リフォーム会社のDXとは?メリットと6つの事例を紹介

リフォーム会社のDXとは?メリットと6つの事例を紹介

DX(デジタル・トランスフォーメーション)、最近耳にすることも多いのではないのでしょうか?この記事では、最近注目されているDXについて、DXとは何か?、注目されている理由、DXをするメリットや事例まで詳しく解説いたします!自社に合ったDXを考え、積極的に取り組んでいきましょう!

DXとは?

DX

DXは「デジタルトランスフォーメーション」の略で、デジタル技術を活用して社会全体に変革をもたらすことを意味します。

ビジネスの視点から見ると、DXとはデジタル技術の導入により、職場環境や働き方、業務プロセスに大きな変化を起こし、業務の効率化や新たな価値創造を実現することを指します。

国土交通省:第4節 デジタルトランスフォーメーション(DX)の遅れと成長の停滞

DXが注目されている理由

DXは経済産業省が積極的に推奨している取り組みの1つで、2018年には、DX推進ガイドラインが発表され、研究会もつくられました。同年には、DXレポートを発表し、その中で『2025年の崖』という警鐘を鳴らしています。

企業の「既存システムの限界」「IT人材の不足」という2点の問題解決をしなければ、2025年以降に、最大12兆円/年の経済損失が生じる可能性があると考えられています。ただでさえIT化やデジタル化の浸透が遅いと言われている建築業界にとって、DXという新しい概念は少し不安に感じるかもしれません。

今までのIT化やデジタル化は、業務効率化やコスト削減を目的に行われていましたが、このDXで求められるのは、その一歩先の、顧客の生活を良くする!すなわち、提供するサービス価値が変わる!ということなのです。データやデジタル技術を活用して、顧客の生活を良いものにすることは、企業の競争優位性を高めることに繋がるのです。

DXでどんなメリットがあるの?

ここではDXによってどんなメリットがあるのかに着目していきます。

メリット①生産性、収益性のアップ

顧客管理システムを活用して営業の標準化に取り組むことです。契約までの流れの効率化や、アフターフォロー体制を整えることで、営業不要なリフォーム部門が可能となります。また、広告宣伝費の使い方を見直し、総合住宅展示場への出店をせず、その分、ネット集客に注力したりして、生産性、収益性のアップを実現しています。

メリット②採用力のアップ

リフォーム会社は、労働集約型産業と言われ、事業の拡大には、施工できる現場を増やすことが必須です。そのためにも、人材の採用は必要不可欠です。業務効率化によって、残業が少なく年間休日も多い、顧客に喜ばれる仕事をしている等、良い印象の建築会社は、優秀な人も集まりやすく、採用がしやすくなると考えられます。

メリット③顧客満足度のアップ

DXの概念が、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」なので、顧客満足度のアップは当然、期待できます。例として、電子契約や、住宅展示場等に足を運ばなくても、自宅にいながら見学が可能なホームページ上でのVR展示場を作成、スマホでできるサービス等、様々な工夫が挙げられます。

DXの事例

DX事例はネットで調べると多くの事例が出てくるのですが、建築業界でのDX事例はそれほど多くいないのが現状です。
ここでは、いくつか事例をご紹介いたします。

事例①顧客データの管理

顧客管理、案件管理、見積作成、現場管理など、目的ごとにシステムが分かれていて、同じ顧客だけど、その都度、名前・住所を入力している等の悩みはよくあります。
自社に合った顧客管理システムを導入したり、オリジナルでシステム開発を行ったり、コストをかけて行うのも良いですが、自社でルールや仕組みを作り工夫することも有効です。

事例②ネットによる集客

集客方法にはいろいろあります。折り込みチラシや看板の設置、住宅展示場や、SNS等ネットでの広告、様々な媒体に費用をかける中、効果の高さを考えると、実際には、ネットでの集客が上位にあがってくことが多くあります。効果の高い集客方法を選択することが大切です。

【リフォーム業】SNS集客を成功させる秘訣とは?各SNSの特徴もご紹介!

事例③DXを継続して行う。

DXでは、終わりを決めずに継続して取り組んでいくことが大切です。常に顧客満足につながる工夫、業務効率化に繋がるものはないか?とアンテナを張り、常に改善することを目指しましょう。

事例④3DモデリングとVR技術によるプラン提案

リフォーム会社では、3DモデリングやVR(バーチャルリアリティ)技術を活用したプラン提案が増えています。
顧客は、完成後の住まいを仮想空間でリアルに体験できるため、リフォーム内容を視覚的に理解しやすくなります。
これにより、設計段階での変更リクエストが減り、ミスマッチが少なくなります。

事例⑤オンライン見積もり・相談システム

DXにより、リフォームの見積もりや相談がオンラインで完結できるようになっています。
顧客はスマートフォンやPCを通じて、自宅の写真を送信し、AIを活用した自動見積もりやオンライン相談を受けることが可能です。

事例⑥スマートホーム技術の導入

リフォーム後の住宅に、スマートホーム技術を導入することも一般的になっています。
照明や空調、セキュリティなどをスマートデバイスで操作できるようにすることで、住まいの利便性が向上します。

まとめ

今回、最近注目されているDX(デジタルトランスフォーメーション)について解説いたしましたが、皆様のご理解は深まったでしょうか?
DXは単なる技術の導入ではなく、ビジネスの根本的な変革を意味しており、企業ごとに求められるアプローチや課題は異なります。

業界や規模、企業文化によって最適なDXの進め方は様々です。
そのため、他社の成功事例を参考にしつつも、あくまで自社のニーズや状況に合った方法を見つけ出し、主体的にDXに取り組むことが重要です。

特に、DXの導入は一度で完了するものではなく、継続的な改善や見直しが求められます。
デジタル技術は日々進化しており、それに合わせてビジネスプロセスやサービスも柔軟に適応させていく必要があります。

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