や労働時間の大幅な削減が見込めます。
結果として、作業員のストレス緩和や取引先との認識のずれの改善から、工事の作業への集中力UPが見込め、ミス削減につながります。

また、無駄な作業時間を短縮したことで、業務を見直しや品質向上に十分な時間を費やすことができます。
施工管理ソフトやアプリによって品質を改善するわけではありませんが、上述した3つのメリットが結果的に品質向上につながるといえるでしょう。

また、施工管理アプリの導入メリットには下記記事も参考になりますのでご参照ください。
【2024年】施工管理アプリ徹底比較12選!無料の製品も紹介

施工管理ソフト・アプリのデメリット

施工管理ソフト・アプリを導入することで、多くのメリットが見込めることを説明しました。
一方で、ソフトやアプリを導入した際のデメリットはあるのでしょうか。
ここでは、施工管理ソフト・アプリを導入した際に考えられるデメリットをご紹介します。

デジタルリテラシーが低い人には向かない

デジタルリテラシーとは、インターネットなどのデジタル通信や情報、またそれらを活用するスマートフォンやパソコンなどの機器に関する知識や扱う能力のことを指します。

近年急速にIT化が進んでいるとはいえ、高齢者やデジタル機器に触れる機会の少ない業種では、デジタルリテラシーが低い人は多くいます。
特に建築業界では、こうしたデジタルリテラシーの低い人が多い傾向にあり、操作方法を覚えるのに多くの時間を要する可能性があります。

導入の際には、社内にデジタルリテラシーの高い人を常駐する余裕を持った導入を検討する一連の操作方法を知る機会を作るなど対策を練っておくと安心です。

建設業で活用可能なサブスクをご紹介!IT化の背景やメリットも解説

一元化ができない場合がある

作業現場で別のシステムを利用している場合、アプリで管理しているデータと連携できない場合があります。

また、簡易的なアプリを選択した場合、足りない機能を別のアプリで補う必要がある為、複数のアプリをダウンロードしなければなりません。
結果、システム連携やデータの一元化ができず、データを連携する為に帰社しなければならないという事態が起こりえます。

こうした事態を防ぐ為にソフトやアプリを導入する際は、必要な機能が備わっているアプリを選択するか、一元管理が可能なシステムを導入するのが良いでしょう。

一元管理システムで可能なこととは?経営資源別に詳しく解説!

コストがかかる

施工管理アプリは非常に便利なものですが、初期費用や月額費用がかかることがほとんどです。
しっかりとアプリを使いこなすことができれば、メリットによって生み出される利益がアプリのコストをこえることが可能でしょう。

一方で、自社に適したアプリを使っていなかったり、使いこなせていなかったりするような場合には、ただコストだけがかかる、という可能性もあります。
このあと紹介するアプリ選びのポイントを参考にしながら、決して損をすることのないよう気を付けましょう。

  • 施工管理システム

施工管理なら建築・リフォーム業向け管理システム『アイピア』

建築業向け(リフォーム・工務店)管理システム アイピア

アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。 さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。


まとめ

今回は、施工管理ソフト・アプリ導入のメリットデメリットや選び方、おすすめの施工管理アプリに関してご紹介しました。

施工管理ソフト・アプリは、備わっている機能や価格帯などが幅広く、より効果を得るにはどのソフトやアプリを導入するかが鍵となります。
十分な費用対効果を狙う為には、今回ご紹介した価格・機能・操作性・サポート体制・対応業種を、資料だけでなく実際の利用者の声を聞くなどして多角的に精査する必要がありそうです。

弊社が提供する『施工管理システム アイピア』は、建築業務に必要な機能をまとめて登載したクラウド型の一元管理システムです。
「施工管理業務を改善したい!」という方は一度アイピアをご検討ください。

"社内のデータを一元管理"工務店・リフォーム会社が選ぶ!

建築業向け管理システム
Aippear(アイピア)

AIPPEAR NET 編集部

side bnr

  • IT導入補助金を使って「最大80%」まで補助が受けられるチャンス!!今こそお得にアイピアを導入しよう!
  • 一元管理による効率化で粗利が平均4%改善しました。株式会社コネクシオホーム課長吉田直樹様 リフォーム・建築業の情報管理にクラウドシステム「アイピア」
  • GoogleDrive x アイピア|GoogleDriveで誰でも簡単対応!「改正 電子帳簿保存法対応ガイド」βユーザー募集中!「詳しい情報はこちら」