ケーシングは、一見地味な存在ながら、私たちの生活や産業活動に様々な形で貢献している縁の下の力持ちです。
建築、機械、土木など幅広い分野で、それぞれ異なる役割を担っています。
ケーシングとは？
工事現場や建設業における「ケーシング」は、掘削(くっさく)作業やボーリング時に使用する鋼管(こうかん)のことを指します。
また、ケーシングには複数の意味があり、その他「額縁」や「機械などの外装・筐体(きょうたい)」を指すこともあります。
それぞれの意味を具体的に見ていきましょう。
ケーシングの意味①：ドアや窓の枠
主に、窓やドアの枠を指します。
L字型の部材に内装の仕上げ材を納め、正面から見ると枠と額縁が二段になっているように見えるのが特徴です。
ケーシングの意味②：掘削作業やボーリング時に使用する鋼管
ケーシングは、掘削作業で使用される鋼管で、ボーリング時に孔壁を保護するために使用されます。
この工法では、孔にコンクリートを流し込んで打ち杭にすることが可能です。
ケーシングの意味③：機械などの外装・筐体
ポンプ、モーター、送風機などの機械や装置の外側を覆うための筐体を指します。
建設業の用語に関する記事はこちら
まとめ
ケーシングは、目立たない存在ながらも、建築、機械、土木など様々な分野で重要な役割を担っています。
それぞれの用途に合わせて、形状、素材、機能が最適化されたケーシングが開発されています。
ケーシングの重要性を理解することで、建物の耐久性や機械の性能、作業の効率性などを向上させることができるでしょう。
【注目】リフォーム・建築工事用語解説シリーズ
アイピアでは、リフォーム等の建築工事で扱う部材・建材を紹介する「用語解説シリーズ」を展開中です。施主さまにとって聞きなれない部材名・建材名のご紹介にぜひご活用ください。
建築業向けの管理システム「アイピア」
アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。
さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。
アイピアはここが便利！6つのポイント
