不動産鑑定士とは?業務内容や資格試験の概要をご紹介

不動産鑑定士とは?業務内容や資格試験の概要をご紹介

不動産鑑定士という仕事をご存知でしょうか。
この記事では、不動産鑑定士の試験概要や不動産鑑定士に向いている人をご紹介します。

不動産鑑定士とは

不動産鑑定士は、その名の通り不動産の鑑定評価を行う仕事で、国家資格の一つでもあります。

不動産鑑定士は、主に以下のような業務を行います。

  • 不動産の鑑定評価
  • 不動産の客観的価値に作用する諸要因の調査・分析
  • 不動産や投資に関する相談

不動産鑑定士は、国土交通大臣又は都道府県知事の登録を受けた不動産鑑定業者に所属することが多いほか、不動産会社、金融機関、Jリートの資産運用会社等の不動産関連部門において働くこともあります。

  • 施工管理システム

不動産鑑定士試験

不動産鑑定士は国家資格の一つであり、有資格者数が少なく、希少価値の高い資格です。
試験に合格し、合格者は実務修習を修了し、国土交通省に備える不動産鑑定士名簿に登録を受けることにより不動産鑑定士になることができます。
まず、試験の概要をみていきましょう。

国土交通省『不動産鑑定士試験』

試験内容

試験は、短答式試験論文式試験の二つがあります。

短答式試験では、「不動産に関する行政法規」と「不動産の鑑定評価に関する理論」について、それぞれ午前と午後に1時間30分の試験が行われます。

論文式試験では、3日間にわたって行われます。
試験のスケジュールは、以下の通りです。

  • 1日目 午前:民法 午後:経済学
  • 2日目 午前:会計学 午後:不動産の鑑定評価に関する理論
  • 3日目 午前:不動産の鑑定評価に関する理論 午後:不動産の鑑定評価に関する理論(演習)

試験日程

以下は、令和6年の試験日程です。

申込受付期間 2月8日(木)~ 3月8日(金)
短答式試験日 5月19日(日)
短答式試験の合格発表 6月26日(水)
論文式試験日 8月3日(土)~5日(月)
論文式試験の合格発表 10月18日(金)

申込方法

電子申請書面申請の2種類の方法があります。
どちらも指定の期間中に、必要書類の提出と受験手数料の納付を行います。
受験手数料は、電子申請が12,800円、書面申請が13,000円です。

試験地

令和6年度試験の試験地は、以下となっております。

短答式試験の試験地

北海道札幌市、宮城県仙台市、東京都特別区、新潟県新潟市、愛知県名古屋市、
大阪府大阪市、広島県広島市、香川県高松市、福岡県福岡市及び沖縄県那覇市

論文式試験の試験地

東京都特別区、大阪府大阪市及び福岡県福岡市

受験資格

不動産鑑定士の試験は受験資格に制限はなく、年齢、学歴、国籍、経験等に関係なく受験できます。
ただし、短答式試験の後に行われる論文式試験は、その年の短答式試験の合格者と、前二年の短答式試験の合格者のうち本年の短答式試験の免除申請をした者が受験できます。

不動産鑑定士実務修習

不動産鑑定士の試験に合格したら、不動産鑑定士としての登録を受けるために、実務修習を修了する必要があります。
実務修習は、不動産鑑定士となるのに必要な技能及び高等の専門的応用能力の修得を目的として、国土交通大臣の登録を受けた実務修習機関が実施しています。

国土交通省『実務修習』

実務修習機関

2024年3月時点で、登録を受け付けているのは、公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会のみです。
修了考査で修了が確認された場合、国土交通大臣の修了の確認手続後、その結果が3月末までに通知され、不動産鑑定士として登録を受けることができます。

公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会

実務修習の期間

実務修習の期間は、1年コースと2年コースの2種類です。
12月1日から翌年11月30日を1年間としています。

実務修習の単元

講義、基本演習、実地演習の3単元で構成されており、各単元とも修得確認が必要です。
修了考査に合格したら、無事に実務修習を修了できます。

  • 施工管理システム

不動産鑑定士に向いている人

不動産鑑定士に向いている人とは、いったいどのような人でしょうか。

責任感のある人

不動産の評価鑑定は、公共性が高く、不動産鑑定士がもつ重要な権限です。
評価を間違えることのないよう、責任感をもって遂行することが求められます。

責任感のある人には向いていると言えるでしょう。

判断力がある人

不動産の鑑定は、資料集めやヒアリング、計算作業などを踏まえて総合的に判断することが求められる仕事です。
そのため、判断力がある人は向いていると言えるでしょう。

また、ヒアリングや評価の説明をする際には、コミュニケーション能力も大事です。

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まとめ

不動産鑑定士とは、不動産の鑑定評価を行う専門職業家で、国家資格の一つです。
不動産鑑定士になるのは大変ですが、無事登録を受けることができれば、様々な場で活躍することができます。

業務内容や試験・実務修習の内容をよく確認して、不動産鑑定士の登録を目指してみてください。

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