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営業日報とは?書き方や目的、形骸化しないためのポイントを解説

営業日報とは?書き方や目的、形骸化しないためのポイントを解説

営業日報とは、営業担当者がその日の営業活動や成果、課題、次のアクションなどを記録・共有するための報告書です。
最近では、紙の日報だけでなくExcelやGoogleスプレッドシート、SFA(営業支援システム)、CRM、日報アプリなどを活用する企業が増えています。
一方で「毎日書いているだけ」「読む人がいない」といった理由から形骸化してしまうケースも少なくありません。

本記事では営業日報の目的や書き方、テンプレート、形骸化を防ぐポイントまで詳しく解説します。

目次

営業日報とは

営業日報とは
営業日報とは

営業日報は、営業担当者が日々の業務内容や成果、課題などを記録するための報告書です。
営業活動の進捗状況を管理し、業務改善やチーム全体のパフォーマンス向上を目指すための重要なツールとなります。営業日報は、管理職や他の部署との情報共有を円滑にし、企業全体の目標達成に役立ちます。

形骸化ではダメ!営業日報の目的とは?

入社してから営業日報を書くように言われて、最初の内は書いていたが、いつの間にか書かなくなっていた。
もしくは、書いているが形骸化しており、コピペで以前の内容を使いまわしたり、営業日報を行う目的をしっかりと伝えることが重要になります。
営業日報を運用することで、には4つの目的があります。

形骸化とは?
物事が本来の目的や意味を失い、形式的または外見的なものだけが残り、実質的な価値や効果が薄れる状態を指します。例えば、規則や制度が形式的に存在しているだけで、実際には機能していない場合や、誰かが行うべき活動がただの儀式的なものになってしまった場合に使われます。

進捗状況の共有

案件の進捗状況やプロジェクトの進捗や懸念事項など共有することで、管理者は部下や現場の状況が分かります。
また、部下が気が付いていない注意点や問題点に気が付くことができるので、さりげなくフォローをすることができます。
事前に注意点や問題点を潰すことができるので、契約率の上昇や、クレーム数の減少といった効果もあります。

部下の成長を促す

ただ仕事をこなす社員と、日々良かった点・悪かった点・改善点など自身を振り返る社員とでは、どちらがより成長できるかは明確です。
日報は上司や会社の為ではなく一番の目的は、自身を点検するためであることを部下に理解させましょう。
また、悩みや困っていることがあるが「なかなか上司に相談できない」、「上司が忙しく時間が無い」といった場合でも上司からアドバイスをもらう機会になるので、上司とのコミュニケーションツールとしても活用できます。

体験を共有する

営業日報が上司・部下間の情報共有だけで終わっていませんか?
その日起きた事。思った事。気づきなど、社員が10名いたら1日で10ケースの出来事があったという事です。
全く同じ出来事なんてほとんどありません。
仮にあったとしても、人が違えば感じ方や対処方法なども変わってきます。
各社員が、その日起きたことを簡潔にまとめて改善点も書いているのに上司と部下間だけの共有にしておくのは勿体なく思いませんか?
同僚間でも共有してみてはいかがでしょうか?

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営業日報を書くメリット

営業日報を書くメリット
営業日報を書くメリット

営業日報は単なる業務報告ではなく、営業活動を改善し、組織全体の成果向上につながる重要なツールです。
日々の活動を記録・共有することで、営業担当者だけでなく管理者やチーム全体にもさまざまなメリットがあります。

情報共有がスムーズになる

営業日報を活用することで、顧客対応の状況や案件の進捗、商談内容などをリアルタイムで共有できます。
担当者が不在の場合でも状況を把握しやすくなり、引き継ぎやフォローも円滑に行えます。

営業活動を可視化できる

訪問件数や商談数、受注状況などを日々記録することで、営業活動を客観的に把握できます。
数値で振り返ることで課題を見つけやすくなり、改善施策も立てやすくなります。

上司から適切なアドバイスを受けられる

日報を通じて営業担当者の状況を把握できるため、管理者はタイミングよくアドバイスやサポートを行えます。
案件の停滞やトラブルを早期に発見できることも大きなメリットです。

営業ノウハウを蓄積できる

成功事例や失敗事例、顧客からの反応などを記録しておくことで、組織全体の営業ノウハウとして蓄積できます。
新人教育や営業手法の標準化にも役立ちます。

顧客対応の品質向上につながる

過去の商談内容や顧客からの要望を確認しながら対応できるため、提案の質や顧客満足度の向上が期待できます。
担当者が変更になった場合でも、一貫した対応を維持しやすくなります。

営業日報を書くデメリット

営業日報には多くのメリットがある一方で、運用方法によっては負担となり、形骸化してしまうこともあります。導入前にデメリットも理解しておくことが重要です。

作成に時間がかかる

記入項目が多かったり、自由記述が中心だったりすると、営業活動後の入力に時間を取られてしまいます。特に外回りが多い営業担当者にとっては負担になりやすいでしょう。

目的が曖昧だと形骸化しやすい

「提出すること」が目的になってしまうと、内容が毎日同じになったり、形式的な報告だけになったりするケースが少なくありません。営業日報は、情報共有や業務改善のために活用することが大切です。

フィードバックがないとモチベーションが下がる

提出しても上司からコメントやアドバイスがない場合、「誰も見ていない」と感じてしまい、日報の質や継続率が低下する原因になります。

項目が多すぎると入力負担が大きい

必要以上に入力項目を増やすと、営業担当者の負担が増え、本来の営業活動に支障をきたす可能性があります。日報は必要な情報に絞り、短時間で入力できる設計にすることが重要です。

デメリットを解消するにはシステム化がおすすめ

近年では、SFA(営業支援システム)やCRM、日報アプリなどを活用し、営業日報をデジタル化する企業が増えています。商談履歴や顧客情報と連携できるため、入力の手間を削減できるだけでなく、情報共有や分析も効率化できます。営業日報を形骸化させないためにも、目的に合ったシステムの導入を検討するとよいでしょう。

営業日報の基本項目

営業日報 サンプル
営業日報 サンプル

営業日報には、営業活動を正確に記録し、チーム内で情報共有するために必要な項目を記載します。テンプレートを統一しておくことで、報告内容にばらつきがなくなり、管理者も状況を把握しやすくなります。

営業日報に記載する主な項目は以下のとおりです。

基本情報

  • 作成日
  • 担当者名
  • 営業エリア・担当顧客

営業日報を作成した日時や担当者を明確にし、誰がどの顧客・エリアを担当したのかを記録します。

活動内容

  • 訪問件数
  • 顧客との商談・面談内容
  • 商談や案件の進捗状況

その日に行った営業活動を具体的に記録します。訪問件数だけでなく、商談内容や顧客の反応なども記載しておくと、次回の営業活動に役立ちます。

成果

  • 新規受注件数
  • 見込み案件の進展状況
  • 売上金額

営業活動によって得られた成果を数値で記録します。受注件数や売上などの定量的なデータを残すことで、営業成績の分析や目標管理がしやすくなります。

課題と次のアクション

  • 発生した課題
  • 次回の訪問予定
  • 必要なサポートやリソース

営業活動で発生した課題や改善点を整理し、次回の行動計画を明確にします。課題だけで終わらせず、具体的な対応策まで記載することが重要です。

特記事項

  • イレギュラーな事象
  • 顧客からの要望・フィードバック

通常の営業活動では共有しきれない内容や、顧客からの重要な意見、トラブルなどを記録します。チーム全体で情報共有することで、迅速な対応や再発防止につながります。

営業日報の種類

営業日報の作成方法は、紙やExcelだけでなく、クラウド型の営業支援システム(SFA)やCRMなどへと進化しています。企業の規模や運用方法によって適した形式は異なりますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

紙ベースの営業日報

紙の営業日報は、手書きで記録する従来からの方法です。
パソコンやシステムを必要としないため導入しやすい一方で、保管スペースが必要になり、情報共有や過去の日報を検索するのに時間がかかるという課題があります。

Excel・スプレッドシート

ExcelやGoogleスプレッドシートは、多くの企業で利用されている営業日報の管理方法です。
テンプレートを作成すれば記載内容を統一しやすく、集計や簡単な分析も行えます。また、クラウド上で共有できるため、複数人で同時に確認・更新できる点もメリットです。

専用ツール・営業支援システム(SFA・CRM)

近年では、営業日報をSFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)で管理する企業が増えています。
顧客情報や案件管理と連携できるため、日報を入力するだけで営業活動の履歴を一元管理できます。

また、スマートフォンからの入力や音声入力、商談内容の自動記録、AIによる要約機能などを備えたサービスも増えており、入力時間の短縮や情報共有の効率化につながります

営業日報の形骸化を防ぎたい企業や、営業活動をデータとして活用したい企業には、専用ツールの導入がおすすめです。

形骸化しない営業日報にするポイントとは?

営業日報は、目的が曖昧なまま運用すると、毎日同じ内容を記載するだけの形式的な報告になりがちです。せっかく時間をかけて作成しても、業務改善や情報共有に活用されなければ意味がありません。

営業日報を継続的に活用し、組織全体の成果につなげるためには、次のポイントを意識しましょう。

テンプレートを作成する

営業日報は、誰が作成しても同じ基準で記入できるよう、テンプレートを用意しておくことが大切です。必要な項目をあらかじめ決めておくことで、記入漏れを防ぎ、管理者も内容を確認しやすくなります。

営業日報のテンプレートには、以下のような項目を設けるとよいでしょう。

営業日報の主な項目

  • 本日の業務
    訪問先や商談内容、社内業務など、その日に行った業務を時系列で記録します。
  • 問題点と改善策
    商談で発生した課題や失敗、その原因と次回に向けた改善策を記載します。
  • 気づき(所感)
    業務を通じて得た学びや顧客の反応、上司へ相談したい内容などを記録します。
  • 明日の予定
    訪問先や商談予定、実施するタスクなど、翌日の行動計画を記載します。

テンプレートを定期的に見直し、自社の営業活動に合った項目へ改善していくことも重要です。

客観的な事実を記載する

営業日報では、所感や反省を書く項目を除き、できるだけ客観的な事実を記録することを意識しましょう。

例えば、「うまくいったと思う」「お客様の反応が良かった」といった主観的な表現だけでは、状況を正確に把握できません。「見積書を提出した」「追加提案の依頼を受けた」「次回訪問日が決定した」など、事実に基づいて記載することで、第三者にも伝わりやすい営業日報になります。

数値を活用して報告する

営業日報は、営業活動を分析・改善するための資料でもあります。そのため、「多かった」「少なかった」などの曖昧な表現ではなく、できるだけ数値を用いて報告しましょう。

例えば、以下のように記載すると、成果や進捗が一目で分かります。

  • 訪問件数:6件
  • 商談件数:3件
  • 見積提出:2件
  • 受注件数:1件
  • プロジェクト進捗:完了タスク 30件/50件

数値を継続的に記録することで、営業活動の改善点を分析しやすくなり、目標管理や評価にも役立ちます。

上司からフィードバックを受ける

営業日報は、提出して終わりではありません。上司からのコメントやアドバイスがあることで、新たな気づきを得られ、営業担当者の成長につながります。

また、課題を早期に共有できるため、案件の停滞やトラブルへの迅速な対応も可能になります。営業日報は、報告書としてだけでなく、コミュニケーションツールとして活用することが重要です。

入力しやすい仕組みを整える

営業日報の入力に時間がかかると、内容が簡略化されたり、形骸化したりする原因になります。近年では、SFAやCRM、日報アプリを活用し、スマートフォンからの入力や音声入力、AIによる文章作成支援を利用する企業も増えています。

入力の手間を減らしながら情報を蓄積できる環境を整えることで、営業日報を継続しやすくなり、営業活動の改善にもつながります。

営業日報に関するよくある質問

ここでは、営業日報に関するよくある質問をご紹介します。

営業日報の提出はどのくらいの頻度で行うべきですか?

一般的には毎日提出が求められますが、企業によっては週単位での提出を求める場合もあります。

営業日報の改善点を見つけるにはどうすればよいですか?

天候不順、アクセスの困難、安全リスク、データの信頼性確保など、多岐にわたる問題があります。これら定期的に営業日報を見返し、成功した点や失敗した点を振り返ることで、改善策が見えてきます。また、上司や同僚からフィードバックをもらうことも有効です。

営業日報に数字をどれくらい具体的に書くべきか?

能な限り具体的な数字やデータを記載することが望ましいです。例えば、商談の成約率や訪問件数、売上の進捗など、定量的な指標を記入することで、より客観的な進捗を把握できます。

まとめ

営業日報は、単なる業務報告ではなく、営業活動の振り返りや情報共有、業務改善を目的とした重要なツールです。適切に運用することで、営業担当者の成長を促すだけでなく、チーム全体の営業力向上や生産性の向上にもつながります。

一方で、目的が曖昧なまま運用すると、毎日同じ内容を記載するだけの形骸化した日報になってしまうことも少なくありません。そのため、テンプレートの整備や数値による報告、客観的な記録、上司からのフィードバックなどを取り入れ、日報を「活用する仕組み」を作ることが大切です。

営業日報を継続的に改善しながら運用することで、営業活動の質を高め、組織全体の成果向上につなげていきましょう。

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