不動産テックとは?特徴や注目のサービスをご紹介

不動産テックとは?特徴や注目のサービスをご紹介

大量の書類手続きや対面での顧客対応など、不動産業界の業務はアナログなイメージが強いです。
しかし、近年、デジタル化やコロナ禍、働き方改革などの社会背景から、不動産業界においてもデジタルツールの活用が普及しているのをご存知でしょうか。

この記事では、不動産業界で急速に普及している「不動産テック」についてご紹介します。

不動産テックとは

不動産テックとは、不動産とテクノロジーを合わせた言葉で、テクノロジーを活用して、不動産業界における課題を解決したり、業界の在り方・仕組みに変化を起こしたりすることです。
元々アメリカから始まった不動産テックですが、アジアなど世界中でその取り組みが広がっています。

不動産テックの必要性

近年、日本でも、不動産テックに注目が集まっています。
日本で不動産テックが必要とされる背景をみていきましょう。

人口減少・人材不足

日本社会が抱える問題の一つが、少子高齢化です。
少子高齢化による人口減少の影響は住宅業界にも及んでおり、今後は空き家の増加や新築住宅の減少が続くことが予想されます。
さらに、人口減少に伴う人材不足も深刻化しています。

不動産業界においても、社会の変化に伴いこれらの問題に対処していく必要があります。
不動産テックは、情報共有や業務効率化によって、住宅業界の変化や人材不足への対応に貢献することでしょう。

デジタル化・IT化の遅れ

不動産業界では、デジタル化の遅れが深刻な問題となっています。
この原因のひとつが、宅地建物取引業法です。
この法律により、不動産の契約の際には、宅地建物取引主任者が口頭と書面で重要事項を説明することが義務付けられています。

e-Gov『宅地建物取引業法』

2017年より非対面でのIT重説の運用が始まりましたが、未だデジタル化が遅れているのが現状です。
不動産テックは、アナログが当たり前だった不動産業務のデジタル化を推進する良い手段になることが期待されています。

情報の非対称性

不動産業界では、不動産業者と不動産オーナー・消費者間での情報の非対称性が問題になっています。
通常、双方が取引に関する十分な情報をもっているべきですが、不動産業界では、不動産業者にのみ情報が偏りがちです。

不動産テックを活用することで、関係者全員に質の高い情報共有ができるようになれば、情報不足や非対称性にも対応しやすくなるでしょう。

  • 施工管理システム

不動産テックの種類

ひとえに不動産テックといっても、機能や対応業務などによってさまざまなものに分けることができます。
ここからは、不動産テックの種類についてみていきましょう。

不動産情報メディア

不動産テックの代表例として、物件情報を総合的にまとめたポータルサイトなどの不動産情報を提供するメディアがあります。
また、不動産登記情報の取得や災害データなど、物件以外の不動産に関するデータをまとめたシステムなどもあります。

マッチングサービス

マッチングサービスは、物件所有者と利用者、不動産業者と不動産業界で働きたい人などをマッチングするサービスです。
リクルート、工事の受注、民泊ビジネス、リフォームなど、種類別に特化したものなどがあります。

VR・AR

VR・ARとは、仮想現実・拡張現実のことで、デジタル情報(仮想世界)と現実世界を組み合わせて表示するものです。
不動産業界では、VRによるオンライン内見、ARによる家具配置シミュレーションなどのサービスが普及しています。

IoT

IoTとは、Internet of Thingsの略称で、インターネット接続によってさまざまなモノを繋ぐことです。
不動産業におけるIoTには、不動産の状態を確認するWebカメラやセンサー、入退室管理システムなどがあります。

スペースシェアリング

スペースシェアリングは、空きスペースや使用していない不動産をシェアするサービスです。
不動産を一定期間だけ利用したい人と、不動産を提供したい人をマッチングします。

仲介業務支援

不動産テックのなかには、不動産の仲介業務を支援するものもあります。
例えば、顧客管理営業支援など、煩雑な不動産の仲介業務の効率化に役立つツールです。

管理業務支援

不動産の管理業務を支援するツールもあります。
顧客管理、不動産経営代行、IT重説(非対面での重要事項説明)などが良い例です。

価格可視化・査定

デジタル技術を用いて、不動産価格の可視化や価値を査定するものです。
複数社に不動産価格の査定や見積もりを依頼するサービスなどがあります。

ローン・保証

住宅ローンのシミュレーションを行うサービスです。
不動産取得にかかる複雑なローン契約など、消費者の住宅ローン選びをサポートします。

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ブロックチェーン

ブロックチェーンとは、取引記録を暗号化して処理・記録するものです。
ブロックチェーン技術を利用すれば、データの改ざんや紛失のリスクを少なくし、高いセキュリティ性を保つことが可能になります。

不動産業界では、顧客の情報や不動産など、プライバシーに関わる多くの情報を扱うことから、情報の保護にこのブロックチェーン技術が役立ちます。

クラウドファンディング

クラウドファンディングとは、資金を必要とする人が、インターネット等を通じて、不特定多数の人からの資金提供を募ることです。
不動産業においても、事業のための資金が必要な人と資金提供者をマッチングするクラウドファンディングが行われています。

リフォーム・リノベーション

リフォーム・リノベーションをしたい人向けに、適正な質・価格のリフォーム業者をマッチングさせるサービスです。
不動産テックの導入によって、空き物件やリフォーム物件を最大限に活用できるようになります。

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まとめ

不動産テックとは、不動産とテクノロジーを組み合わせた言葉です。
不動産業界では、人口減少・人材不足やデジタル化の遅れ、情報の非対称性などを解消する手段として、不動産テックへの注目が集まっています。

不動産テックにも、不動産情報メディア、マッチングサービス、AR・VRなど、さまざまな種類があります。
各サービスについてよく調べ、導入を検討してみてください。

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