日本の伝統的な木造建築において、建物の骨組みを支える重要な役割を担うのが「胴差し」です。
2階床を支え、外壁を支え、耐震性を向上させるなど、その存在はまさに建物の生命線ともいえます。
胴差しとは
胴差しは、木造軸組工法(もくぞうじくぐみこうほう)における構造材の一つで、1階と2階の間にある水平部材のことを指します。
胴差しは、通し柱(とおしばしら)と呼ばれる柱に差し込まれて設置されます。
通し柱は、1階から2階まで通っている柱で、胴差しはこれらの柱に支えられています。
胴差しは「2階の床を支える」「外壁を支える」「耐震性を向上させる」の3つ役割を担っています。
胴差しの役割①:2階の床を支える
胴差しは、2階の床を支える梁を支える役割を担っています。
胴差しの役割②:外壁を支える
胴差しは、外壁を支える役割も担っています。
これは、胴差しが外周部に沿って設置されるためです。
胴差しの役割③:耐震性を向上させる
胴差しは、建物全体の耐震性を向上させる役割も担っています。
これは、胴差しが筋交いなどの耐力壁と連携して働くためです。
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まとめ
胴差しは、木造建築における重要な構造材であり、建物の強度、耐震性、耐久性を担っています。
また、日本の伝統的な建築文化を象徴する構造材でもあります。
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