クラッシャランとは?【建築用語】意味や砕石との違いを解説!

クラッシャランとは? 【建築用語】意味や砕石との違いを解説!

近年、従来の砕石に代わる新たな路盤材として注目されているのが「クラッシャラン」です。
クラッシャランとは、岩石や玉石を破砕機で砕いた砕石の一種であり、安価で手に入りやすく、環境負荷も少ないことから、近年注目を集めています。

クラッシャランとは?

クラッシャランとは、岩石や玉石を破砕機で砕いた砕石の一種で、主に道路の路盤材として使用されます。
粒度が揃っていないため、安価で手に入れることができ、コンクリート廃材を使った再生クラッシャランも存在します。

クラッシャランの特徴

  1. 粒度が揃っていない
  2. 安価
  3. 締め固めやすい
  4. 支持力は粒度調整砕石に比べてやや劣る

クラッシャランの種類

クラッシャランには大きく分けて二つの種類があります。

再生クラッシャラン

解体工事や土木工事で発生するコンクリート、アスファルト、レンガなどの建設副産物。
従来であれば廃棄物として処理されてきたものが、近年注目を集めているのが「再生クラッシャラン」です。

再生クラッシャランは、建設副産物を破砕して粒度を調整することで、路盤材として利用できるように加工したものです。
天然資源を採取することなく、廃棄物を有効活用することで、環境負荷低減と資源循環に貢献します。

バージン材クラッシャラン

バージン材とは、新品の素材のみを使って製造された製品のことを指します。

リサイクル材とは異なり、製造過程において品質のばらつきが少なく、安定した性能と均一な品質を実現することが可能です。

クラッシャランと粒度調整砕石の違い

粒度調整砕石は、クラッシャランをさらに加工して粒度を揃えた砕石です。

そのため、クラッシャランよりも高価ですが、締固めたときの支持力が高く、上層路盤などに使用されます。

まとめ

クラッシャランは、安価で手に入りやすく、環境負荷も少ない路盤材として、近年注目を集めています。
種類も豊富で、用途に合わせて選ぶことができます。
今後、ますます普及していくことが期待されています。

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