シャフトとは?建物を縦断する、多様な役割を持つ空間

シャフトとは?建物を縦断する、多様な役割を持つ空間

現代の建物には、エレベーターや階段、換気設備など、様々な設備が設置されています。
これらの設備を効率的に配置し、建物の機能性を高めるために重要な役割を果たすのが「シャフト」です。

この記事では、シャフトの基礎知識を紹介します。

シャフトとは

シャフトとは、建物内に設けられた縦方向の空間のことを指します。
主に、以下の設備を通すために設けられます。

  • エレベーター
  • パイプ類(給水管、排水管、ガス管、電気配管など)

用途によって、エレベーターシャフト、パイプシャフトなどと呼ばれることもあります。

パイプシャフト

パイプシャフトは、給水管、排水管、ガス管、電気配管などのパイプ類を通すために設けられたシャフトです。
通常、住宅の複数階を貫通しており、各階のキッチン、浴室、トイレなどの設備と接続されています。

パイプシャフトは、建物の構造上、リフォームにおいて大きな制約となる場合があります。

エレベーターシャフト

エレベーターシャフトは、ビルやマンションを縦断するエレベーターの専用通路です。
鉄筋コンクリートや鉄骨で構成され、建物の骨格を支える役割も担います。

近年では、工場でシャフト部材と機器を一体化して製作し、現場で据え付ける工法も増えています。

2014年までは、停止階の床面積が容積率に算入されていましたが、バリアフリーの観点から全階で算入不可となりました。

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まとめ

シャフトは、建物における重要な空間であり、エレベーター、パイプ類、ダクトなど様々な設備を通すために利用されています。
近年では、省スペース化、エネルギー効率向上、バリアフリー化など様々な課題に向けた技術開発が進んでいます。

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