従業員の勤怠管理や社会保険の手続きなどいった労務管理は、大変な手間がかかります。
従業員数が多い企業の場合には、労務担当者の負担が大きくなってしまうかもしれません。
近年は、労務管理を効率良く進める手段として、専用のシステムを活用する企業が増えてきました。
そこで、本記事では、労務管理システムの主な機能、導入するメリット、選び方のポイントなどを解説します。
目次
労務管理とは
労務管理は、従業員の労働に関連することを管理する業務のことを指しています。
入社や退職手続き、就業規則や雇用契約書の作成、社会保険や雇用保険の加入手続き、従業員の健康管理や勤怠管理など、さまざまな業務に取り組まなくてはなりません。
労務管理担当者が、ハラスメント防止や女性の活躍推進などといった職場環境の改善業務を担当することもあります。
労務管理システムの機能
労務管理システムには、豊富な機能が搭載されています。
よくある機能は、各種申請や承認機能、Web給与明細機能、マイナンバー管理機能、通知メール機能などです。
給与計算や勤怠管理などに対応した労務管理システムも少なくありません。
自社の業務に合わせて、自由なカスタマイズが可能な労務管理システムもあります。
おすすめ労務管理システム10選!
ここでは、おすすめの労務管理システムを10個ご紹介します。
搭載機能、特徴、利用環境、価格などをよく比較して、自社にマッチしたシステムを選んでみてください。
SmartHR
SmartHRは、株式会社SmartHRが提供するクラウド型人事労務システムです。
特徴 | ・雇用契約や入社手続きがペーパーレスで完結できる ・年末調整やWeb給与明細などの労務手続きのほか、外部サービスとの連携も可能 ・社会保険や雇用保険労務手続きをオンラインで申請できる |
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環境 | クラウド型 |
価格 | お問い合わせ |
体験版 | お問い合わせ |
オフィスステーション労務
オフィスステーション労務は、 株式会社エフアンドエムが提供するクラウド型労務管理システムです。
特徴 | ・従業員1名あたり月額利用料440円!業界最低水準のコスト ・入社や退職や年末調整など人事労務に関わる帳票の作成に対応 ・他社サービス連携やマイページなどの便利な機能を搭載 |
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環境 | クラウド型 |
価格 | ・100名:登録料110,000円、 製品利用料従業員1名あたり440円 、年額利用料528,000円 ・500名:登録料110,000円、 製品利用料従業員1名あたり440円、年額利用料2,640,000円 ・1,000名:登録料110,000円、 製品利用料従業員1名あたり440円、年額利用料5,280,000円 |
体験版 | 体験版あり |
freee人事労務
freee人事労務は、freee株式会社が提供するクラウド人事労務ソフトウエアです。
特徴 | ・勤怠管理、給与計算、入退社手続きなど豊富な機能を搭載 ・最新の法令や税制改正などに自動で対応!情報収集コストが削減できる ・最新セキュリティ技術と高水準のシステム運用体制 |
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環境 | クラウド型 |
価格 | ・ミニマム;月額400円 ・スタンダード:月額800円 |
体験版 | 無料お試し版あり |
ジンジャー
ジンジャーは、jinjer株式会社が提供するクラウド型の人事労務管理システムです。
特徴 | ・組織管理や従業員管理に役立つ機能が揃っている ・項目ごとに権限設定が可能なロール管理機能 ・項目の追加やレイアウト編集など項目カスタマイズが可能 |
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環境 | クラウド型 |
価格 | 月額300円~ |
体験版 | 1ヶ月間の無料トライアル版あり |
ジョブカン労務HR
ジョブカン労務HRは、 株式会社DONUTSが提供するクラウド型の人事労務管理システムです。
特徴 | ・従業員数が5名までなら無料で利用できる ・従業員情報管理や人事情報履歴管理やアラートなど充実の機能 ・メールやチャットや電話などでサポートが受けられる |
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環境 | クラウド型 |
価格 | ・無料プラン:0円 ・有料プラン:400円 |
体験版 | 30日間無料お試し版あり |
クラウドハウス労務
クラウドハウス労務は、株式会社Techouseが提供するセミオーダー型・クラウド業務支援サービスです。
特徴 | ・通信暗号化、保存データ暗号化、バックアップなど万全のセキュリティ体制 ・年末調整やWEB給与明細などにも対応 ・専任スタッフによる導入支援が受けられる |
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環境 | クラウド型 |
価格 | お問い合わせ |
体験版 | お問い合わせ |
HybRid
HybRidは、株式会社CSS-consultingが提供するクラウド型社内申請支援システムです。
特徴 | ・労務コンサルタントが長年の実務経験をもとにして設計 ・回収したい情報項目を自由に設定可能!専用QRコードの発行も可能 ・チャットやメールサポートが無料で利用できる |
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環境 | クラウド型 |
価格 | 標準機能の利用は月額165円~(1人あたり) |
体験版 | お問い合わせ |
HRBrain
HRBrainは、株式会社HRBrainが提供する労務管理システムです。
特徴 | ・誰でも簡単に操作できる!使いやすさを重視したシステム設計 ・スマートフォンやタブレット端末などからも利用可能 ・自社に合わせたオリジナルプランで利用できる |
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環境 | クラウド型 |
価格 | お問い合わせ |
体験版 | 無料トライアル期間あり |
サイダスピープル
サイダスピープルは、株式会社サイダスが提供するタレントマネジメントシステムです。
特徴 | ・柔軟なフロー設定が可能!申請進捗が一目で把握できる ・外部の勤怠や給与システムなどとAPI連携が可能 ・社員からの問い合わせを集約できる社内FAQ機能 |
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環境 | クラウド型 |
価格 | お問い合わせ |
体験版 | デモ版あり |
総務人事奉行クラウド
総務人事奉行クラウドは、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供する総務・人事・労務業務システムです。
特徴 | ・昇給賞与算定や退職金管理などの拡張オプション ・専門家ライセンスを利用して、社会保険労務士に共有可能 ・24時間365日の運用監視やデータ暗号化など安心のセキュリティ体制 |
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環境 | クラウド型 |
価格 | ・iEシステム:月額7,000円 ・iAシステム:月額11,000円 ・iBシステム:月額19,000円 ・iSシステム:月額26,000円 ・iSシステム(社員数拡張):月額96,000円 |
体験版 | 30日間の無料お試し |
人事管理システムに関する記事はこちら
労務管理システムを導入するメリット
労務管理システムを導入することには、以下のようなメリットがあります。
従業員の情報を一元管理できる
紙ベースやエクセルなどで、従業員の情報を保管や管理をしていると、必要な情報にたどり着くのに時間がかかってしまうことがあります。
情報漏洩のリスクも出てくるかもしれません。
労務管理システムを導入すれば、全従業員の情報が一元管理できるため、安全かつ効率的に労務管理業務が行えるようになることでしょう。
システム上で一元管理することで、内部不正や入力ミスなどを防ぎやすくなるというメリットもあります。
書類作成・提出の効率化を実現
電子申請に対応した労務管理システムを活用すれば、各種届け出や書類作成などをシステム上で完結させることが可能です。
各部署に、わざわざ出向く手間がかかりません。
業務の効率化が実現できることでしょう。
ペーパーレス化につながる
労務管理システムを導入すれば、デジタル化が実現できるため、紙の書類が不要になります。
大量の書類のファイリングや保管の手間も省けます。
社内のペーパーレス化や経費削減を目指したい企業にとっては、導入のメリットが大きいかもしれません。
業務管理システムに関する記事はこちら
労務管理システムを選ぶポイント
最後に、労務管理システム選びのポイントを4つ紹介します。
必要な機能が搭載されているか
労務管理システムによって、搭載機能が異なります。
製品の仕様書や公式ホームページなどを確認して、自社が必要としている機能が揃っているかをよく調べておきましょう。
他システムとの連携は可能か
労務管理システムは他のシステムと連携することで、より便利に活用できるようになります。
連携が可能かどうかは、労務管理システムによりけりです。
既存のシステム、これから導入する予定のシステムと、スムーズな連携ができるかも確認しておきましょう。
誰もが使いやすいシステムか
せっかく労務管理システムを導入しても、社員たち使いこなせなければ、無駄になってしまうことでしょう。
導入前にお試し版などを活用して、操作性や画面のわかりやすさなどをよく確認してみてください。
誰もが使いやすいシステムを選ぶのがポイントです。
電子申請に対応しているか
労務管理システムを導入する際には、電子申請に対応しているかも確認しておきましょう。
システム上で電子申請が可能となれば、入社手続きや勤怠情報の提出など、社内で発生するさまざまな申請業務が効率化できます。
関係機関への提出や届け出などもシステム上で対応できるので、年金事務所や役所などへ出向く必要もなくなることでしょう。
勤怠管理システムに関する記事はこちら
勤怠管理も可能!建築・リフォーム業向け管理システム『アイピア』
アイピアは建築業に特化した一元管理システムであり、顧客情報、見積情報、原価情報、発注情報など工事に関する情報を一括で管理できるため、情報集約の手間が削減されます。 さらに、アイピアはクラウドシステム。外出先からでも作成・変更・確認ができます。
アイピアはここが便利!6つのポイント
まとめ
労務管理システムを活用すれば、すべての従業員の情報を一元管理可能です。
申請の電子化やペーパーレス化も実現できるので、効率的に労務管理業務が進められるようになることでしょう。
労務管理システムを導入する際には、必要な機能が揃っているかをよく確認してみてください。
使いやすさ、電子申請への対応の有無、他システムとの連携なども調べたうえで、最適なシステムを選んでみると良いでしょう。
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