トレミー管は、水中でコンクリートを打設するために使用される、垂直に長い筒状の構造です。
この精緻な構造と高度な技術によって、水中でのコンクリート打設を実現します。
橋脚や防波堤など、水中構造物の建設においてなくてはならない存在です。
トレミー管とは?
コンクリートを水中に流し込むと、水の影響で材料が分離し、本来の強度が損なわれてしまいます。
これは、橋脚や防波堤など、水中構造物の建設において大きな課題となります。
トレミー管は、垂直に長い筒状の構造を持ち、上部には漏斗状の受け口を備えています。
この漏斗状の受け口と水密な構造により、コンクリートが水と直接触れることなく、スムーズに水中へと送り込まれます。
トレミー管の特徴
トレミー管のメリットや注意点、施工方法紹介します。
トレミー管のメリット
- 水中でのコンクリートの分離を防ぎ、強度を維持できる
- 橋脚や防波堤など、水中構造物の建設に最適
トレミー管の注意点
- 水深や打設量によって適切なサイズを選ぶ必要がある
- 施工前に十分な準備が必要
- 熟練した作業員による施工が望ましい
トレミー工法とは
- トレミー管を水底に垂直に立てる
- コンクリートを流し込む
- 水とコンクリートを置換するように少しずつトレミー管を引き上げる
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まとめ
トレミー管は、水中構造物の建設においてなくてはならない存在です。
水中でのコンクリート打設という難題を克服し、安全で強固な構造物を実現します。
高度な技術と精緻な操作によって、水深の底にそびえ立つ橋脚や防波堤が築き上げられるのです。
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