工程管理ソフトおすすめ14選!建設業向けの選び方や工程表作成ソフトも紹介

工程管理ソフトおすすめ14選!建設業向けの選び方や工程表作成ソフトも紹介

工程管理ソフトを導入することで、業務効率化が図れるため、建設業界で広く使われています。

この記事では、建設業向けの最適な工程管理ソフトを厳選し、業務効率を高めるための工程表作成ソフトも紹介します。

その選び方から実際の活用事例まで幅広く解説しているので、建設業界におけるプロジェクト管理の課題に取り組む方は、ぜひ参考にしてください。

【建設業】工程管理ソフトとは?役割を紹介

工程管理ソフトは、スケジュール、原価、帳票などを管理し、業務の効率化を図るためのソフトウェアです。

建設プロジェクトでは作業やタスクが重なり細かなスケジュール調整が必要なため、従来の紙ベースの管理には限界があります。

そこで、工程管理ソフトを導入することで、プロジェクト全体をデジタルで管理し、進捗状況をリアルタイムで可視化できるようになります。

ここでは、工程管理ソフトの具体的な役割を3つのポイントに分けて説明します。

生産性の向上

工程管理ソフトを使うことで、さまざまな作業を効率的に進めることができます。

工事現場で使用する見積書や図面、指示書、日報などの帳票を紙ではなくデータで管理することで、生産性が向上します。

エクセルでもデータ管理は可能ですが、ソフトを使うとリアルタイムでデータの内容を反映でき、現場別や担当者別にファイルを整理することができます。

このように、工程管理担当者の生産性を大幅に向上させることができます。

納期の厳守

工程管理ソフトを使用すると、工事の進行状況を現場全体で共有できるため、納期を守る意識が高まります。

工程ごとに設定された納期を管理表で確認すれば、予定通りに進まない作業もすぐに把握でき、早急に対処できます。

また、建設業の納期は通常長期間に設定されており、天候や資材の問題などでトラブルが発生することがよくあります。

しかし、これらのトラブルが発生した場合でも、作業計画の見直しが容易になり、納期を守ることができるでしょう。

品質の担保

工程管理ソフトを利用すると、施工手順・施工場所を常に管理できるため、品質を確保できます。

また、無駄な工程を排除し、作業の効率化が図れるため、品質の向上と安定した生産が可能になります。

工事の品質を保つことで、安全で安心な施工現場を実現し、顧客満足度も向上するでしょう。

工程管理ソフト導入によるデメリットは?

工程管理ソフトを導入すると多くのメリットがありますが、計画をしっかり立てずに導入すると期待した成果が得られないことがあります。

そこで、工程管理ソフト導入に伴うデメリットについて説明します。

導入前には、これらのデメリットを理解し、適切な対策を取ることが重要です。

操作に慣れるまで時間がかかる

工程管理ソフトを導入すると、従業員が新しいシステムに慣れるまで時間がかかることがあります。

特に、手作業での管理に慣れている人にとっては、最初は操作が難しく感じるかもしれません。

多機能なソフトは操作が複雑で、全ての機能を使いこなすまでに時間と労力が必要です。

しかし、数週間使い続ければ自然と操作に慣れ、気づけば従来の管理方法より効率が向上するでしょう。

利用料がかかる

工程管理ソフトには、導入コストだけでなく、毎月の利用料や初期費用、オプション費用がかかることがあります。

これらの費用が高額になる場合もあり、予算を超える可能性があります。

そのため、導入前に費用対効果をよく考え、予算と利用者数を明確にしておくことが重要です。

適切なソフトを選び、無駄なコストを抑えるためには、事前に調査して計画を立てる必要があります。

工程管理ソフト導入によるメリットとは?


工程管理ソフトの導入は、建設業界におけるプロジェクト管理の効率化に大いに役立ちます。

近年、デジタル技術の進化に伴い、多くの企業が工程管理ソフトを導入し、その効果を実感しています。

ここでは、工程管理ソフトを導入することで得られる具体的なメリットについて詳しく解説します。

進捗状況がすぐにわかる

工程管理システムを使うと、工事の進捗状況をリアルタイムで確認できます

複数の現場があっても、一つのシステムでそれぞれの進捗を管理できるため、変更や問題が発生した場合でもスムーズに把握して対応できます。

さらに、工事の進捗だけでなく、従業員のスケジュールも管理できるので、全体のスケジュール管理がしやすくなります。

作業効率化によるコスト削減

様々な業務を一つのシステムで管理できるため、作業が効率化します。
工程の詳細を把握して無駄な作業を省くことで、重要な業務に充てる時間を増やせます。

システム上で進捗状況を共有できるので、手間がかからず、少人数でも対応が可能です。
その結果、時間と人件費のコスト削減が実現します。

さらに、スケジュール管理が簡単になるため、計画通りに作業が進み、遅延による追加コストの発生を防ぐことができます。

顧客満足度の向上

工程管理ソフトを導入することで、作業の品質が安定し、プロジェクトがスムーズに進行します。

情報が見える化され、迅速な問題解決が可能となり、プロジェクトの信頼性が向上します。
さらに、無駄な作業を省き必要な作業に集中できるため、品質が安定します。

その結果、納期通りの完成や高品質な成果物を提供できるため、顧客満足度の向上につながります

工程管理ソフトは、顧客との信頼関係を築くための重要なツールとなるでしょう。

スマホやタブレットで管理ができる

工程管理ソフトは、スマホやタブレットでも利用できるため、現場や外出先でもリアルタイムで情報の確認や更新が可能です。

これにより、現場での状況を即座に反映し、問題が発生した際にも迅速に対応できます

どこからでもプロジェクトの進捗を把握できるため、管理業務が効率化されます。
スマホやタブレットを使えば、現場での写真撮影やメモの記録も簡単に行え、情報共有がスムーズになります。

チーム全体の連携が強化され、工程管理の柔軟性とスピードが向上します。

工程表作成ソフトを選ぶポイント


工程表の作成は、工程管理において不可欠な作業ですが、非常に手間がかかるものです。

工程表作成ソフトを使用することで、簡単に工程表を作成できます。
しかし、多くのソフトがある中で、自社に合ったものを選ぶのは簡単ではありません。

そこで、この章では、工程表作成ソフトを選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説します。

利用環境は「パソコンだけ」か「出先も可」か

工程表の利用シーンを想定しましょう。

パソコンで作成し、紙で印刷して現場に持っていくのか、それとも現場でもタブレットなどを使って確認したいのかによって、選ぶべきソフトが異なります。

スマートフォンやタブレットを使用すると、場所を選ばずに工程表にアクセスできます。

現場で工程表の編集や共有が必要な場合は、クラウドソフトが最適です。

外部ツールとの互換性

工事現場では、資料提出にPDFやExcelがよく使われます。

工程表ソフトで作成した工程表をエクセルに変換して、細かなレイアウト変更や外部との共同作業を行うことがあります。

そのため、工程表作成ソフトがこれらの外部ツールと互換性があるかを確認することが重要です。
また、ソフトで作成した工程表を毎回Excelに変換し手作業で調整するのは手間がかかります。

工程表ソフトを選ぶ際には、レイアウトや完成度も注意深くチェックしましょう

横断工程表機能(全体工程表)

現場だけでなく全体的な把握が必要な場合は、横断工程表(全体工程表)の有無を確認しましょう。

横断工程表は、大規模なプロジェクトの詳細な作業を棒グラフで示し、各作業の開始と完了時期を明確に表示します。

この機能は、職人の空き状況や現場監督の進捗状況を把握するのに役立ちます。

全体のスケジュール感を視覚的に把握したい場合は、横断工程表を備えたソフトウェアを導入することで、関係者全員が理解しやすく、共有しやすくなります。

予算

工程表作成ソフトは、価格帯が無料から数万円まで幅広い価格帯のものがあります。

買い切り版のソフトは導入コストが一度だけですが、ほとんどのツールは毎月の利用料が必要です。

会社や現場の予算と工程管理ソフト・アプリの価格を考慮しながら、導入を検討してください。

ただし、工程管理ソフト・アプリを導入することで多くの利益が期待できます。
結果として、人員削減や納期短縮につながり、コストの回収が容易になるでしょう。

細かい機能の違い

工程表ソフトによってできる機能が違います。

自社の課題を洗い出し、必要な機能が備わっているかを確認しましょう。
下記は、工程表ソフトの機能の一例です。

  • 職人さんとの共有機能
  • 職人さんのスケジュール確認機能
  • 雨天や事故による一括スケジュール更新機能
  • 天気予報連携機能
  • 日、週、月表示の切替機能
  • 工程に対して職人や担当者を設定できる機能
  • 工程表マスタ機能
  • 横断工程表機能
  • エクセル出力、PDF発行機能
  • 工程表の予実管理機能

工程表以外の機能の必要性

工程管理以外にも、顧客管理や、原価管理、見積管理などの様々な機能が付いているシステムがあります。

工程管理以外の、建築業に必要な機能がまとめて搭載されているソフトもあります。

施工管理から顧客管理など、複雑になりやすい進捗状況や書類・ファイルを統合することにより、見える化できます。

工程表だけのソフトと比べると費用は高くなりますが、一元で管理できるため、管理コストの削減、作業時間の削減、粗利益の向上が見込めます。

工程管理・工程表作成ソフト厳選おすすめ14選

工程管理ソフトは、工程管理を効率化し、建設プロジェクトの成功に欠かせないツールです。

なお、数多くの中から自社に最適なソフトを選ぶには、備わっている機能が自社のニーズに適しているかどうかを慎重に判断することが重要です。

そこで、工程管理ソフトを厳選して紹介しますので、工程管理ソフトの導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

主要な工程表作成比較表

施工管理システム アイピア

『施工管理システム アイピア』は、建築業に関わる業務が行える一元管理システムです。

アイピアには、顧客管理や案件進捗管理、見積管理、原価管理、発注管理、請求管理などあらゆる機能が備わっています。
工事に関する情報を一括で管理することで、必要な情報をすぐに検索・確認することができ、作業時間の短縮につながります。

主にデータ管理が注目されがちなシステムですが、工程表の作成・管理も誰でも簡単に行うことができます。

  • 全体工程表は絞り込み機能が充実!見たい工程をすぐに確認
  • スケジュールがずれた場合に一括でバーの移動ができる
  • 工程表のテンプレートを準備し、取り込むことができる
  • バーごとに色の変更ができる
  • 業者さんごとに絞込みができ、空き状態の確認ができる
  • PDFまたはエクセル形式でのダウンロードが可能
環境クラウド型
価格初期費用120,000円~ / 月額利用料10,000円~
試用版あり

KANNA

KANNAは建設プロジェクトの施工管理を支援するアプリで、タスク管理、進捗追跡、資料共有、コミュニケーション機能等豊富な機能を利用できます。

現場の写真や図面などをクラウド上に保存しているため、ノートパソコンやスマホがあれば、いつでも最新の現場情報を確認できます。

現場での作業やスケジュールをリアルタイムで把握し、プロジェクト管理を効率化することができます。

初期導入コスト無料でスタートできるため、他社と比べて導入ハードルが低いのも魅力です。

  • 複数現場の統合管理
  • 現場管理
  • 写真機能
  • 資料共有
  • 写真台帳
  • チャット・報告機能
  • 個人カレンダー
環境クラウド型・インストール型
価格お問い合わせ
試用版無料版あり

FineReport

FineReportは、データ入力からBI分析、帳票作成、そして可視化ダッシュボード作成まで、多彩な機能を一元化したデータ活用ツールです。

中国での導入実績が豊富で、国内外を含め15,000社以上の企業が導入しており、世界中の企業で活用されています。

Excelのように扱えるデザインツールとなっており、Excelを使っているような感覚で利用できる点が魅力です。

  • 複数現場の統合管理
  • Web帳票
  • 分析ダッシュボード設計
  • データ入力、モバイル対応
環境クラウド型
価格お問い合わせ
試用版90日間の無料トライアルあり

Smartsheet(スマートシート)

Smartsheet(スマートシート)は、適切な人材、プロセス、情報を 1つのプラットフォームに集めて管理できます。

小さなプロジェクトから大規模のプロセスやポートフォリオ全体に至るまで、柔軟で安全な業務を実現します。

優れたプロジェクト管理機能に加え、業務効率を向上させる機能も充実しています。
豊富なガントチャートやカードビューのテンプレートを提供しており、プロジェクトの規模や状況に応じて柔軟に活用できます。

Smartsheetを導入すれば、ワークフローを自動化し、素早く新しいソリューションを構築できます。

機能は制限されますが、無料ユーザープランもあるので、無料で試してみたい方におすすめです。

  • ガントチャート
  • プロジェクト管理
  • 工数の管理
  • 複数人でのプロジェクト進捗状況の共有
  • ワークフローの自動化
  • リマインダー機能
  • レポートの自動作成
  • Slack、Salesforceなど外部サービスとの連携

環境クラウド型
価格無料 0円/月
プロ 784円〜/月
ビジネス 2,768円〜/月
エンタープライズ 要問い合わせ
プレミア 要問い合わせ
試用版30日間無料トライアルあり

かんたん工程表作成ソフト「工作2プラス」

工作2プラスは、「工程表を簡単に作成したい」というニーズに応えるために開発されました。

バーチャート・ネットワーク工程表を、エクセルなどの表計算ソフトのような簡単な操作で作成でき、修正も簡単です。

表上に工事名称や期間を入力することで、工程表が自動的に出力されます。

また工程表を作成できるだけでなく、工事に使われる実行予算の作成や工程進捗に沿った実行予算・原価の使用状況まで確認できます。

  • 作業日報の入力機能
  • 予定・実績の進捗線描画機能
  • 休暇・長期休暇日の指定

環境インストール型
価格1ライセンス 88,000円(税込)
試用版あり(一部機能制限あり)

工程表作成ソフト「コストナビ工程表」

コストナビ工程表は、簡単なマウス操作だけで作業線を描画できる工程表作成ソフトです。

ネットワーク工程表、バーチャート工程表の作成・編集ができます。

動作が軽く、ネットワーク工程表とバーチャート工程表をワンクリックで切り替えることができる等、体感的な操作感が特長です。

簡単な操作感だけでなく「出来高曲線」「クリティカルパス」「歩掛・投入数・作業量から作業日数計算」など高度な情報も処理できます。

ソフトを購入する「パッケージ版」と、月単位で利用する「サブスクリプション版(メール認証版)」の2種類が提供されています。

「現場作業中の期間だけ利用したい」「忙しい時期にだけ利用したい」という方には、月単位の利用が便利です。
それ以外の方は、パッケージ版の購入が便利です。

  • 全体工程と詳細工程をワンクリックで切り替え
    全体像と工事部位敵の詳細なども1本の線で表示可能
  • 図や写真を張り付けられて見栄えの良い工程表が作成できる
  • 工程の進捗状況を工程表に反映する「進捗管理機能」

環境インストール型
価格パッケージ版90,000円
サブスク版(メール認証型)4,000円/月
(その他閲覧と帳票出力のみの無料版もあり)
試用版なし(キャンペーンを利用して1か月無料が可能)

スケジュール線表エディタ「Project Canvas」

Project Canvasは、工程表の作成や共有に特化したプロジェクト管理ツールです。

工程表だけでなく、ガントチャートにも対応しているため、スケジュールをはじめとしたプロジェクトの進捗状況が一目で分かります。

チームでの作業を想定しており、シンプルで使いやすいデザインなので、誰でも簡単に工程表を作成できます。
さらに、グループ作業を想定して開発されているため、複数人での同時編集が可能です。

  • 目盛の表示単位、縮尺、階層化などが自由に変更できる
  • エクセルなどの表計算ソフトに工程表を埋め込んで、仕様書や計画書の一部として活用できる
  • スケジュールの集中具合を視覚的に表現する「負荷グラフ」機能搭載
    どの時期にどれくらいタスクがたまっているか一目でわかる

環境インストール型
価格ダウンロード版年間ライセンス4,400円(税込)
パッケージ版3年ライセンス12,540円(税込)
試用版あり(画面表示に一部制限あり)

エクセルそっくり超カンタン工程ソフト「工程さん」

工程さんは、令和時代に誕生した新しい工程表作成ソフトです。
現場の声を取り入れており、必要な機能が豊富に揃っています。

オートシェイプ機能を使った図形描画や画面表示など、Excelと同じように操作できるように設計されています。

また、工事現場に合わせて5種類の工程表を作成できるのが特長です。

60日間の無料お試し期間があり、導入前にソフトを試せるのが大きなメリットです。

環境「ファイル版」週間工程表:無料
「インストール版」月間・マスター工程:3,938円
価格12,800円(税抜)/パソコン1台につき
試用版お試し60日間無料

施工管理アプリ「ANDPAD」

ANDPADは、現場の効率化から経営改善まで一元管理できる施工管理アプリです。
テレビCMの効果もあり、建築業界で最も認知されているアプリの一つです。

建築業界出身者が開発したため、写真整理、現場連絡、顧客管理、受発注機能など、施工管理に必要な機能がすべて揃っています。
これにより、施工現場のさまざまな課題を解決できます。

ANDPADは一元管理システムですが、工程表ソフトとしても完成度の高いサービスです。

  • 作成した工程表を業者さんと共有し、更新情報なども通知することで、業務の効率化を図ることができる
  • 天気予報情報をチェックしながら工程表を作成できる
  • 横断工程表あり(複数の工程表を把握することが可能)

その他の機能

  • チャット機能
  • 現場写真、資料管理
  • 営業管理

環境クラウド型
価格要お問い合わせ
試用版要お問い合わせ

その他工程表が作成できるソフト5選

業務効率化に役立つ工程表作成ソフトは、他にも数多くあります。

ここでは、先ほど紹介したソフト以外のおすすめを以下にまとめました。
それぞれの価格や特徴を比較して、自社の工程表作成に役立ててください。

製品名価格特徴
ダンドリワーク 月額19,800円〜工程の均一化が図れ、変更もリアルタイムで反映されるので伝えモレが発生しない
Lychee Redline ・クラウド版 無料〜
・オンプレミス版 月額800円〜 
無料プランがあるクラウド版と、有料プランのみのオンプレミス版が用意されている
Bitrix24 ・クラウド版 無料〜 
・オンプレミス版3,590ドル〜   
ガントチャートやカレンダー、社内イントラネットなどが一か所に集約されている
建て役者月額4,000円〜   ガントチャート形式の日程表を直感的に作成し、アラーム機能で予定の状況を管理できる
みんなでガント.com 3ヶ月1,800円〜 会員登録不要で、チームやグループと共有して利用できるガントチャートを手軽に作成できる

工程管理ソフト導入による事例

工程管理ソフトの導入は、様々な業務上の問題を効果的に解決する手段となります。

この章では、具体的な事例を通じて、工程管理ソフトを導入したことによる改善事例を紹介します。

ケース① 解体工事における工事遅れ

まずは解体工事において発生する工事遅れが改善されたケースを見ていきましょう。

導入背景

以前工事を行った際、人員管理ミスにより経験不足の職人が多く、工事が思うように進みませんでした。
また、管理不足により作業員が誤った解体をしてしまい、補修作業が追加されたことで資材不足を招き、更に工期が遅れる要因となりました。

導入効果

工程管理システムを導入し、人員の管理がしやすくなりました
作業員の経験値に配慮した人員配置や余裕を持った工期設定を行うことができました。
また、工程表の作成・管理・共有もわかりやすいので、新人でも工事手順を把握しやすくなり、格段に作業効率が向上しました

ケース② 雨天による工事遅れ

次に雨天によって発生する工事遅れが改善されたケースを見ていきましょう。

導入背景

外壁塗装の工事を担当した際、梅雨以外の時期に想定外の雨が続き、工事が止まってしまいました。
これにより、大幅な工事遅れとなり、納期に間に合わない事態に。
工程表も作成し直さなければならなくなり、大変でした。

導入効果

工程表システムを導入し、工程表の作成・変更がすごく簡単になりました
雨天によりスケジュールがずれた場合にも、一括で工程のバーの移動ができることがとても魅力的です。
システム上で簡単に管理できることで工事にも余裕が生まれました。

工程表作成ができるエクセルテンプレート

工程表を自社で作成する場合は、テンプレートの活用がおすすめです。
無料のテンプレートも公開されているため、ぜひ参考にしてみてください。

アイピアが提供する無料エクセルテンプレート

工程表 テンプレート

弊社でも無料で、エクセルテンプレートを提供しています。
1ヵ月分の工程を簡単に作成できるシンプルなテンプレートです。

エクセルテンプレート利用するならこちら

Excel Pro 工程表

Excel Pro工程表は、VBA(マクロ)を活用したエクセルテンプレートです。
工程の開始日と終了日を登録するだけで、ガントチャートが表示されます。

あとは工程ごとに日付を登録していくだけで作成完了するシンプルな仕組みです。
工程表種類も1か月・3か月・6か月・12か月が用意されているので、簡易的な工程表なら十分に利用ができます。

  • 1か月・3か月・6か月・12か月工程表が簡単作成
    2か月版が作成できる機能拡張版もあり
  • 工程が月をまたぐ場合にも再計算表示され、作り直しの手間を省略

環境インストール型(エクセルフォーマット)
価格5,000円(税込)
試用版あり(VBAマクロソース非公開、シート保護解除不可)

Red Warrior スケジュール管理表(簡易ガントチャートでの工程管理)

エクセルスケジュール管理表(簡易ガントチャートでの工程管理)は、Trickeyさんが運営する「Red Warrior(3S-HACK!)」という個人ブログで公開されているエクセルテンプレートです。

個人的に作成されたテンプレートであるため利用は自己責任、不具合などトラブルがあっても対応してもらうことができませんが、入力する場所や挙動も分かりやすく非常に使いやすいソフトの一つです。

  • 作業名、開始・終了予定、優先度、ステータス(進捗状況)などシンプルで分かりやすい構造
  • 表示されるカレンダーの基準日をスクロールバーを使って移動できる

環境インストール型(エクセルフォーマット)
価格0円(個人作成のフリーテンプレート)

まとめ

建築業界では、工事の種類や工種の数に応じてさまざまな工程表の作成方法やパターンがあります。
組織によっては長年続けられてきた作成手順があり、新しい方法を導入するハードルは決して低くありません。
現場の課題を把握しながら、現場担当者を段階的に巻き込みながら導入を検討していくのが効果的です。

建築業向けの管理システム「アイピア」

アイピアは建築業に特化したクラウドの一元管理システムです。
外出先でもスマートフォンやタブレットなどで操作が可能で場所を選びません。

  • アイピアの機能

    顧客管理、見積機能、
    原価管理、工程表、出面管理、
    現場写真管理、経営分析など

    アイピアの機能
  • アイピアのミッション

    1. 利益の最大化
    2. 人材の獲得と育成
    3. 事業の持続可能性
  • 導入を検討している
    皆様へのメッセージ

    入を検討している皆様へのメッセージ

    現代の建設業は様々な課題があり、多くの企業が困難に直面しています。アイピアは、システムを通じて、建設業の課題解決に役立つサービスを提供しています。

    利益向上や業務のマニュアル化による教育の負担軽減、正確な経営情報の提供など、課題解決に必要な機能を継続的にリリースしています。
    また、導入後のサポートにも重点を置き、システムを最大限に活用していただけるよう丁寧に対応いたします。

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Aippear(アイピア)

AIPPEAR NET 編集部

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