近年では集客においてもSNSの活用が主流化しつつあります。
しかし、メルマガ配信を通した集客方法も変わらずその効果を発揮しています。
この記事ではメルマガによる集客に関して、メリットや効果的な配信のコツ、登録者を増やす方法について詳しくご説明していきます。
目次
メルマガとは
メルマガとはメールマガジンの略であり、メールアドレスを登録した人に製品やサービスに関する情報を発信し、顧客との関係構築を行う手法です。
ここではメルマガについて、ステップメールとの違いや、DMとの優劣の差をご説明していきます。
ステップメールとの違い
メルマガに関して、「ステップメールとの違いは何か?」という質問がよく聞かれます。
そもそもステップメールとは、自動化されたメール配信システムのことを指しています。
あらかじめ用意しておいたメールを、事前に設定した配信のタイミングや順番に応じて自動的に配信することができるものです。
一見同じようにも思える両者ですが、大きな違いはその目的です。
メルマガが最新の情報をリアルタイムで配信することを目的としているのに対して、ステップメールは登録方法やサービスの利用方法など伝えたい情報を複数回に分け順序立てて配信することを目的としています。
DMとどちらが優れている?
同じくよくメルマガと比較されるものに、DM(ダイレクトメール)があります。
顧客に直接、商品やサービスの宣伝を送付する手段であるDMですが、メルマガとどちらが優れているのでしょうか。
結論から述べると、目的や顧客のニーズに応じて両方を使い分けることでより効果を高めることができます。
例えば、コスト面であると印刷費や送料がかからないメルマガの方が優れていますが、アクセス数の高さではDMの方が上回っていると言われています。
そのため、両者のメリットを活かし、メルマガに反応があった顧客にDMを送付するといった、両方を掛け合わせた施策を用いるのが一番望ましいです。
メルマガの効果
では、メルマガ配信を行うことによってどのような効果が得られるのでしょうか。
メルマガのメリットとデメリットについて、以下で詳しく見ていきましょう。
メリット
まずはメルマガを配信する利点についてご説明します。
メリットについては様々挙げられますが、ここではコストパフォーマンスや購買モチベーションなど4点に絞って解説していきます。
能動的なアクション
メルマガの大きなメリットのひとつは、積極的に顧客に対してアプローチできることです。
自社で何かお得なキャンペーンを行ったり、期間限定のイベントやセミナーを開催する際などに、お客様へ情報を配信することができます。
イベントに合わせてこちらのベストなタイミングで配信することができるため、積極的に顧客の行動を促すことが可能です。
高い費用対効果
費用対効果が高いことも、注目すべきメルマガのメリットです。
先ほどお伝えしたように、DM送付を行うとなると印刷代や郵送費などコストがかさみます。
メルマガ配信であれば、手持ちのメールソフトから配信することも可能です。
メール配信システムを利用する場合でも、基本的には月額利用料のみで済むため、他の施策と比較しても低価格で行うことができます。
購買モチベーションの向上
基本的にメルマガ登録している方々は、その会社の商品やサービスに、程度の差はあれど、興味を抱いている方がほとんどです。
なので、他の広告と比較してもその購買率や成約率はとても高いです。
この点を活かし、定期的にメールを配信することによって、顧客がさらに自社製品に関する理解を深めることができ、親近感や信頼関係の構築に繋がります。
顧客の購買意欲を高めることができるのも、メルマガを利用するうえでの大きなメリットです。
幅広いターゲット層
メルマガ配信の大きな特徴が、アプローチできる人の幅の広さです。
メルマガはメールアドレスを取得している人であれば、誰でも配信することができます。
近年はSNSを利用した顧客へのアプローチ法が主流化しつつありますが、やはりリーチできる年齢層に偏りができてしまうことは避けられません。
SNSアカウントを所持している人よりもメールアドレスを所持している人の方が数が多いため、単純に計算してもより多くの幅広い年齢層がアクセス可能であるのがメルマガです。
集客はどれだけ多くの人にアプローチできるかが重要ですから、メルマガは非常に集客に強みをもった手法であると言えます。
デメリット
メルマガのメリットについてご説明してきましたが、反対にデメリットについてここで見ていきましょう。
作成に時間がかかる
デメリットのひとつ目が、メールの作成に時間がかかってしまうことです。
効果的なメールを作成するためには、タイトルから本文の構成、文字数に至るまで考慮する必要があります。
そのため、ひとつのメールを作成するのに多くの時間を要する場合が多いです。
また、送信したい内容ごとにメールを作成しなければならないため、イベント期間や施策をたくさん打ち出している期間は、メール作成業務に多くの時間を割かなくてはならなくなります。
アイデアが枯渇しやすい
メルマガは配信を継続して行うことによって、よりその効果を高めることができます。
しかしこれは同時に、定期的に配信を行えるだけのアイデアを蓄えておく必要があることを意味しています。
継続的に配信をしていると、次第にネタ切れに悩まされることが頻繁に起こり得ます。
日常的にアイデアを探すことを心掛けたり、アンケートを実施するなどして、アイデアが枯渇しないよう工夫することが必要です。
迷惑メール処理される危険性
メルマガ配信において最も危惧されることが、配信したメールが迷惑メールやスパムメール認識され、処理されてしまうことです。
こうなってしまうと、登録者がわざわざ確認しない限りはメールが読まれることはありません。
配信システムのなかには、このような配信エラーの対策に強みを持ったものがあります。
そうしたシステムを利用して、規制のかかりにくいメールを配信するようにするのもひとつの予防策です。
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メルマガ配信のコツ
メルマガの効果についてご説明してきました。
ここでは実際に多くの人に見てもらえるメールを配信するにはどうすればよいのか、メルマガ配信のコツをご紹介していきます。
ターゲットのセグメント
メールのCVR(コンバージョン率)を高めるためには、配信ターゲットのセグメントが大きな効果を発揮します。
具体的には、登録者の年齢や性別、職業や居住地域、さらには趣味などに応じてターゲットをセグメント化し、それぞれの属性に適したメルマガを配信します。
登録者の属性や関心に合わせたメルマガを配信することによって、開封率をより高めることができます。
また、配信のターゲットが見込み客であるのか、リピート客であるのかといった点からのセグメント化も非常に有効です。
タイトルの工夫
どれだけ的確にセグメントされ、良い内容が書かれたメルマガを配信しても、開封してもらえなければ意味はありません。
開封率を上げるためには、一番最初に目に入るタイトルを工夫する必要があります。
「読んでみたい」と思わせるタイトルにするために、ユニークなタイトルにしてみたり、「○日限定」にように緊急性を感じるタイトルを付けてみたりするなど、こだわれる点はいくつかあります。
試行錯誤しながら、インパクトのある件名を付けれるようにしましょう。
配信時間への気配り
メルマガを配信する時間帯も重要です。
登録者の年齢や職業によって、配信のベストな時間は異なります。
例えば、会社員であれば通勤時間である午前8時、若者であれば帰宅して落ち着く時間帯である午後8時以降、逆に高齢者であれば朝に配信する、というように配信時間を分けるのもポイントです。
ターゲットにする層によって、最適な配信時間は異なるので、自社のメルマガ配信のターゲットをよく分析し、配信時間を考慮することが非常に重要になってきます。
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登録者を増やす方法
高い集客率を得るためには、まずメルマガ配信の登録者を増やすことが必要です。
ここからは登録者を増やす方法を3選、ご紹介いたします。
ブログから登録者を集める
ひとつ目の方法がブログから誘導するものです。
自社のブログを持っていれば、そこにメルマガの登録フォームを置いておくことにより、集客に繋がります。
ブログの読者を増やせれば、さらに登録者を増やしていくことができます。
自社のアピールもできるので、一石二鳥の方法であると言えます。
この方法ではSEOが非常に重要なので、この点を意識しながらブログ運営を行うと良いでしょう。
無料資料の提供
無料で資料のダウンロードをできるようにし、その条件にメルマガの登録を加えるという方法です。
無料というだけで顧客のハードルもかなり下がりますし、メールアドレスを登録するだけなので手軽な印象を与えることも可能です。
資料を求めているということは、自社の製品やサービスに興味を持っていると予想できるので、高い集客効果が期待できます。
SNSの活用
SNSを用いてメルマガ登録を促す方法も効果的です。
例えば、LINEは短い文で気軽に読者にアプローチすることができます。
詳しく知りたい方はメルマガ登録をするように促すことで、普段あまりメールを使用しない方々へのアプローチが可能です。
SNSとメルマガを上手に併用させていくことが、効果的な集客のコツです。
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まとめ
メルマガは一斉送信ができるため、幅広い顧客にアプローチすることができる効果的な集客方法です。
高いコストパフォーマンスや積極的に顧客の購買意欲を高めるアクションを起こせるなど、そのメリットは様々です。
しかし、そもそも開封されなかったり登録者が少なければ期待する効果を得るのは難しいです。
メールのタイトルや内容を工夫したり、配信システムを利用したり、他のSNSと併用させるなど、工夫しながら配信を行うことによって、より効果的な集客が可能です。
これを機にぜひ実践してみてはいかがでしょうか。