リフォーム業界で働く営業マンに必要とされることとはなんでしょうか?
お客様に寄り添う姿勢、営業力になるノウハウ、住宅業界に対する深い知識・・・など
数えればきりがないのかもしれません。
本ブログでも、リフォーム業界向けや営業マン全般に向けたスキルアップ情報を発信していますが
今回は営業マンの知識の裏付けとなる「資格」について紹介します。
<参考記事>
◆営業マンの成約率を高める「仮クロージング」とは
◆粗利?純利?営業マンが理解しておくべき「利益」の違いとは
◆【リフォーム会社向け】営業マンの案件進捗を正しく管理する方法
リフォーム会社の営業に必要な資格の基準は「お客様の安心感」
リフォームを含めた住宅業界には、業務の補助になる資格や
その資格がなければ業務が成り立たないものまで様々な資格が存在します。
そんな中で、営業マンに求められる資格とはなんでしょうか?
まず、「資格が無くても営業活動は出来る」という点を忘れてはいけません。
となると、資格が営業マンに与えるものはお客様の印象です。
- その資格を持っていることで、お客様に分かりやすい説明が出来る。
- その資格を持っていることで、お客様が営業マンに「頼もしさ」を覚える。
- その資格を持っていることで最適な提案ができ、お客様を喜ばせることが出来る。
これらを基準に、リフォーム会社の営業マンにあると嬉しい資格を考えてみましょう。
インテリアコーディネーター
特徴 |
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費用 | 14,850円(税込)※2019年5月時点 |
受験概要 |
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試験範囲 |
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インテリアコーディネーターは、内装・家具・照明などのインテリアに関する幅広い知識をもとに
住宅やインテリアメーカー、工務店、販売店などでインテリア計画や商品選択のアドバイスを行うノウハウを養える資格です。
インテリアコーディネーター自体の認知度も高く、所持していることで女性への好印象は間違いないでしょう。
お客様がリフォームしたお部屋でどんな暮らしをしたいかにも相談に乗りやすい資格です。
宅地建物取引士
特徴 |
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費用 | 7,000円(非課税)※2019年5月時点 |
受験概要 |
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試験範囲 |
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いわゆる「宅建」と呼ばれる、不動産業界では有名な資格です。
一見リフォーム会社の営業マンには無縁に見えるこの資格ですが、実は「リノベーション」等に非常に有利です。
ただご自宅のリフォームを行うだけでなく、中古物件等を購入して行うリノベーションには
不動産の取り扱いができる宅地建物取引士の資格が必要です。
実際にリノベーションを取り扱うのでなくとも、「物件のスペシャリスト」として
お客様に頼もしい印象を持たせることは間違いありません。
建築士
特徴 |
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費用 | 【一級建築士】19,700円 【二級建築士】17,700円 【木造建築士】17,700円 |
受験概要 | 【一級建築士】 ■学科:計6時間 ■製図:5時間【二級建築士】【木造建築士】 ■学科:計6時間30分 ■製図:6時間30分 |
試験範囲 |
※指定科目や必要単位は卒業した学校種類等によって異なります。 |
取得のハードルが高い資格ではありますが、「建築士」もお客様の信頼を勝ち取るには十分な資格です。
「1級建築士」「2級建築士」「木造建築士」の三種類からなり、それぞれ建築物の設計や工事現場管理を行うことができます。
建築士の資格を取得することで建築物設計に関する専門知識を有することになるので
リフォームをするにあたっての構造や強度などの面からもお客様にアプローチすることができ
お客様からの質問にも、ちょっとやそっとのことでは「上に確認します」と言わなくて済むようにもなります。
その他の資格
今回は3種類の資格をメインに紹介しましたが、他にもまだまだ関連する資格はたくさんあります。
- マンション管理士(管理組合の運営や相談に応じることができる)
- 第二種電気工事士(電気工事の知識が身につく)
- ファイナンシャルプランニング技能士(リフォーム工事などの資産運用についてアドバイスできる)
- キッチンスペシャリスト(機能面・施工面の知識に基づいたキッチン提案ができる)
- 古民家鑑定士(古民家の活用について鑑定や助言ができる)
- カラーコーディネーター(建築やインテリア空間を色彩的観点からコーディネートできる)
まとめ
今回はリフォーム会社の営業マンが持っているとお客様に良い印象を与える資格を紹介しました。
冒頭でもお伝えしたように、リフォームの営業活動そのものは「資格が無くてもできる」ものです。
資格を持っているから成績が上がるのではなく、資格で得た知識を通じてお客様に良い提案ができる、
知識をもとにより良い安心感や頼もしさを与えることができる点が最も大きなメリットです。
「この営業マンは資格を持っているのに何を言っているか分からない」という
印象を与えてしまっては、お客様がその資格自体に不信感を持ってしまう事にも繋がりかねません。
ぜひこの点を留意して、資格取得に励んでいただければ幸いです。